表千家 梅月軒 茶道教室
 
2012/10/08 19:00:07|茶事茶会
栃木県芸術祭茶華道展

やっと爽秋を感じられるようになって参りました。


県内において、そんな秋を堪能できる催しのひとつ
が「栃木県芸術祭茶華道展」です。


茶道と華道による”芸術の秋を”知らせる展覧会と
いったところですね。


県庁の県民ロビーを会場に開催され、私が所属する
栃木市茶華道協会も協賛いたしました。


今回、席を担当されるのは表千家、早乙女宗節先生。


私も、私のお社中数名とお手伝いに上がりました。


第ニ席(栃木支部)のブース


”立礼”スタイルで行われる


10時より開催でしたが、40席はあっという間に埋り、この盛況が
15時の最終席(第10回席)まで続きましたよ。

席と呈茶の様子(右、早乙女宗節先生)



早乙女先生お社中による立礼点前


こうして、盛況の内に閉式

大きい茶会では、何かと慌しくなりがちですが、私のところの
お弟子さんたちも、お社中に混じり水屋での裏方をがんばって
くれたおかげで、比較的スムーズに事が運んだ気がいたします。


今月末には、私が席持ちの茶華道協会主催の茶会が控えております。
それなりに準備って大変なのですが、楽しみでもあります。








2012/10/01 19:00:00|些事ブログ
碓氷第三橋梁

涼しくなったのを見計らって、妻と軽井沢のアウトレットへ。


帰りは恒例の碓氷峠から。


そして幾重のカーブを下っていくと、突如として姿を現す「めがね橋」・・・と
ここまでは以前にもブログで書いた際の文章そのままですね。


今回も素通りして帰るのが勿体無いと、旧信越本線碓氷第三橋梁
(通称めがね橋)に立ち寄りました。


前回の記事では、画像フォルダ機能もなく、その迫力が十分にお伝え
できなかったものと思い、改めてアップしてみたいと思います。


重機もない明治25年(1892)建造、未だ120年の幾星霜に耐えている


使用されているレンガの数は実に200万個以上


いつもは、外観だけ見て圧巻されて帰るのですが、今日は橋の上まで
登ってみようということになり・・・


今は、きれいに取り除かれた、かつての旧線路跡


橋上からの碓氷峠のパノラマ


現在は遊歩道となっており、この先いくつか連なるトンネル内も散策可能


何度も言いますが、重機のない明治期にこれだけ堅固な高架橋を完成させた
近代ニッポンの匠の技。土木に携わった者としては、ただただ驚愕するばかり。


最寄には専用の駐車場も完備されていてるので軽井沢に行かれた際は
帰路の高速道路を思い留まってもらいまして、この碓氷峠の「めがね橋」を
ご覧になって帰ってみるのも一興です。








2012/09/26 20:56:00|出張講座
蔵座敷茶道講習E 

「小江戸とちぎ会」さまの茶道講習も、本日が最終日となりました


最終日ということで青木会長はじめ、皆さんお揃いになられたところで
席入りからのお茶会形式で通して行い、総まとめといたします。


これまでに使用の主菓子、提供は山本総本店


一服頂いて、茶器の拝見の様子


最後の方が、亭主のところへ茶器を戻して終了です


はい、皆さんおつかれ様でした。


最後は安堵の歓声が上がりましたね。 


席入りからお茶の頂き方まで受講した皆さんには私の方から
茶道4級の会得を口伝いたしました。


限られた時間にも関わらず、一回一回を真に励んでおられた
皆さんは、とても筋がよかったですよ。


その上達ぶりを傍らで「お茶を教えていてよかったなぁ」なんて
思う瞬間です。


栃木を代表する会として川越や佐原、その他団体とのおもてなし交流に
お役立て下さい。


 


今後のご活躍をお祈り申し上げます。








2012/09/20 9:18:49|些事ブログ
懐かしい風景

久し振りに、趣味の陣屋巡りに出かけてみました。


宇都宮市の東部、市貝町にある「入野家住宅」は国指定の重要文化財です。


このあぜ道の奥、右手の茂みにチラっと覗いているのが入野家表門


道と表門が喰違いに見えるのは、虎口の構えになっているため
中世〜近世の館跡の名残でもある。


表門は茅葺屋根の長屋門でよく残っている


門は閉ざされているため、半周して裏へ廻ってみます


うっそうとした庭園の先に主屋



見学自由のようですが無人で、居るのは私だけ。残暑を惜しむセミの大合唱のみが
人気のない辺りに響いています。


なかなか重厚な茅葺屋根


主屋正面には式台


入野家は郷士であり、旧幕時代は名主を務た旧家。この住宅は
天保12(1841)年、上棟だそうです。


陣屋というよりは民家の趣き。しかし、昔懐かしい日本の原風景ですね。
私が子供の頃は生家の周りにも藪などがあり、この様な民家がまだ残っていました。


このような住宅、一度住んでみたい気もしますが、いろいろ大変でしょうね。
夏は風通しがよさそうですが蚊が多そうですし、逆に冬のことを考えてしまうと
寒そうでもあります。








2012/09/12 19:00:00|出張講座
蔵座敷茶道講習D 干菓子

講習の時間まで少しあったので、下の見世蔵を見せてもらいました。


一階部分は、昔の商家を改装した物産館になっていたのですね。


見上げると当時の梁がすごい。


この梁は赤松を使用していて、上棟から108年経っているとか。


何気なく使っていた蔵座敷が、このような歴史ある建物だったのかと
今更ながら感心。


さて、本日は干菓子を使った講習です。


右にあるのが「落雁(らくがん)」といい、左にあるのは煎餅。


これまでの主菓子とは、また作法が変わります。
切り替えの連続になりますが、要点だけ覚えて行きましょう。


一通り、干菓子でお茶をいただいた後は、前回何度も
折り方を練習頂いた、袱紗を使った茶道具の拝見です。


袱紗を敷いて 棗→茶杓 の順で拝見して回覧板のように
お隣へ回していきます。


この拝見もお茶会には付き物ですから、さわりだけでも 是非体感して
頂ければと思います。


次回はいよいよ最後の茶道講習となります。


これまでの総まとめとして、本番さながらのお茶会形式で
実戦と行きましょう。