今回の工程でかなり完成品に近づいてきました。この間結構な時間を費やして製作に取り組みました。出来れば今年中に完成に漕ぎ着けたいな(^^)
先ず、綺麗に削ったチップをウレタンコート材に尻を下にしてドブ漬け(ディッピング)し、ハンガーに掛けて24時間乾燥させます。ウレタンは空気中の水分を吸って硬化するので、段ボール箱に濡れティッシュを入れて、塵の入らない場所で乾燥させます。これを二度行います。泡が発生し、表面に付かないようにするのが面倒なんです。
この後、乾燥したチップの表面をサンドペーパーで磨き、凸凹のある部分にパテ埋めしてから、再度丁寧に磨き上げます。ここで凸凹があると、完成品に影響が出てしまいます。これを今度は頭を下にして、3回ディッピングを行い、それぞれ24時間乾燥させます。
ここまで来ると表面はツルツル、スベスベで素材・木材の質感は全く感じられませんね。この表面にアルミ箔を貼るのですが、その前にアルミ箔の前処理が必要になります。チップの大きさに合わせて適当に切ったアルミ箔を、平ヤスリの表面に載せ、上から柔らかい布で擦り、平ヤスリの網目模様を付けます。これを表裏3回づつ行います。これにポルトのねじ山を使って、網目を付けるとより良い感じが出ます。
前処理の済んだアルミ箔をルアーの型に合わせて切り抜きます。これをチップの表面に当て曲面を出します。こうすることで接着したときに、隙間なく密着することが出来るんです。接着には木工ボンドを水で薄めて、筆で塗布して行います。こうして乾いたところに、キッチンアルミテープでエラを作って、顔部分に貼ります。端部分にサインを入れたりするとハンドメイドらしさがでるかな?“Waka”って見える?
表面アルミ貼りのほかに、天然アワビシート・着色アワビシートを貼ってみました。これが渓魚の食性、リアクションを刺激するそうなのですが、果たしてどうなんでしょうね?
この後は、再びディッピングに移って行きます。ここまでやっと半分の工程を消化したくらいです。あぁ〜、チョット疲れた(^^;) 今回は一気に進めたなぁ。たくさんの工程があって写真も多いんだけど、四つしか載せられないのでこんなもんですね。 |