30日
いろいろ行事が入って前回から15日も空いてしまいました。
9時に家を出ると、快晴の筈なのに薄曇りで、探鳥には暑くもなくて快適でした。
二杉橋では、水は澄んで、季節としては普通の水量で、中州もできていました。
オオヨシキリ:二杉橋のすぐ上の西岸にはヨシが茂っていて、一番下流ですが環境としてはこの辺りが一番よい気もします。ヨシの中で、オオヨシキリのような声が一瞬聞こえました。他に似た声の鳥はいるのでしょうか。「バードリサーチ」さん、「宇都宮で野鳥を楽しもう」さんのお話では、まだ可能性もある、というお話しでした。もしそうなら、この狭いヨシ原?も大切にしなければなりません。
カイツブリ:少し上の川岸に、カイツブリが2羽、ペアのようにも見えました。この辺で営巣してくれればよいのですが、もう、季節としては遅いのでしょう。公園の池には、一面に浮き草が茂り、もうカイツブリはいませんでした。
カワウ:岸辺にカワウがいたのですが、嘴部分の黄色がなぜかとても目立ちました。図鑑には、夏羽という理由しかないので、今まで見落としていたのでしょうか。
キジ:公園のなかで、今日も、いわゆるケーンというキジの声でない、鶏に似た声を時々よく聞きます。今日もしばらく鳴いていました。
赤津川沿いの道路で、まだ色づきが完全でない♂の若鳥が、2,3分もじっとしていて、どうしても通らなければならないので近づくと慌てる様子もなく、草むらに姿を隠しました。それでふと道の反対側の土手を見ると、同じくらいの♂若鳥2羽と、♀の若鳥5羽と幾分大きめの多分母鳥が、土手からこぼれるように、次々に走り出て田を通り越してあぜ道の草むらに向かいました。すると、さっきの若鳥が慌てたように道路を越して飛び出して合流していきました。8羽の若鳥が草むらに消えたあと、母親がゆっくりと最後に消えました。親鳥も大変だなと思います。
ダイサギ・チュウサギ・コサギ:ダイサギは公園の川の中州、池、大岩橋周辺に2羽、滝沢ハムの池3羽、赤津川の田に2羽と分散していました。チュウサギと区別できないものはダイサギに入れました。
チュウサギとはっきり確認できたのは赤津川の田の1羽、嘴の感じで確認しました。コサギは滝沢ハムの池に1羽見えました。
イカルチドリ・イソシギ:公園の池の中州にイカルチドリが1羽。イソシギが2羽で鳴きながら飛来しました。
アオサギ:公園の池には、大抵はアオサギが1羽潜んでいます。その他睦橋付近、大岩橋付近、高橋付近に1羽ずつ分散していました。
セグロセキレイ:睦橋下の河川敷に4羽、公園に4羽、1羽がサクラの樹上で鳴いていました。赤津川と公園の池で1羽ずつ、10羽でした。
ヒヨドリ:高橋付近の民家の屋敷林で5羽、公園、大岩橋で3羽、少しずつ増えています。
シジュウカラ:第五小のサクラの木で1羽声がしました。
オナガ:帰り道の永野川西岸の睦橋を下ったところで、珍しく、オナガ11羽の群れが岸の木に留まり、大平山方向に飛んでいきました。
モズ:高鳴きを見つけようとしましたが、姿が見えたのは上人橋付近の電線のみで、あと5羽は激しい声は聞こえましたが、樹頂には見えませんでした。
カルガモ:二杉橋から睦橋までの間に、3羽、1羽、13羽、池に3羽、赤津川に3,3,1と7羽、滝沢ハム池に4羽、計32羽。コガモなどはまだ飛来していません。
ホオジロ:公園のワンド跡で、地鳴き1羽。
キジバト:永野川の睦橋付近で2羽。
公園に秋咲きのサクラが咲いていました。昨年は返り咲きかと思いましたが、今年は5本全部、小ぶりの花が見事に咲いていました。多くの品種を植えた設計者には感謝します。
今の時期に、アレチウリが一斉に繁茂してしまっていました。でもママコノシリヌグイやノコンギクなど秋の花が咲き始めました。もっと大切にこれらの花を育てて行ければと思います。このところ知らない間に秋が来ている気がします。(先日2日間の旅行なのに、帰ったらキンモクセイの香りが迎えてくれました。)
稲が実っている割合にスズメは少ない気がします。
サクラは葉を落し初めて、もうじき本格的な探鳥シーズンとなります。
鳥リスト
キジ、カルガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ,アオサギ、ダイサギ9、チュウサギ、コサギ、イカルチドリ、イソシギ、モズ、ハシハボソカラス、ハシブトカラス、オナガ、シジュウカラ、ヒヨドリ、オオヨシキリ、スズメ、セグロセキレイ、ホオジロ1