28日
諸事情が重なり、先回から時がたってしまいました。時間も遅くなりましたが、期限ギリギリなので、12:40ころでかけました。
薄曇りですが、気温は高く、気づけばもう風は南から吹いています。
上人橋から赤津川へ入りました。上人橋の付近もほとんど水が無くなって、いくらかの水たまりに、ダイサギが2羽見えました。
合流点までの間の川岸の草むらでガサガサという音と共にキジ♂が現れました。また少し行くとキジが出てきました。その後も、赤津川川岸の草むらで、2羽の♂が一緒にいたり、公園の草むら、大岩橋の河川敷林でも1羽と、計6羽も現れました。キジが少なくなったと、ここを歩いている人がよく嘆いていましたので、少しほっとした気分です。
この場所では、カワラヒワが1羽丈の高い草に留まっていたのを始め、スズメ30+、アオジ2羽、ホオジロ3羽、ツグミ2羽、河原にセグロセキレイ1羽、ムクドリ7羽、記録できました。かつては、ここでアオジの群れや、カシラダカの群れを見たところでした。鳥の数が減った落胆と共に足が遠のき、いつも帰り道となって見過ごしてしまっているものもあるのかも知れません。
赤津川に入って泉橋までの間は、水が澱んでいて、カルガモ13羽・12羽・4羽・4羽と姿を見せました。次にカルガモが現れたのは、公園の東池で21羽、西池で7羽でした。
コガモも泉橋下で2羽・3羽・7羽、滝沢ハムの調整池に、はっきりと全部は見えなかったのですが、15羽+来ていました。ヒドリガモも公園の池に2羽ずつ4羽でした。水が無くている場所がないのでしょう。
合流点付近で、上空に猛禽が1羽現ました。一瞬トビか、と思いましたが、小さめで尾が長く、下面しか見えませんでしたが、羽が膨らんだ感じ、カラスくらいの大きさなどから、オオタカだと思います。
赤津川も水が全くなく川底まで乾いています。
川岸の草むらからキジバトが3羽飛び立ち、その後、一瞬遅れて、腹まで充分伸びきった猫の見事なジャンプが見えました。この辺りは近頃野良猫が多く問題なのですが、こういう情景はなんとも愉快です。
今日はキジバトが多く、公園にも3羽、大岩橋の河川敷林でも4羽・10羽、滝沢ハム付近でも2羽・2羽と24羽となりました。この辺では滅多に10羽の群れは見えません。
大岩橋の山林で、カケスの鳴き声を聞きました。3羽くらいいる様です。姿を見られないのが残念でした。
公園の川もまったく水が無く、乾いた砂利がむき出しです。ただワンド跡の草むらで、エナガ6羽が、次々と草の茎を渡っていきました。滝沢ハムの草むらにも4羽、すぐ目の前に留まってくれて、充分楽しめました。まったく逆のいい方ですが図鑑を再現したようでした。
永野川の上人橋から二杉橋までも、ほとんど水がありません。アオサギ3羽、セグロセキレイ3羽、ダイサギ、ツグミなどがちらほらと見えただけでした。
水が無い川はなんとも淋しい風景です。ここは伏流水の川なのでしかたないのですが、この渇水状態は初めての気がします。川―水があるからこそ、生物の生きる糧を生み、命がはぐくまれるのですが。
しばらく行かないうちに、オオイヌノフグリが咲きそろっていましたが、何か淋しいのは、元気がないせいです。昨年はなぜか?と思うほど咲いていた菜の花もまだ小さく、蕾が地面に張り付いている感じです。雨の少なさのせいもあるでしょうが、必要以上の刈り込みや除草剤のせいではないでしょうか。
公園の方角から見た滝沢ハムのクヌギ林はすっかり葉を落として、日差しを浴び明るく、鳥がいれば見つけられそうでした。鳥も明るく危険なところにはなかなか出てこないのかも知れません。
体調も戻り、少し過ごしやすい季節にもなったので、もう少し時間をかけて鳥をみたいと思います。
鳥リスト
キジ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、モズ、ハシハボソカラス、ハシブトカラス、カケス、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、ムクドリ、スズメ、セグロセキレイ、ハクセキレイ、ツグミ、カワラヒワ、シメ、ホオジロ、アオジ