23日 永野川緑地公園ビギナー探鳥会
台風で公園が破損して以来、久しぶりの開催です。樹木や中州の状態も変わっています。数日前に来たときは、それなりに鳥種が出ましたが、本番ではどうなのか大変気になるところでした。
でも天気に恵まれ、1時間半ほどのなかに26種の鳥が出てくれました。特に、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイが、間を置かずに現れ、良い比較が出来たと思います。
目玉のカワセミがヨシのてっぺんに留まっていてくれて、おそらく全員がプロミナで見ることが出来たと思います。その後も2度、川を下る姿が見られました。
アオサギ、ダイサギが滝沢ハムの大木のてっぺんに留まってしばらく動かず、珍しい光景を見せてくれました。
私は見損なったのですが、以前見られたヤナギの大木の倒れた辺りでクイナも現れたとのことでした。今後は注意して見たいと思います。
川縁に下りたところで、ほとんど動かずに、コースの半分くらいで予定した鳥が見られて終了しました。
調整池には廻りませんでしたが、ヒドリガモが来てていたので27種になります。
ビギナーさんが多かったと思いますが、満足して帰ってくれたら嬉しいことです。
鳥リスト
カルガモ、ヒドリガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、クイナ、イカルチドリ、イソシギ、トビ、カワセミ、モズ、ハシボソカラス、ハシブトカラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、シメ、ホオジロ、
26日 番外 我が家に来たツミ
初めてツミを見ました。ヒヨドリが鳴いて逃げたあと、ヒヨドリ大の鳥が残っていて、少し明るいところに移動してくれたので、よく観察できました。胸の上の方が縦斑で、下の方が横斑で、幼鳥だと思います。
アイリングが綺麗で可愛くて小さくても鋭い嘴があって、やはり猛禽です。
28日 永野川赤津川
気温はさほど低くはなかったのですが、やはり10時近くなると風が吹き始め、特に川沿いでは自転車に乗れないほどでした。でも日にちも無いので、なんとかやり通そうと自転車を押しました。でもおかげで、大事な「初めて」に出会いました。
ヨシガモ:ヒドリガモを探していましたが、カルガモが目立ち、その中に、輝くような緑の頭部を持つカモがいました。マガモではなく緑色の頭部の羽は後ろになびいて光線の加減で様々な色に変化します。ナポレオンの帽子です。以前一度だけ、井頭公園でみたヨシガモ♂でした。3羽もいました。冷たい風で迷ってきたのでしょうか。いつまでいてくれるでしょうか。もう一度見られるでしょうか。♀がいたのかも知れませんが、帰って見た図鑑の♀と同じものはいませんでした。もう一度確かめてみたいのですが予定がたちません。
カシラダカ:大岩橋上流の河川敷林で、足もとの草むらから小さな鳥がたくさん飛び立って、少し離れた樹木に次々に留まりました。双眼鏡で見るとカシラダカでした。今季初、それに、このような数はここでは初めてです。なんとかカウントすると21羽になりました。1羽だけ、眉部分が黄色いもの―おそらくミヤマホオジロ―が見えました。
この河川敷林は、一度、ブルドーザーで均されてしまいましたが、林が復活したのです。ここで、今まで何度も「初めて」を見ました。アトリ・レンジャク・アカゲラ・マヒワ……。この事実を皆が知ってほしいと思います。またブルドーザーをかけるようなことがないように祈ります。
今日は上人橋から赤津川へ先に入りました。
さくらこども園の庭の樹木に、エナガの声がして7羽が飛び交っていました。賑やかな子どもたちの声にもまけず、集まってくるのですね。 合流点でカワウ1羽が飛びました。
カルガモ:合流点のすぐ上で36羽群れていました。赤津川は、泉橋から上は水が無く、ここに集まっていたのかも知れません。公園の西池に26羽、永野川の睦橋下で28羽、大きな群れが多くなりました。
ヒドリガモ:公園の西池に5羽のみでした。
コガモ:永野川の高橋付近で47羽、ここだけで、大きな群れを作っていました。
イカルチドリ・イソシギ:大岩橋上の中州で1羽、永野川の睦橋下中州に2羽が一緒に走っていました。イソシギもここから上流に飛びました。
ケリ:赤津川のインターに近いところで、水の無くなった川の中を3羽が歩いていました。群れで来たときから1か月以上立ちますが、2羽以上見たのは今日が初めてです。
アオサギ:観測地全体比広がって8羽、赤津川では一目で幼鳥と分る個体にあいました。小ぶりで顔も小さく、帰って図鑑で見た色の特徴も備えていました。
ダイサギ:赤津川で6羽、滝沢ハムの調整池で5羽、公園の池で1羽、以前のように大群は無くなりました。
カワラヒワ:高橋際の民家の大木で13羽、赤津川で9羽の群れが旋回して田の方に飛んだほか、大岩橋上の河川敷林で7羽、公園で3羽、少し増えてきましたが、100羽単位にはなりません。
トビ:久しぶりで赤津川と公園で空を旋回していました。
スズメ:20羽+、100羽+の群れと、永野川岸の草むらで10羽、15羽、数が増えています。
シメ:風にあおられる木に飛び交うのは見つかりにくかったのですが、公園で1羽、3羽。大岩橋でも1羽で5羽になりました。
風の中で、自転車が倒れ足り、記録板と用紙が吹き飛んだりして必死の思いでしたが、ヨシガモに会えた嬉しさと、カシラダカとミヤマホオジロが来てくれた嬉しさで帳消しになりました。やはり冬の永野川は面白いことが一杯です。守りたいと思います。
鳥リスト
カルガモ、ヒドリガモ、コガモ、ヨシガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、イカルチドリ、イソシギ、ケリ、トビ、モズ、ハシハボソカラス,ハシブトカラス、ヒヨドリ、エナガ、ムクドリ、スズメ、セグロセキレイ、ハクセキレイ、ミヤマホオジロ、カシラダカ、ホオジロ、ツグミ、カワラヒワ、シメ