19日 低温だった一昨日を過ぎ、昨日から気温が上がり始め、既に夏を思わせる気候です。 田植えも進んでアマガエルともう一種類、ごく控えめに鳴きはじめていました。 上人橋から入ると、川が澱んでいて鳥の姿がありません。草の茂った川岸にスズメが時々飛び、ツバメも1羽だけ見ました。 合流点近くで、ホオジロが囀り、カイツブリも1羽、繁殖声をあげていました。 赤津川にはいると、ヒバリが元気で両岸で5羽くらい囀っていて、キジも鳴いていました。 ツバメは少なく時々1羽飛ぶ程度です。 赤津川を遡っている時、どこかでカワセミの声が聞こえたのですが、下る途中、栃木陶器瓦付近で、やっと川を下っていく姿を捉えました。久しぶりのカワセミです。 泉橋付近で、チュウサギ1羽、少し小型で嘴の感じで判断しましたが、あまり自信はありません。 公園では子スズメらしい、小型のものが5、6羽、バラ撒いたように戯れるように歩道に下りていました。それでもスズメは目立つほどは多くない気がします。 公園の川の北側はまだ刈り取られていなくて、イヌムギが一斉に穂を出していました。一画にツバナが白く群れていました。ツバナは渡良瀬遊水地の象徴のようなものだと最近聞いたのを思い出し、ここでも変えようとすれば自然が蘇るのではないか、という昔の夢が蘇りました。 公園の川で、工事の間を縫って、ヤナギの木の下にカイツブリ1羽、セグロセキレイの幼鳥1羽、鳥は居場所を見つけて、こんな小さな水辺に来ているのですね。早く静かな公園の川が戻ってほしいと思います。歩道のサクラの木にコゲラが1羽、これもほっとします。 睦橋から下流はほとんど工事中で、鳥の姿が見えません。一か所で工事の土砂の向こうにカルガモが3羽見えました。5小付近に来て、やっとカワラヒワの囀りが聞こえました。 濃くなっていく緑のなかで、ノバラが咲き、スイカズラもあちこちで香り、胸の弾むような空気が満ち、草むらには名前を知りたくなるような花がたくさん咲いていました。こんな野原を残せないのでしょうか。また昔の夢を見てしまいます。 鳥リスト キジ、カルガモ、カイツブリ、アオサギ、チュウサギ、カワセミ、コゲラ、ハシボソカラス、ハシブトカラス、ヒバリ、ツバメ、ウグイス、ムクドリ、スズメ、セグロセキレイ、ハクセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ、 |