宮澤賢治、風の世界

宮澤賢治の作品を彩る言葉と風を追って宮澤賢治の世界を訪ねよう。 賢治は風という言葉に何を託したか。風を描くためにどんな言葉を選んだか。 賢治は何を求めて風の中に身を置いたのだろう。 そこに少しでも近づきたくてページを埋めていく。
 
永野川2017年11月下旬
 
ビギナー探鳥会のお知らせ
日時:12月23日(土)
集合場所:永野川緑地公園西駐車場
日程:受け付け開始8:40 説明と注意9:00 バード  ウォッチング9:10〜  鳥合わせ10:40 解散11:00
持ち物 :雨具、筆記用具、あれば双眼鏡・図鑑
雨天中止  申込不要
問い合わせ 日本野鳥の会栃木 рO28−625−4051  火・木・金9時〜16時
Eメールwbsj-tochigi@nifty.com
 
28日
トピックス:カワセミ
 公園の東池の土手の丈の高い草に、カワセミ♂が留まりました。横向きで嘴の様子はよく見えたのですが、背中の鮮やかなブルーを見ることが出来ず残念でした。ここは探鳥会の時のスポットです。カワセミは探鳥会参加者の憧れです。しばらくぶりに現れてくれてほっとしました。
 それから大砂橋の手前で、洪水で出来た川の水たまりにカワセミを見つけました。公園の上流なので、川筋を公園まで降りてきてくれる可能性が高いと思います。
 
 曇っていましたが、晴れに向かう予報を信じて9:30ころ出かけました。
 二杉橋から入ると、カルガモが7羽、セグロセキレイ、ハクセキレイが2羽ほど、飛びました。大分中州が出来ていて、探鳥には良い場所になりそうです。
 コガモ:睦橋までの間に、カルガモ8羽、とコガモが3羽、コガモ今季初飛来です。
 カルガモ:帰りに二杉橋の近くに37羽が終結していました。合流点に7羽、13羽、赤津川24羽、かなり大きな群れになってきました。総数84でした。
 カイツブリ:合流点にカルガモに混じって1羽見えました。
 セグロセキレイ:ハクセキレイ・キセキレイ:中州が出来たせいか、セキレイ類が多く見られました。セグロセキレイは公園5羽をはじめとして10羽、ハクセキレイも7羽、キセキレイが睦橋までの間で3羽、高橋付近でも2羽、これはべつ個体のようで、ここではこの数は珍しいことです。。
 キジバト:上人橋のところの電線にキジバトが並んで4羽留まっていました。公園でも3羽、合わせて7羽となり、ここでは多いほうです。
 ダイサギ・アオサギ:ダイサギが合流点に4羽が並んでいましたが、1羽ずつ上流に移動していきました。赤津川では5羽の群れをはじめとして5羽が点在し、民家の屋根の留まっているものが1羽いて、15羽になりました。この頃ダイサギが多く、昨年まで多かったアオサギは少なくて今日は3羽でした。
 シメ:公園のエノキに4羽、大岩橋の河川敷林に2羽、順調に増えています。シメも探鳥会で人気です。
ツグミ:公園のエノキ1羽、対岸のブッシュに2羽、こちらも増えてきました。
 ヒドリガモ:公園の西池では26羽になりました。
 ホオジロ:睦橋付近のブッシュで鳴き声と共に1羽が出てきました。赤津川の岸のブッシュで2羽、こちらも姿をみることができました。
 カワラヒワ:二杉橋から睦橋までの間の川岸のブッシュからで、2羽ずつ3回、ピチピチという声と共に舞い上がりました。公園のワンド跡のブッシュでも同様の声がたくさん聞こえ少なくとも30羽の群れはいたと思います。大岩橋の河川敷で7羽、滝沢ハム付近のサクラ23羽、赤津川で4、6羽、76羽になりました。
 イカルチドリ:公園の中州で2羽、鳴きながら飛びまわっていました。
 コゲラ・シジュウカラ:公園の桜並木に入ると、いつもコゲラの声とシジュウカラの声がします。ゆっくり待てば姿を見られそうです。
 アオジ:睦橋付近の川岸のブッシュで、チチッと鳴くのはおそらくアオジと思われます。
 スズメ:5・5・7・7・9・15・15・70で134羽。赤津川の陶器瓦工場の近くの電線に70羽の群れが留まっていて壮観でした。そこからいなくなった後、少し離れたセイタカアワダチソウの群れの中からたくさんの声が聞こえたのですが、それは70羽が移動したと思います。
 ムクドリ:赤津川沿いの民家の柿の木に17羽が群れていました。田にも7羽が降りていました。
 キジ:公園の中でかなり大きな不思議な声、おそらくキジです。
 
 鳥たちがたくさんいてカウントしきれない感じでした。ヒヨドリ、セキレイ類、スズメなど、上空を飛び去るもののはカウントが間に合わないことが多いのです。まだまだ初心者です。
今まであまり気づきませんでしたが、大平山の紅葉が、黄色とオレンジのグラデーションで美しくなりました。ここにもススキの原がもう少し残っていれば銀色の穂波を見られたでしょう。
 ゲートボールをする人、マラソン練習の中学生、カメラを抱えたお年寄り、笛の練習をする人、たくさんのニーズに応える公園の中で、もう一息、自然観察の場を守ってほしと思います。
 
鳥リスト
キジ、カルガモ、ヒドリガモ、コガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、イカルチドリ、カワセミ、コゲラ、モズ、ハシハボソカラス、ハシブトカラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、スズメ、セグロセキレイ、ハクセキレイ、キセキレイ、ホオジロ、アオジ、ツグミ、カワラヒワ、シメ

 







永野川2017年11月中旬
 
ビギナー探鳥会のお知らせ
 日時:12月23日(土)
集合場所:永野川緑地公園西駐車場
日程:受け付け開始8:40 説明と注意9:00 バードウォッチング9:10〜 鳥合わせ10:40〜 
解散11:00
持ち物 :雨具、筆記用具、あれば双眼鏡・図鑑
雨天中止  申込不要
問い合わせ 日本野鳥の会栃木 рO28−625−4051  火・木・金9時〜16時
Eメールwbsj-tochigi@nifty.com
 

17日
 快晴です。9:30に家を出ました。天気予報を確かめて予定を入れるので、天気には恵まれます。その方が鳥も多いし、体力、視力も荒天では耐えられなくなったのかも知れません。
 二杉橋では、水は相変わらず綺麗でした。第五小の近くの電線に小さめのハシボソカラスが3羽留まっていました。川岸にダイサギが1羽見えました。
今日のトピックス―今季初飛来の鳥たち
 ツグミ:公園の川岸のブッシュで声だけが聞こえました。赤津川の田の近くの電線に1羽、これははっきりと姿が見られました。ちなみに我が家には13日から飛来しています。
 シメ:大岩橋上の河川敷林で、独特の声がして1羽が飛び去るのが見え、目を移すと、もう1羽が樹上に留まっていました。いよいよ冬鳥シーズンです。
 
 セグロセキレイ・ハクセキレイ・キセキレイ
 ハクセキレイが意外と多く、二杉橋〜上人橋までの間に3羽、公園で6羽、9羽になりました。セグロセキレイも多く、上人橋までに7羽、公園などで5羽、12羽でした。公園ではハクセキレイと争う姿も見られました。キセキレイも公園で2羽見らました。
 ウグイス:上人橋近く、大岩橋で地鳴きを2回聞きました。二杉橋近くの岸の樹間を鳴きながら飛ぶ姿も見ることができました。
 ヒドリガモ・カルガモ・マガモ:公園の西池にヒドリガモ9羽になりました。カルガモは赤津川に多く16羽・24羽の群れ、その他合わせて50羽になりました。赤津川の群れの中にマガモ♂1羽が混じっていました。よく確かめましたが、♀はいませんでした。
 ダイサギ:赤津川岸の田に9羽が群れていたほか、そちこち合わせて18羽になりました。今年は多い気がします。
 イカルチドリ:睦橋近くの中州に1羽、公園の中州に2羽、イソシギはいませんでした。
 アオジ:上人橋のブッシュで1羽鳴き声が聞こえました。
 ホオジロ:大岩橋の河川敷林で2カ所、チチチッという声でホオジロとしました。
 カワセミ:赤津川の川岸で、1羽が飛び去った後に川面に近い枝に1羽、30秒くらいで後を追って飛び去ってしまいました。
 スズメ:赤津川のセイタカアワダチソウの中に100羽+の声、川岸の樹木50羽+の群れ、また高橋近く川岸の樹木に30羽の群れがありました。多い日と少ない日とあるようです。
 
 例年の通りヒヨドリジョウゴの実を見つけました。いつもより生育が悪いようですが、また小さな一枝をいただいて、友人にも分けました。体調が悪くて外出できない友人がとても喜んでくれました。繰り返しますが、以前は公園の土手の法面にもたくさんあって、イベントでリースを作ろうとしたこともあるのです。
 もうじきビギナー探鳥会です。どうか鳥がたくさん来てくれますよう。
 
鳥リスト
カルガモ、ヒドリガモ、マガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、イカルチドリ、カワセミ、モズ、ハシハボソカラス,ハシブトカラス、シジュウカラ、ヒヨドリ2、ウグイス、スズメ、セグロセキレイ、ハクセキレイ、キセキレイ、ホオジロ、アオジ、ツグミ、カワラヒワ、シメ

 
 







永野川2017年11上旬

 

6日

雲一つなく風もない探鳥日和です。9時ころ家を出ます。

二杉橋から入りました。川の水はやっと落ち着いて、綺麗に澄んでいました。カワウ1羽、カルガモ12羽、カイツブリ1羽、岸の草むらでホオジロが地鳴き(姿確認)、と多様です。カワウが飛び立って、川面と水平に飛んで行きました。

 二杉橋から睦橋までの間は鳥がたくさんいます。先回と同じ場所で、アオジ2羽、ジョウビタキ1羽、ホオジロ2羽、草むらを飛び交っていました。

上人橋付近でよくホオジロのさえずりが聞こえていて、時季ではないので信じられなかったのですが、水道庁舎の脇の川岸の木の頂上で、囀っていたのは、やはりホオジロでした。

 

今日のトピックスは、

 アカゲラ:大岩橋の北詰の河川敷の枯れ木?で、何か大きな鳥影が有り、慌てて双眼鏡に入れるとアカゲラでした。滅多に見られないので、感激でした。2、3分、幹を叩きながら廻っていて飛び去りましたが、充分見ることができました。やはりここはもっと守られるべき場所だと思います。

 ケリ:赤津川岸の田の少し離れた場所でしたが、一瞬飛んだ15羽の羽が白く輝きました。ケリの季節になったのです。15羽も見られたのは初めてで、渡ってきたばかりなのかも知れません。もっと近くで見たかったのですが、こちらには来てくれませんでした。

 ヒドリガモ:公園の西池に5羽、先日永野川でエクリプスを見ましたが、今度は冬羽になっていました。

 ダイサギ:赤津川の西岸の道路に、ダイサギが10羽群れていました。ダイサギを群れで見るのは珍しいので、よく確かめてみましたが、やはりダイサギでした。10分後に戻ってきた時もまだ動かなかったのですが、そこを通らないわけにはいきません。飛び立ちましたが、すぐ脇の田に降りて群れのままでした。ほかに珍しく橋の欄干に留っている小さめの個体もダイサギでした。今日は全部で15羽になりました。

 カワラヒワ:公園のワンドの上を15羽、5羽、2羽の群れが飛び、大岩橋の河川敷林でも2羽、24羽に会いました。。

 ウグイス地鳴き:二杉橋の川岸と、大岩橋近くの山林で、今季初聞き取れました。

 カワセミ:本当に久しぶりに、セグロセキレイに混じって公園内の中州に降りていました。一瞬で飛び立ってしまいましたが、背中の青がきらめいていました。ビギナー探鳥会にも出てくれるといいのですが。

 

 広葉樹の紅葉が始まりました。葉を落とした木も増えてきました。我が家には、ツグミ、メジロもやってきて、冬本番も間近です。

 

鳥リスト

カルガモ、ヒドリガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、ケリ、イソシギ、カワセミ、アカゲラ、コゲラ、モズ、ハシハボソカラス、ハシブトカラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、ムクドリ、スズメ、セグロセキレイ、ハクセキレイ、ホオジロ、アオジ、カワラヒワ、ジョウビタキ








永野川2017年10月下旬

 

27日

雨がようやく上がって、心地よい探鳥日和となり、計画通り8:40には家を出られました。

二杉橋付近では、まだ水量が多く中州もほとんどなく、少し残った川岸にアオサギが首だけ出していたり、土手に突然キジが現れたりしました。

今日のトピックスは、今季初の鳥たちです。

アオジ:睦橋の少し手前の川岸の草むらでチチチという声がして動きがあり、隙間から一瞬アオジの姿が見えました。周辺に合計5羽、も1羽混じっていました。アオジは自分で発見できた初めての鳥なので、見られると嬉しくなります。

ジョウビタキ:同じ草むらでで鮮やかな色が一瞬ひらめいて、♂1羽確認。ここでは、意外と少なくて早い時期に会えるの珍しいことです。我が家でも一昨日確認したばかりです。

カワラヒワ:公園のワンド跡の草むらで、ピルピルピルという声がして、1羽が丈の高い草の頂でじっとしていました。ピンクの嘴となぜか寡黙に見える顔、久しぶりでした。

カケス:大岩橋上の河川敷林で、一瞬、ヒヨドリ大で、羽に青と白い模様が見える鳥が飛びました。場所からしてカケスだと思います。

ホオジロ:初めてではないのですが、地鳴きの声があちこちで聞こえ、滝沢ハム付近の桜並木ではを確認できました。

カルガモ:数が増えてきました。調整池西に33羽、東に19羽、睦橋付近に23羽など、大きな群れを作り、13羽、9羽、7羽、2羽、5羽、3羽、2羽とあちこちで見え、116羽となりました。回のマガモ、ヒドリガモはいなくなりました。

セキレイ:セグロセキレイが多く、あちこちで12羽、ハクセキレイも公園を中心に6羽、キセキレイも二杉橋〜睦橋で2羽、公園でも1羽、珍しいことです。

イソシギ:キセキレイのいた中州に2羽、ここは重要スポットかも知れません。

シジュウカラ・コゲラ:公園の桜並木の始まりのところにいつもシジュウカラ、コゲラの声がします。今日は2羽見えました。滝沢ハムの桜並木にシジュウカラ3羽、小型でヒガラかと思うものも見えたのですが、鳴き声はやはりシジュウカラでした。

ダイサギ:アオサギ:ダイサギが合流点の堰に横に並んで7羽、公園で頭上を2羽、赤津川で2羽計11羽、アオサギが二杉橋、公園3羽、東池で1羽、高橋で1羽、計5羽、いずれもいつもより多く確認しました。

キジ:二杉橋、大岩橋、赤津川で、いずれも小さめの雄が3羽。

 

カラスウリが鮮やかに色づいて、枯れる前で綺麗でした。今季初めての鳥たちにも会えました。この時間なら冬場でも頑張れば出られそうです。

 

鳥リスト

キジ,カルガモ、カイツブリ、カワウ、アオサギ、ダイサギ、イソシギ、トビ、コゲラ、モズ、ハシボソカラス、ハシブトカラス、カケス,ヒヨドリ、ジョウビタキ、スズメ、セグロセキレイ、ハクセキレイ、キセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ、アオジ








狼森を訪ねて

 9月23日、イーハトーブでの1日の余裕をどう過ごそうか迷った末、小岩井農場に行くことにしました。何度か訪ねてはいますが、生誕100年の年、初めての一人旅、初めての岩手で選んだのが、小岩井農場でした。何も知らず、詩「小岩井農場」の世界に夢中になっていた時代でした。

網張までバスで行ってとんぼ帰りしたり、七ツ森の一つにタクシーで行ったり、今思えば無意味なことをしましたが、そのとき樹木を渡る風が、確かに跛調のリズムで吹いていたのが、とても不思議だったのを覚えています。

幸いホテルでは6:30から食事ができて、早く出られたので、盛岡駅で早いバスに乗ることができ、とても幸いなことに、9:30出発の「狼森賢治ウオーク」に駆け込みで間に合いました。案内してくださったのは自然観察員さんと農場の女性職員さんでした。

牧場の入り口で、初めて気づいたのは、そこに鉄扉ができ施錠されていることでした。案内されるままに、靴の消毒をして、牛舎、レンガサイロ、牧草地に出ている牛たちを眺めて、進みました。

サイロは明治41年と42年に建設された日本で現存する最古のサイロで、昭和56年まで現役で活用されていて、2016年、国の重要文化財に指定されました。

牧草地は、ちょうど端境期で雑草と牧草半々くらいの状況でしたが、その広さは、ほかではなかなか見られないものでした。

どこから見ても大きな岩手山、牧草地、黒々とした狼森が重なって、そこは「狼森と笊森、盗人森」の世界でした。

物語では、岩手山の噴火が収まり、降り積もった灰の上に、草、木々が芽生え、森ができたころ、4人の百姓が家族を連れ、開墾道具を持って、入植します。途中で越えてくる〈東の燧石の山〉は燧堀山(かどほりやま)です。そして周囲の森に、〈「ここへ畑起してもいいかあ。……」〉などと諒解を貰いながら、生活を始めます、これは自然と折り合って生きるべき人間への賢治の主張だと思います。

さて実際の狼森に登ることになりました。「盛岡周辺では、〈森〉は〈山〉だ」という知識はあったものの、ほんとうに傾斜した道を上る〈山〉だったのには、少し驚きました。周囲は松などの常緑樹に混じって広葉樹で満たされ、道はその落ち葉でふかふかで、心配していた膝にも響きませんでした。所々にクマの爪痕などもあり決して侮れない山でした。

もう一つ驚いたのは、頂上には三角点があったことです。標高374メートル、やはり〈山〉でした。そして木々に囲まれた平坦な場所がありました。作品を読んでもイメージできなかった、さらわれた子どもたちと狼がたき火を囲んでいた〈森〉のなかの場所を初めて実感できました。 

そこでミルクの香るお菓子とクロモジのお茶をごちそうになりました。クロモジの葉から作られたお茶はほのかに香り、賢治ゆかり木なのが嬉しいことでした。

また、紙芝居が用意されていて、その上演用の木枠には小岩井農場のマークが焼き印されていました。かつて小岩井農場にあった小学校で使われていたものが保存されていたのだそうです。

さらに女性職員の方が、雫石絣の半天を身につけて「狼森と笊森、盗人森」を朗読してくださいました。衒わない静かな声は雰囲気にピッタリでした。

頭上をすっぽりと覆った木々の隙間から青空が覘き、小さな鳥の声がたくさん聞こえていました。残念ながら確認はできませんでしたが……。

帰りは、ウリハダカエデ、イタヤカエデ、ヒトツバカエデ、ハクウンボクなど、様々な葉の形や、真っ赤に色づいた、ツリバナ、ガマズミなど、木の実の名前も教えていただきながら下山しました。

牧場内の賢治の詩碑の前では、碑の建立時のお話や、除幕式のとき、皆で山に「ここに碑を建ててもいいかあ?」と呼びかけたことなどが話され、「どなたか出席したかたは?」と問われて手を上げ、牛乳で乾杯したことをお話して喜ばれました。今日は2才のお子さんが最年少参加者だ!といわれましたが、ひょっとすると後期高齢者一歩手前の私が最高齢参加者だったかもしれません。

もう小岩井農場を自由に歩くことができないのには失望しましたが、年に一度だけのイベントに参加でき、賢治の時間を共有できたのは、つくづく運がよかったと思います。