表千家 梅月軒 茶道教室
 
2012/11/16 18:13:16|些事ブログ
こんな催しがあります


 栃木市、川越市、香取市佐原、東京都中央区でなる「小江戸サミット」


 今年のホストは川越市だそうです。そこで、こんな催しも開催されるそうです。


 市制90周年を迎え、大いに賑わう川越での大茶会に皆さまも、是非


参加なさってみて下さい。








2012/11/14 19:00:04|些事ブログ
東京駅丸の内駅舎

10月に復元を完了した東京駅丸の内駅舎。


壮観だけでも一見の価値ありの気品ある駅舎


北ドーム部


中央玄関口


3階と屋根がリニューアル部


南ドーム部


東京スカイツリーに次ぐ、新名所といった感じで観光客や丸の内を行き交う人も皆
携帯やカメラでパシャリ。 人盛りにも圧倒されますが、やはり復元された駅舎で
ありながら漂う気品の迫力に見惚れてしまう。


都内での用事も済み、再び東京駅に戻った頃には日も暮れていましたので
夜の姿も写真に収めてみようと、再び中央口へ。


宵にも関わらず、撮影する群集で大賑わい。よく見るとカメラアングルを調節し
撮影に励んでいるのは、私よりも年配者が多く見受けられました。この世代
にとっては、人生の交差点であった東京駅に思い入れがあることでしょう。


南ウイング部


丸の内のビル群とも調和のとれた夜景観


より、幻想的に


皇居から真っ直ぐ延びる正面道から


モダンな内装のドーム内


サクラ・ダ・ファミリアの如く、永らく続いていた丸の内の改修工事も駅舎の完成で
外観工は一区切り、後はこの中央口と八重洲口とを結ぶ連絡通路を通すのみと
いったところ。


しかし、これ、知らない方が見たら駅だとは思わないでしょうね。東京の玄関としては
申し分ない見事なリニューアルでした。


駅いうよりは、宮殿です。私たち日本人は、そこに気品を感じるのかもしれません。
日々、都会的に洗練、変化している丸の内でした。








2012/11/02 19:00:36|茶事茶会
茶華道展

去る28日、栃木市文化会館で開催された茶華道展では
私の社中が表千家の席持ちを担当、お弟子にとっても
”初陣”の茶会でございます。


しかし朝から生憎といっていいほどの雨模様でした


今回、お茶の水にも拘り古峰ヶ原、西大芦の洞窟より湧き水を汲んできて
もらい使用。これで味わいがまろやかに。


花は岩シャジン、藤袴とすすきを生けテーマをどなたにも分かりやすい「秋」に統一


掛け物にも「秋」を醸し出す、三条卿の和歌直筆短冊を合わせ、菓子も
その和歌にちなんだ「月の光」の練切り。よく見るとすすきが月に重なって
いる、そんな景色をデザインしてみました。


 これで秋の風情は準備万端整いました


さぁ、いよいよ本番。これから15時まで計10席を熟して参ります


小江戸とちぎ会の会員方、午後には青木会長にもお越しいただいた


一服頂く姿が、すっかり様になっております。


ムム・・伝来の茶道具も客人方に受けがよく、上々のようで


(当家十代幸内正英愛用の蓋置)


終盤の8席目では、鈴木栃木市長にも来席していただきました


茶碗などに興味を持っていただいたようで何よりです


行き成りのビッグ・ゲストに水屋からも響めきが聞こえましたが、ここは普段の平常心。
市長からも「おいしい」の一言を頂きました。


最終入室時間を少しオーバーの15時過ぎに全10席終了です。


雨の影響もありましたが、約150名の方が当席にお越し下さいました。


茶席の静寂とは逆に、水屋ではレストランの厨房の如く、それぞれが慌しく
動いておりましたが一席一席、粗相も無く熟せたことに安堵いたしました。


初の大寄せ茶会の席持ちということで、気掛かりな一週間を過ごしましたが
私を含め、お弟子たちにも良い勉強になったと、振り返ることが出来ます。


「一所懸命」 


そして今回、お手伝い下さいました早乙女御社中に厚く御礼申し上げます


席持役の機会というのは、なかなか無いことですが、次回あるときは
今回、経験を積んだ、お弟子を筆頭に臨みたいと考えています。


また、そのような茶会に稽古をして出てみたいという新受講生も
随時募集しております。


月謝は頂いておりませんので、興味のある方は是非、お待ちしております。








2012/10/22 18:50:00|宇都宮城址まつり
宇都宮城祉まつり2012

蒼穹の下、恒例となる「宇都宮城祉まつり」に出席して参りました


 この日の市内ではロードレース、県庁で食のイベントも同時開催されており
宇都宮市内はイベントづくし。


暑いぐらいの天候に恵まれて、多くの人出で賑わっておりました


「よみがえれ宇都宮城市民の会」様や市の関係者各位、他家御当主との
一年ぶりの再会。今年は旗本戸田大学家の御当代もお越しになり、こちらは
2年ぶりの再会となりました。


佐藤宇都宮市長(左から2番目)も参列し、日光からの社参行列を迎えます


社参行列一行が入城。今年は330人が行列に参加したとのこと


式典後は野点ブースにて、宇都宮家39代御当主と喫茶で対談


お互い、家歴についての雑談は尽きません。。。


本多家による元和の改修を経て、広大な城郭を有した宇都宮城。
市の関係者からも昭和30年代まで残っていた遺構について惜しむ声
がありましたので、今後の復元事業の方針になればと思います。


来年もまた、皆様にお会いできることを楽しみにしております。








2012/10/15 19:00:52|些事ブログ
アニメ「へうげもの」

大名茶人「古田織部」を題材にしたアニメ 「へうげもの」


損得勘定で動くも、美的センスだけはズバ抜けている織部像が
またおもしろくて、深夜放送にも関わらず観てます。


この日の話では、聚楽第に屋敷と軒を構えることになった
古田織部が、そのヒントを探しに、山城に住む日本一の
”わび数奇者”と利休に紹介された「ノ貫(へちかん)」
という者を訪ねるというもの。


ノ貫の質素で創意工夫したもてなしに感服、茶室造りの極意をノ貫に尋ねる


元は京都の商人であったというノ貫は昔、その財力で自身の茶室も細部にわたり
凝り貫いた茶室に仕上げたという。


 しかし、凝りすぎてしまい逆にうるさく、重くなったと語る。


 「茶の湯というのは、置いてある物で己を現し、客の方はそれを
読み取る遊びでもある」と


 アニメらしく、この様な解説も。凝ってしまった茶室のイメージとして


ところが、凝るという概念を捨てれば・・・これだけ


しかし、織部のイメージはこうらしい・・・


「凝った物ばかりでは趣きを楽しむどころか読み取るのに
疲れてしまう。物も生き様も軽くなければ・・・」


どことなく固執する現代に通ずるものがありますね。


現在茶道も然りで、高価な茶道具ばかりを求めてしまい
その本質を忘れてしまっている気がいたします。


 ”わび”とは”らしく”


「へうげもの」が深夜枠なのが勿体無いですね。
ためになる番組が少ない時代、こういうアニメこそ
家族で見れる時間帯に放送してもいいと思いますけどね。