3月に入って気付けばもう半ば。
今冬はお天気にも恵まれ、また、直売所はお客様から指名購入いただけたりと、良い流れで畑から動いていっています。
ありがたいことです。
アロマレッドはだんだん認知度が上がってきたように感じられます。あと10日弱ほどで採り終わりとなりそうです。
ちぢみほうれん草は、種を播いた量が多すぎたかもしれません。畑にはまだまだあるのですが、気候が春になってきて、採り終わる前に出せなくなりそうな予感…。 次回はよく考えなくてはいけません。
考える、と、いえば。 一昨日は5年目の3.11でした。 皆様はどのように過ごされましたか? また、5年前はどうでしたか?
私は、入園式を一月後に控えた娘とともに、1才の誕生日を迎えたばかりで隣の部屋で昼寝をしていた息子のもとへ移動し、二人を抱き寄せることしかできませんでした。
すぐに停電になったため、明るいうちにと余震続いていたため、途切れ途切れでガスにかけながら土鍋でご飯を炊いて、毛布や食器を車のなかにうつして…。
事の重大さは翌朝の新聞を見るまで知れずにいました。
1面記事の大きな写真。 え?なに?どういうこと?? 理解ができなくて、夫と呆然と新聞を眺めた時の感情は、未だにきちんと言葉にできません。
計画停電で真っ暗ななかオニギリをかじった日や、ガソリンを入れるための渋滞。
車社会の怖さも、この時に感じました。
それから5年。 娘は、大きな地震だったこと、弟が昼寝をしていたことは覚えていますが、停電のことなどはよく覚えていないようです。 赤ちゃんだった息子は、もちろんなーんにも、覚えていません。
もう5年。まだ5年。
いろいろな想いの方がおられるでしょう。 復興も、できた部分、できない部分とあるでしょう。
震災を忘れない、風化させない。 それは、大人がしていくこと。
こどもたちには… わざわざ辛い記憶を植え付けることはしなくていいはずです。 教訓は伝える必要があります。 けれども、怖かったね、辛かったねと押し付けるものではないはずです。
あなたたちが無事に成長してくれていて、嬉しいと、伝わればそれでいいんじゃないかなと思います。
明後日は、そんな息子の卒園式です。 4月からは、きっとケンカしながら二人でランドセルを背負っていくのを、苦笑いで見おくります。
いよいよ、本格的に「仕事」に向き合う時が来たのだなとも感じます。 昨夜は私たち夫婦の恩師の退任パーティーだったのですが、そこでの先生のお話で改めて感じたこともあります。
こちらの話は、また後日。
三寒四温、春はもうすぐ。 |