表千家 梅月軒 茶道教室
 
下彦間 宇都宮神社(その1)

佐野市下彦間に鎮守する宇都宮神社は 「上野介御支配の節、同地二荒山神社より勧請して宇都宮神社と称す」 と由来する。


つまり元和5年(1619)に宇都宮を領有した後飛び地領である安蘇郡に本領宇都宮の鎮守を分祀したと伝わるものです。


私自身、仕事の都合で下彦間は何度か訪れたことがありましたがこの神社に、このような謂れがあるとは知りませんでした。


そこで改めて、先祖縁の地として伺ってみることに。 社柱には「邨社宇都宮神社」とある。もとは境内にあった駒形神社が鎮守であったと云う。


 わりと新し目な瓦屋根の鳥居から杉林が奥の社殿まで延びていて、なかなか厳かな雰囲気が漂う場所です。 拝殿は権現造銅版葺、朱色の塗料は剥げ落ちてはいるものの二荒山神社を想わせる社殿造りと元和年間に造営されたであろう古さが確認できました。


つづく








2011/07/30 16:13:01|些事ブログ
高林陣屋(その2)
同地は個人宅地内のために長屋門から、北側の土塁部分に
廻ってみました。

すぐ脇には国道が幹線しており、土塁の手前、濠の折れ部分まで
公道沿いのコンクリートの仕切りが迫ってはいるが、紛れもない空堀を前面に配した高土塁が辛うじて形跡を留めていた。

さらに濠づたいに移動してみると景色がひらけて広大な平地へと出た。ちょうど陣屋の西側にあたり、敷地が藪で囲まれているのが覗える。

しかし、城郭遺構自体は北側と西側の一部とはいえ、宅地の周囲にこれほどの規模の城跡が存在するとは予想外でしたし、しばらく見晴るかしてしまいました。

ただ、城館跡については、この旧家が居住しているという事を除けば築城時期や歴史的経緯については諸説あり、不明な部分も少なくないという。







2011/07/27 19:42:00|些事ブログ
高林陣屋(その1)
太田市、高林陣屋は膳所藩分家で8千石の旗本(のち西端藩領分)
本多対馬守家の陣屋跡。

豪農であった富沢家の屋敷を知行所としたもので、当時の
表門と長屋門が遺構として残されている。

失礼して表門を拝見すると、潜り門付きの重厚な四脚門、貴人や領主が赴いた際に
使用されるのが常であって、このように門が平行して2箇所ある場合、普段の通用門には
長屋門を使用していたと推察できる。

手前を通る道路から全体を眺めてみると、表門と道路の間(畑)が不自然に
空いているが、ここに堀があって後世、埋められたのかもしれない。

今は表門まで砂利道で舗装され両脇の畑には梅林が植えられております。

また、この屋敷の北側には今でも濠と土塁が残されているのが
特徴で、屋敷自体が中世城館の跡に構えられたことを伺わせる。
ただし、中世城館から近世陣屋として転用されるにあたっては
その用途改修がされた可能性も考慮すべきで、中世城郭当時の
縄張りの詳細については伺い知ることはできない。


つづく







2011/07/25 22:10:42|些事ブログ
うずまの百鬼夜行

巴波川で新たな夏の風物詩となる「妖怪まつり」とは? 公募で集まった個性的な妖怪のイラストが川沿いを飾っていて、目を楽しませてくれました。 夜には船頭衆の怪談話付のナイトクルージングも舟行するようで、川に吹く涼しい夜風が人を呼びそうだ。 怪談話までとはいかないだろうが、私が中学生のころの話である。 通っていた中学では、夏の夜に「夜間強歩」という学校行事があった。夜間とつくだけあって夜中に行われたのだが、学校からスタートして折り返し地点では寺を通らなければならなかった。 道路から墓地に入り、山門を潜り本堂に至るのだが、、 その山門で左から右へフラ〜と横切る発光体を目撃したことがある。青白く光り、尾びれがついていたことを覚えている。それは左の墓地から右の墓地へと消えていったのだが。。。 あれは、まぎれもなく火の玉であったと後で、一緒に目撃した仲間と話して大騒ぎしたものです。 これが昔、私が体験した夏の不思議な話。 少しは涼しく感じていただけたでしょうか。







2011/07/22 19:52:03|些事ブログ
清涼日和で
台風一過の今日は、肌寒いくらいの天候でした。

都内も午前中、午後を通して涼しく
久々に汗をかくことを忘れるくらいの過ごしやすい陽気。

本日、二度目となる芝増上寺を訪れました。
実は増上寺で取り扱っている「古地図風呂敷」が欲しいと思い
前回に引き続いて来てみたのですが、なんと今回も品切れ。。。
次回の入荷は8月中旬とのことなので、都内の知人に頼むことに
します。

24日には地デジ移行で、その長い役目を終える
東京タワーを、再度本殿越しに修める。

帰りのバスまで時間もありましたし、涼しい陽気なので
浜離宮にでも行こうかと思いましたが、少し方向を変えて
久し振りに銀座を散策することにしました。

和紙を扱う老舗では、うちわ・扇子コーナーに人が
群がり飛ぶように売れていた。これも今年の夏の
風物詩でしょう。

夕方になっても涼風が銀座のビル群に吹いていて
ゆったりとした時間を過ごしました。