4月6日、永野川緑地公園のソメイヨシノ、強風にもめげず満開です。
この公園は、カワヅザクラを皮切りに数種のサクラを楽しめる都市
型公園であると同時に周囲の里山の自然の中で、たくさんの生物に出
会うことができます。
6日
よく晴れて暖かかったので、9:00ころ出かけましたが、途中で風が出てきました。
二杉橋では水が涸れ、水たまりにカルガモ3羽、ウグイスの声も、いつもより少なくて、弱いようでした。比較的大きなキジバトが砂地を歩いていました。睦橋付近では少し水量があり、セグロセキレイ2羽、岸の草むらでホオジロが地鳴きしていました。
上人橋の上から下の河川敷の草むらを見ると一瞬アオジ3羽が出てきたのですが、すぐ草むらに隠れてしまいました。少量の水があるので、ダイサギ1羽、アオサギ1羽が見えました。
川の中頃で、川を飛び越して対岸に留まったもの.双眼鏡に入れるとシメでした。このごろ数が少なくなり、今日はここのみでしたが、シメを見るとなぜか嬉しくなります。
公園の池ではヒドリガモ33羽集結していました。中に少し頭が大きくナポレオンの帽子状の鳥が見えました。三列風切りが垂れているのが目立ちヨシガモと思えるのですが、光線の加減か、頭から全体に黒っぽくみえました。今季始めに、ここでヒドリガモと一緒に見たことがありますから、恐らくヨシガモと思います。
カイツブリも1羽見えました。またここで繁殖してくれるといいのですが。
公園の岸の草むらから、アオジの囀りに似た声を聞きました。少し不規則でしたが、フェイスブック上で聞いた声に似ていました。
草むらでは他の地鳴きの声も聞こえるのですが、強風のため現れてくれず確認できません。
上空をツバメが1羽よぎりました。今季初です。その後赤津川に入って、2羽、3羽と飛び交い総計6羽、3月末に友人の見た群れは散ってしまったようです。
大岩橋上の山林のへりでメジロの囀りが聞こえました。ここでは以前にもメジロに会いました。
赤津川は水量があり、コガモ2羽、ハクセキレイ2羽、ヒバリが2カ所で囀りました。一つ目の橋まで行ったのですが、強い西風が体の側面から吹き、道路から落ちそうな危険を感じたので引き返し始めたとき、川岸の草むらで、チッチという声がしてカワセミが動きました。10秒くらい近くを移動していて、青い背中が風の中で輝いていました。これをご褒美に今日は帰ることにしました。
7日
日差しは幾分少ないのですが、風もなく暖かでした。10:00になりましたが出かけ、上人橋から赤津川に入りました。
田んぼにツグミがじっと動かずにいました。余り動かないので人工物かと思いましたが、双眼鏡では、ツグミでした。
昨日と同じ辺りで、カワセミが遡っていき、少しして下ってきました。また遡って行く個体があり、3羽としたい気分ですが2羽にしました。
ヒバリがいつもの所より少し上流でも囀っていました。
水のある所ではカルガモが2羽の単位でいることが多く計7羽となりました。カイツブリも2羽、ここでも繁殖するかも知れません。
いくらか民家のある辺りで、一瞬腰の白さを目立たせてイワツバメが飛びました。この時季に観察できるのは久しぶりです。見ていると3羽となりました。どうも橋桁に巣があるようですが、民家の前でゆっくり観察できませんでした。ツバメの姿は2羽と、目立ちませんでした。
後にバードリサーチのお話では、宇都宮ではヒメアマツバメが観察されたとのことです。つい「いないもの」として行き過ぎてしまいますが、よく確かめなければならないと思いました。今日見た個体は、確か腹部が白かったので、イワツバメだと思いますが、一瞬の記憶で、何か羽の形が違う個体がいたような気がします。
少し上流で、バン1羽、額板が見事に朱色になっていました。昨年からいた個体が成鳥となったのかも知れません。
鳥リスト
キジ、カイツブリ、ヒドリガモ、カルガモ、コガモ、ヨシガモ,キジバト、アオサギ、ダイサギ、カワセミ、バン、ハシボソカラス、ハシブトカラス、シジュウカラ、ヒバリ、ツバメ、イワツバメ、ウグイス、メジロ、ヒヨドリ、ムクドリ、ツグミ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、シメ、ホオジロ、アオジ
追記
4月5日の朝日新聞「天声人語」に、巴波川でのセイヨウアブラナへの取り組みの記事が載りました。今の野生の菜の花はほとんど外来種セイヨウアブラナで、ダイコンのような根があり、それに寄生した虫を餌にモグラが増えて土手を崩しているということです。国交省利根川上流河川事務所では、撲滅のために少しずつアブラナを刈って実験、3年目になるということでした。
永野川でも、平成27(2015)年の洪水の翌年から、一面に土手を覆おう菜の花が現れススキやヨシも駆逐された感じで、美しいというよりは少し不気味でした。
このところ永野川では菜の花は減って、雑草に覆われ、場所によっては土が露出している感もあります。もしかして、除草剤を使って悪影響が出たのではないでしょうか。
山村暮鳥「風景」の〈いちめんのなのはな……〉の風景は、野生ではなく栽培されたアブラナでしょう。私が覚えているのは高崎線の沿線の田んぼに広がる風景です。
アブラナから取れる菜種は、貴重な菜種油の原料で、農家にとっては大きな収入源でもあったといいます。
やはり土手に咲く菜の花の風景は異常だったのか、と淋しい気がします。