7月1日
6月下旬は、雨や雑用に祟られて、ついに出かけられず、7月1日にやっと雨の落ちない日が来ました。
5:30頃出かけました。時折、霧が体にかかることもありましたが、大平山の霧は薄く、少しずつあがっているような感じでした。
今日のトピックスはヒナたち。
公園に入ったところの芝生で、カルガモが2羽、成鳥ではなく幾分小さめ、何か慌てたように飛びさりました。
公園の川辺で、散歩中の犬が吠え、川の中で一瞬逃げるカルガモの群れに気づきました。確かにまだ小さなヒナが8羽と親鳥1羽、慌てて水中に生えたツルヨシの影に隠れて、それ以後見えませんでした。でも今季初のカモヒナです。
公園に行ってみると、カイツブリ1羽いて、何か膨れている感じでした。よく見ると小さな赤い嘴が見えて、すっぽり羽の中に背負われているのが分りました。何羽いるのか、見えやすい状態になるまで待ちました。結局1羽のみでしたが、先回の時はヒナを見落としていたのです。1羽ですが、今年も繁殖できたのです。とても嬉しくなりました。
少しして親の背中から下りたヒナは、しきりに親に鳴きかけているようでした。写真に撮りたい2ショットでしたが、うまく行きませんでした。でもこの目で見ることが1番と思い、暫く見続けていました。
赤津川では、道路をヨチヨチ?と歩く、コスズメ11羽の群れがいて、やはりシーズンなのだな、と思います。
公園の電線に6羽が並んで停まっているツバメも、自立したばかりのヒナでした。
もう一つのトピックス、猛禽たち。
大岩橋の山林に向かって、カラスより小さめか、と思う鳥が、しきりに羽ばたきながら消えて行きました。尾は細く、体は白っぽく見え、大きさなどからオオタカだと思いましたが、遠くて一瞬の鳥の情景を正確に判断が出来ないのは悔しいことです。
もう一つ、赤津川の田んぼの民家の近くの電線に、確かに猛禽と思われるものが停まっていました。トビはよくいる場所ですが、トビよりは小さめで、毛並みが、ばさついてい感じです。近くに寄ってみると、顔も違っています。飛ぶ姿を見たいと待っていたら、尾羽はトビのようにはっきりしたバチではなくばさばさしていました。やはりノスリです。
バードリサーチのお話では今年はノスリが増えていて、身近な田畑や、広場などでも見つかるということでした。
久しぶりで二杉橋から入りましたが、このところの雨で、水は濁ってはいないのですが量は増えて中州は全くありません。
ウグイスが変わらず鳴いていましたが、「谷渡り」が増えています。
睦橋手前で、草むらをよぎってホオジロ大の鳥が飛び、すぐ草むらに隠れてしまいました。喉が黒かった気がしましたが、この時期で該当する鳥は思いつかないので、ホオジロとしました。
ハクセキレイが2羽、透明な感じの声で鳴いて飛びました。
上空をアオサギが単体で3度、2羽で1度北へ飛びました。公園では上空をゴイサギ2羽、3羽、ダイサギは2羽、上空を行き、カワウが水辺をかすめて下っていきました。
上人橋付近で山からコジュケイの声が聞こえました。どこまで登れば見えるのでしょう。
公園のワンドで、飛翔する鳥がいて、よく見るとモズでした。その後も2度飛び、赤津川でも電線に留まるものがいて、今日は4羽、暫くぶりの数のように思えます。
公園の芝生と川をセグロセキレイが行き来しながら5羽、これも久しぶり、中州がないので、行き所を失っているようです。
二杉橋のすぐ上の西岸の草が20メートルばかりくっきりと刈り取られて、水辺のヨシもなくなっていました。その上は水辺までヨシが覆っていますが、ここも刈り取るのでしょうか。ここはこの辺でも最も自然の残っている場所で、少し上には恐らくカワセミが営巣する場所があるのですが。
茶色かった公園のイヌムギは刈り取られていました。刈り跡を見れば根まで茶色に枯れていて、やはり除草剤によるものだと思いました。結局刈るのならなぜ除草剤なのでしょう。
滝沢ハムの近くのヨシ原にも除草剤を撒いたようで、ヨシ、ススキに除草剤は効かず、先だけが茶色くなっています。背の高い草は、ただ一時汚くなるだけなのに、怒りが湧きます。
アカツメクサの花穂などがすべて黒くなっているのも見苦しいです。ツメクサの花を除草剤で枯らしても、来年は又生えてくるものだし、そのままでも決して見苦しいものではありません。それまでのあいだ、なぜ自然のままにしておけないのでしょうか。
川辺のヨシはようやく延びてきていますが、まだヨシキリは来ていません。
工業高校と公園の境に、大きなネムノキが花をたくさんつけていました。20年近く通っているのに初めて見つけました。ヤブカンゾウが咲き、キリギリスも鳴き始め、もう夏の向こうの秋が始まっているのかも知れません。
鳥リスト
コジュケイ、キジ、カワウ、カイツブリ、キジバト、カルガモ、ダイサギ、アオサギ、ゴイサギ、オオタカ、ノスリ、モズ、ハシボソカラス、ハシブトカラス、オナガ、ヒバリ、ツバメ、ウグイス、ヒヨドリ、モズ,スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ホオジロ、