宮澤賢治、風の世界

宮澤賢治の作品を彩る言葉と風を追って宮澤賢治の世界を訪ねよう。 賢治は風という言葉に何を託したか。風を描くためにどんな言葉を選んだか。 賢治は何を求めて風の中に身を置いたのだろう。 そこに少しでも近づきたくてページを埋めていく。
 
永野川2018年2月中旬

 

 

風邪が長引いてしまい、上旬の探鳥ができませんでした。

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午後になりましたが、暖かかったので出かけてみました。

相変わらず、永野川の二杉橋付近では、ほとんど水がありません。

少し残った流れに、ダイサギ、アオサギ、イソシギ、セグロセキレイ2羽が歩いていました。アオサギが体を縮めて不自然な格好をしていたのですが、突然その辺りを飛び回り始めました。その後また突然に一声鳴いたと思ったら、もう1羽がどこかから現れ、2羽で飛び去りました。何の意味があるのでしょうか。

水は無いのですが、鳥はよく現れました。睦橋までの間の草むらで、ホオジロが2羽鳴き声と共に現れました。次に藪の隙間から鳥影が見えました。ウグイスが2羽でした。声に頼らず、姿を見られたのはトピックスと言えるかもしれません。

続けてキセキレイ2羽、イカルチドリ2羽、ツグミ1羽、暖かいせいでしょうか。

カワラヒワ:公園のワンド跡で、5羽、対岸のハリエンジュに15羽、大岩橋で12羽、赤津川で7羽、8羽、永野川高橋付近で22羽、5羽で、総数72羽になりました。

カワセミ:公園の倒れた桑の木に、カワセミが留まっていました。少しずんぐりした感じ、あるいは若鳥でしょうか。2、3分で飛び立ってしまいましたが、これもご褒美でした。

エナガ:公園で、声が聞こえましたが見えませんでした。結局、見たのは帰り道の睦橋付近で7羽でした。

カルガモ:公園の東池で31羽、西池で5羽、赤津川で44羽、いつもとは違う場所で80羽でした。

コガモ:こちらもいつもと違う場所、合流点で36羽でした。

ヒドリガモ:しばらくぶりで、公園の東池で9羽、西池で10羽と戻ってきました。

しばらく見かけなかったトビが公園で1羽、赤津川で1羽、ゆっくりと飛び回っていました。暖かな空気が感じられるような飛び方でした。

赤津川もほとんど水が無くて、田にケリが2羽、ちょうど舞い上がって白い模様を見せてくれました。

電線にいたハシボソカラスが、田の畦に向かって飛び下りたのですが、すぐそばにキジがいましたが、逃げるでもなく争うでもなく、これも不思議な関係でした。

 

暖かい空気の中、山の色が、少し笑い始めているようでした。

 

鳥リスト

キジ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、イソシギ、イカルチドリ、ケリ、トビ、カワセミ、モズ、ハシハボソカラス、ハシブトカラス、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、ムクドリ、スズメ、セグロセキレイ、ハクセキレイ、キセキレイ、ツグミ、カワラヒワ、シメ1、ホオジロ

 








永野川2017年1月下旬

 

29日

5、6日続いた冷え込みが少し緩んできました。家族の病気などで遅れてしまい、11:30過ぎたのですが出かけました。

トピックス:大岩橋の河川敷林がまた伐採されました。川沿いの部分は残されていましたが、道沿いの広葉樹がかなり広い範囲で無くなり、下草も刈られてしまいました。洪水も無い今の時期になぜ急ぐ必要があるのでしょうか。今の時期、冬鳥のよりよい中継地となっていたのですが。

それでもそこには、カワラヒワ7羽、エナガ8羽、キジバト1羽を見つけ、その他小鳥の声がたくさん聞こえました。これ以上伐採が広がらないことを祈るばかりです。

二杉付近では、極端に水が減って、現れた中州にツグミ、セグロセキレイ、イカルチドリなどが舞いました。

岸にダイサギが1羽、脚が黄色い個体でした。公園の中で見たもう1羽は脚の黒いものでした。

睦橋近くの岸の草むらで,アオジ1羽、ジョウビタキ1羽が現れました。そこで、もう1羽チッチと鳴いていたのはおそらくホオジロだと思います。近くで猫が狙いの姿勢を取っていたのには困りました。アオジは、もう1羽、公園のワンド跡で現れました。

睦橋の近くで、コガモ119羽、カルガモ6羽、カイツブリ1羽、が群れとなっていました。公園のなかにカルガモ23羽に混じってコガモ3羽がいました。

ハクセキレイは二杉橋〜上人橋までに2羽、公園に5羽、セグロセキレイは二杉橋〜上人橋3羽、公園などに5羽、暖かくなったせいか、多く見られました。

滝沢ハムの林で、カシラダカ1羽、シメ1羽、ホオジロ1羽、しばらく待ってやっと見つけました。

赤津川もほとんど水が無く、ケリ1羽が足下から田の方に飛び、白い綺麗な模様を見せてくれたのが救いでした。あとは、セイタカアワダチソウのなかにスズメ50+を見つけたのみでした。

 

本当は寒さのなかのほうが鳥は多いようですが、寒さには弱くてなかなか出かけられません。体を鍛えたいと思います。

 

鳥リスト

カルガモ、コガモ、カイツブリ、キジバト、アオサギ、ダイサギ、イソシギ、イカルチドリ、ケリ、モズ、ハシハボソカラス、ハシブトカラス、ヒヨドリ、ウグイス、ムクドリ、スズメ、セグロセキレイ、ハクセキレイ、キセキレイ、ツグミ、カワラヒワ、ジョウビタキ、シメ、アオジ、ホオジロ、カシラダカ

 








永野川2017年1月中旬
16日
 11:30過ぎたのですが、いろいろあって今日しか出かけられないので決行しました。
日差しは少ないのですが、風は無くて、歩きやすい日でした。
 トピックスはコチョウゲンボウです。赤津川沿いの田の畦に茶色系の鳥が下りていました。
一瞬ツグミかと思いましたが少し大きく姿勢が違い、また胸まで茶色で前面に縦斑が見え
ました。少し近づいてみると猛禽でした。帰って図鑑を見ると,大きさ、体型、などでは、
コチョウゲンボウの♀幼鳥でした。過眼線など確かめないうち弧を描いて飛び去りましたが、
以前教えていただいたコチョウゲンボウの飛び方に見えました。
 もうひとつはクサシギです。永野川睦橋から高橋の間の中州に、イソシギのように、
歩くとき頭を下げず、脇にくい込み模様の目立たない個体を見つけました。
 飛ばなかったので、尾の状態を捉えられませんでしたが今の時季にいるシギはクサシギだ
けかと思います。以前探鳥会のとき一度確認したことがあります。
イカルチドリ:公園での川の中州で3羽が一緒にすこし縺れて飛び、1羽のみ反対方向に
飛び去りました。
 コガモ・カルガモ・マガモ:睦橋近くで、コガモ71羽・カルガモ25羽・マガモ♂2羽が群れていました。
ここはカモのたまり場となっています。あとは、コガモは赤津川で13羽、カルガモは合流点で16羽でした。
 ツグミ:暖かだったせいかツグミが目立った.公園で5羽、大岩橋の河川敷林で2羽、赤津川で2羽。
 ケリ:コチョウゲンボウの近くでケリが3羽、鳴き声の方を見ると一瞬白い羽を見せて飛びました。
 二杉橋から睦橋までの間は、鳥が多い場所です。セグロセキレイ4羽、キセキレイ1羽、ハクセキレイ2羽、
先のカモたちと一緒にカイツブリもいました。
 カワラヒワの群れが大きくなってきました。
 二杉橋の少し上の西岸の木に17羽が群れてピキピキと鳴いていました。
胸の黄色みがとても目立ったように思いますが、他の特徴はカワラヒワです。
 少し上にいた12羽はあまり黄色くありません。公園のワンド跡に17羽、
3羽、大岩橋の河川敷林に14羽、全部で63羽になりました。
 スズメは滝沢ハムの草むらに30羽、睦橋の近くの木に20羽、
赤津川で9羽、と目視できる数も多く
赤津川河畔の民家の樹木に50羽+でした。
 この頃シメが少なく、滝沢ハムの林で1羽見ただけでした。
 大岩橋の近くの山林でカケスが鳴いていました。確かに鳥のいる風景、貴重だと思うし、好きな場所場所です。
時間に追われたきもしますが、鳥種が豊富で幸せでした。
鳥リスト
カルガモ、コガモ、マガモ、カイツブリ、キジバト、アオサギ、ダイサギ、
イカルチドリ、ケリ、クサシギ1、コチョウゲンボウ、モズ、ハシハボソカラス、
ハシブトカラス、カケス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、ムクドリ、
スズメ、セグロセキレイ、ハクセキレイ、キセキレイ、ツグミ、カワラヒワ、シメ、ホオジロ、アオジ
 







永野川2018年1月上旬

明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします。

 

7日

風も無くよいお天気、9:30に家を出ました。

今日のトピックスは、オオジュリン。一瞬ですが、公園のワンド跡の枯れ草の上に、1羽留ったものがカシラダカよりも大きく尾も長く、久しぶりのオオジュリンでした。

 

二杉橋から入ると、風も無いのに、鳥もあまりいません。セグロセキレイ2・1・2、カワラヒワが1・1・1・9、スズメが3・1・4・3・6・2とぱらぱらと現れます。

ウグイスが地鳴きし、睦橋の少し下でダイサギ、アオサギが1羽ずつでした。

そこに、カワセミが1羽遡っていきました。一瞬のことです。

コガモが群れて75羽、8羽、この頃一カ所で群れています。カルガモは7羽のみ、今日はここだけでした。

高橋までの間での中州で、イカルチドリ2、ツグミが1で、お馴染みの鳥には会えましたが、数は少なくなっています。

公園の中のハリエンジュの大木でで、エナガ12羽、コゲラ1羽、シジュウカラ2羽、コゲラの姿が一瞬見えました。

公園のワンド跡の草むらからは、いろいろな声が聞こえてきます。聞き分けのできない辛い季節になりました。待っていると、カワラヒワ3羽、シジュウカラ3羽見つかりました。草むらの中でチッチという声がしたので、しばらく見ていましたら、草の隙間からホオジロが見えました。

滝沢ハムの方角でトビが1羽、カラスと縺れていました。カラスは怖い物なしなのでしょうか。

公園の池は結氷していて鳥はいませんでした。

大岩橋の河川敷林で、キジの声が二つの方角から聞こえましたが、1羽が飛び出して公園に向かっていきました。

カワラヒワの12羽の群れが飛び、エナガ12羽とシジュウカラの2羽の混群が過ぎました。橋の上から林を見ていたら、ジョウビタキが1羽、林の底を移動していきました。

滝沢ハムの叢林で、チイチイという声がして、珍しくメジロが3羽見えました。

その後もシメが1羽、カシラダカも3羽、次々に飛びました。鳥たちは、日によって群れる場所を変えているのでしょうか。

赤津川で、モズ2羽、スズメが3羽、8羽、いつものセイタカアワダチソウの草むらで100羽+の群れ、サギやカモがほとんど見えませんでした。赤津川はほとんど水がないせいかもしれませんが、何のために堰き止めているのでしょうか。

 

数は少なかったのですが、お馴染みさんがすべて出てくれた感がありました。オオジュリンも再来して、よい年になりそうです。

もう少し観察の日を増やせば、もっと違った風景が見られるのかも知れません。課題です。

 

鳥リスト

キジ、カルガモ、コガモ、カイツブリ、アオサギ、ダイサギ、イカルチドリ、トビ、モズ、ハシボソカラス、ハシブトカラス、シジュウカラ、トビ、コゲラ、ヒヨドリ、エナガ、メジロ、ムクドリ、ジョウビタキ、スズメ、セグロセキレイ、ハクセキレイ、ツグミ、カワラヒワ、シメ、オオジュリン、カシラダカ、ホオジロ








永野川2017年12月下旬

 

23日 永野川緑地公園ビギナー探鳥会

台風で公園が破損して以来、久しぶりの開催です。樹木や中州の状態も変わっています。数日前に来たときは、それなりに鳥種が出ましたが、本番ではどうなのか大変気になるところでした。

でも天気に恵まれ、1時間半ほどのなかに26種の鳥が出てくれました。特に、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイが、間を置かずに現れ、良い比較が出来たと思います。

目玉のカワセミがヨシのてっぺんに留まっていてくれて、おそらく全員がプロミナで見ることが出来たと思います。その後も2度、川を下る姿が見られました。

アオサギ、ダイサギが滝沢ハムの大木のてっぺんに留まってしばらく動かず、珍しい光景を見せてくれました。

私は見損なったのですが、以前見られたヤナギの大木の倒れた辺りでクイナも現れたとのことでした。今後は注意して見たいと思います。

川縁に下りたところで、ほとんど動かずに、コースの半分くらいで予定した鳥が見られて終了しました。

調整池には廻りませんでしたが、ヒドリガモが来てていたので27種になります。

 ビギナーさんが多かったと思いますが、満足して帰ってくれたら嬉しいことです。

  

鳥リスト

カルガモ、ヒドリガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、クイナ、イカルチドリ、イソシギ、トビ、カワセミ、モズ、ハシボソカラス、ハシブトカラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、シメ、ホオジロ、

 

26日 番外 我が家に来たツミ

初めてツミを見ました。ヒヨドリが鳴いて逃げたあと、ヒヨドリ大の鳥が残っていて、少し明るいところに移動してくれたので、よく観察できました。胸の上の方が縦斑で、下の方が横斑で、幼鳥だと思います。

アイリングが綺麗で可愛くて小さくても鋭い嘴があって、やはり猛禽です。

 

28日 永野川赤津川

気温はさほど低くはなかったのですが、やはり10時近くなると風が吹き始め、特に川沿いでは自転車に乗れないほどでした。でも日にちも無いので、なんとかやり通そうと自転車を押しました。でもおかげで、大事な「初めて」に出会いました。

 ヨシガモ:ヒドリガモを探していましたが、カルガモが目立ち、その中に、輝くような緑の頭部を持つカモがいました。マガモではなく緑色の頭部の羽は後ろになびいて光線の加減で様々な色に変化します。ナポレオンの帽子です。以前一度だけ、井頭公園でみたヨシガモでした。3羽もいました。冷たい風で迷ってきたのでしょうか。いつまでいてくれるでしょうか。もう一度見られるでしょうか。がいたのかも知れませんが、帰って見た図鑑のと同じものはいませんでした。もう一度確かめてみたいのですが予定がたちません。

 カシラダカ:大岩橋上流の河川敷林で、足もとの草むらから小さな鳥がたくさん飛び立って、少し離れた樹木に次々に留まりました。双眼鏡で見るとカシラダカでした。今季初、それに、このような数はここでは初めてです。なんとかカウントすると21羽になりました。1羽だけ、眉部分が黄色いもの―おそらくミヤマホオジロ―が見えました。

この河川敷林は、一度、ブルドーザーで均されてしまいましたが、林が復活したのです。ここで、今まで何度も「初めて」を見ました。アトリ・レンジャク・アカゲラ・マヒワ……。この事実を皆が知ってほしいと思います。またブルドーザーをかけるようなことがないように祈ります。

 

 今日は上人橋から赤津川へ先に入りました。

 さくらこども園の庭の樹木に、エナガの声がして7羽が飛び交っていました。賑やかな子どもたちの声にもまけず、集まってくるのですね。 合流点でカワウ1羽が飛びました。

カルガモ:合流点のすぐ上で36羽群れていました。赤津川は、泉橋から上は水が無く、ここに集まっていたのかも知れません。公園の西池に26羽、永野川の睦橋下で28羽、大きな群れが多くなりました。

ヒドリガモ:公園の西池に5羽のみでした。

コガモ:永野川の高橋付近で47羽、ここだけで、大きな群れを作っていました。

イカルチドリ・イソシギ:大岩橋上の中州で1羽、永野川の睦橋下中州に2羽が一緒に走っていました。イソシギもここから上流に飛びました。

ケリ:赤津川のインターに近いところで、水の無くなった川の中を3羽が歩いていました。群れで来たときから1か月以上立ちますが、2羽以上見たのは今日が初めてです。

アオサギ:観測地全体比広がって8羽、赤津川では一目で幼鳥と分る個体にあいました。小ぶりで顔も小さく、帰って図鑑で見た色の特徴も備えていました。

ダイサギ:赤津川で6羽、滝沢ハムの調整池で5羽、公園の池で1羽、以前のように大群は無くなりました。

カワラヒワ:高橋際の民家の大木で13羽、赤津川で9羽の群れが旋回して田の方に飛んだほか、大岩橋上の河川敷林で7羽、公園で3羽、少し増えてきましたが、100羽単位にはなりません。

トビ:久しぶりで赤津川と公園で空を旋回していました。

スズメ:20羽+、100羽+の群れと、永野川岸の草むらで10羽、15羽、数が増えています。

シメ:風にあおられる木に飛び交うのは見つかりにくかったのですが、公園で1羽、3羽。大岩橋でも1羽で5羽になりました。

 

風の中で、自転車が倒れ足り、記録板と用紙が吹き飛んだりして必死の思いでしたが、ヨシガモに会えた嬉しさと、カシラダカとミヤマホオジロが来てくれた嬉しさで帳消しになりました。やはり冬の永野川は面白いことが一杯です。守りたいと思います。

 

鳥リスト

カルガモ、ヒドリガモ、コガモ、ヨシガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、イカルチドリ、イソシギ、ケリ、トビ、モズ、ハシハボソカラス,ハシブトカラス、ヒヨドリ、エナガ、ムクドリ、スズメ、セグロセキレイ、ハクセキレイ、ミヤマホオジロ、カシラダカ、ホオジロ、ツグミ、カワラヒワ、シメ