宮澤賢治、風の世界

宮澤賢治の作品を彩る言葉と風を追って宮澤賢治の世界を訪ねよう。 賢治は風という言葉に何を託したか。風を描くためにどんな言葉を選んだか。 賢治は何を求めて風の中に身を置いたのだろう。 そこに少しでも近づきたくてページを埋めていく。
 
永野川2020年2月下旬
25日 10:00〜12:00
 薄曇りでしたが風もなく動きやすい日でした。二杉橋から入りました。
鳥種別に記します。
ウグイス
 今季初の囀りが聞けました。
 一瞬でしたが東岸からウグイスの囀りが聞こえました。とても拙い声でした。もう?という思いで少し立ち止まると、まだ弱々しいけれど、はっきりとしたウグイスの囀りでした。
 その後、上人橋ちかく、水道庁舎前の民家のヤブで、今度はもっとはっきりした囀りが聞こえました。季節が変わる印です。
ヒバリ
 季節の変わりといえば、赤津川の田で、中旬に初めて聞いたヒバリが今度は東岸の田んぼで囀っていました。定着です。
 
アカゲラ
 こちらはこの辺では冬鳥です。冬の初めに1度見られればよい方ですが、今季は3度目です。
 合流点の河川敷林で、雑木に動く黒い鳥を見つけました。この大きさの黒い鳥はあまりいないので少し見ていると腹部が赤いのに気づきました。この時期に見るのは初めてです。枝の一部分を夢中で突いていて、枝を廻るように逆さに留まったり、長い時間見られました。突いているのは木の瘤のように見えましたが、確認出来ませんでした。帰りにも見たかったのですが、もういませんでした。
ケリ
 赤津川西岸の田んぼ2羽来ていました。体定位置です。こちらも冬鳥ですが、今年はこれで最高数でしょうか。
ハクセキレイ
 二杉橋付近にはあまり鳥の姿がなく、少し登ったところでハクセキレイ1、2羽、でした。
 その後囀るハクセキレイが1羽、これも季節の変わり目です。その他、公園の川で1羽、合流点で1羽、赤津川で1羽、合計7羽でした。
セグロセキレイ
 二杉橋、睦橋付近、公園で合流点で1羽ずつ。赤津川で2羽、大岩橋の河川敷林で1羽が囀っていました。
タヒバリ
 こちらも冬しか会えない鳥です。今年は4回ほど会いました。公園の川で1羽、動きがゆっくりなので頬の白斑が見えればビンズイと思い、がんばったのですが、確認出来ずタヒバリとしました。胸の斑点とか、顔の表情とか、なんとなく図鑑のビンズイを感じてしまうのですが、場所、背の褐色具合からやはりタヒバリでしょう。
ホオジロ
 睦橋手前の岸の草地でホオジロ3羽ほどの地鳴きが聞こえました。今日はそれのみでした。
ツグミ
 
公園に入って1羽、その後児童遊園近くで1羽、赤津川で1羽。
ダイサギ
 公園の川を悠々と歩いていました。もう1羽は大岩橋の河川敷林の上空を舞っていきました。
アオサギ
 公園の川、赤津川で1羽ずつ、池では、ウシガエルを捕獲している場面に会いました。アオサギの頭部よりも大きく、嘴で何度も咥え直していました。これから食べるまでが大変でしょう。この池には一面ウシガエルがいることがあります。鳥たちが活躍すれば有害外来生物も減っていくのか?と思わせる一場面でした。
カルガモ
 池に27羽、合流点で16羽、2羽、全部で45羽、今年の主要な場所はこの場所になりました。
ヒドリガモ
 公園の池で15羽、今年最大かもしれません。
コガモ
 陶器瓦店の下流に16羽、少なかった今季で、今季最大です。
カイツブリ
 コガモの近くに紛れるように1羽いました。
モズ
 公園の児童遊園などの芝生の木々で3羽、大岩橋の河川敷でも2羽、今日は目立つところで飛んでいます。もう1羽は、滝沢ハム西側の田の電線でずっと小鳥の声の鳴き真似をしていました。時々何か分らない小鳥は案外モズなのかも知れません。
カワラヒワ
 大岩橋の河川敷林で39羽の群れと、離れた場所で囀る1羽を確認しました。この数は今季で一番です。
シメ
 大岩橋河川敷林で1羽、滝沢ハム近くの木で1羽、赤津川で1羽と、かなり散らばっている感じです。
キジ
 公園の川の北側の草地で、暫くぶりにかなり大きい雄に会いました。
ムクドリ
 大岩橋河川敷林で16羽で移動していました。
トビ
 公園で1羽、赤津川でも1羽、静かに上空を舞っていました。
スズメ
 錦着山裏の他の電線に雀57羽が並んで留まっていました。目白押し状態、ピッタリくっついているものもいました。
 
 梅が大分開いて、時々かなり強い匂いを送ってきます。 カワヅザクラは二分咲き、もう季節は変わって行きます。コガモ、ヒドリガモ、カワラヒワなど今季最大の鳥が見えたのはそのせいでしょうか。
 







永野川2020年2月中旬

14日 10:00〜12:00

薄曇りでしたが、気温が高く、空気が春めいて霞んでいるようでした。

今回は鳥種別にまとめてみます。

 

セキレイ類;二杉橋周辺でセキレイ類を見ようとしましたが、セグロセキレイ1羽、その後は、公園で2羽のみでした。ハクセキレイは二杉橋付近で1羽、赤津川畔で5羽でした。キセキレイ、タヒバリはいませんでした。

イカルチドリ;睦橋手前の中州で3羽、近頃珍しいことです。

イソシギ;やはり中州に1羽見られました。公園の川の1羽のセキレイに似た短いピッピッピという声を初めて聞きました。鳴き声図鑑の囀りと同じ長さだったのですが、より静かな感じでした。

ウグイス;睦橋手前の西岸で久しぶりの地鳴きを聞きました。

ホオジロ;睦橋下の東岸の草むらで3羽移動していました。合流点の岸の草むらでも4羽群れていました。

カイツブリ;睦橋手前の水のある場所で2羽、他の水辺の鳥が全く居ない中での2羽は珍しいことです。その後公園の池に1羽、昨年から棲息しているのでしょうか。

ツグミ;近くで水浴している鳥がいて、もしかしてタヒバリかと思いましたが、飛び立ったのはどうもツグミでした。ツグミは公園の広場で1羽と合流点で1羽、3羽のみでした。

アカハラ;水道庁舎手前のヤブの中で動いた鳥を背から見たのですが、羽の脇から鮮やかな緋色が眼につきました。図鑑では同じポーズの写真がなかったのですが、この時期、アカハラの記録もあるのでアカハラとしました。希望的観測かもしれませんが。

シメ:公園のニセアカシアの高い枝に2羽、今日はここのみでした。

カワウ;合流点を1羽が昇って行ったほか、帰りの永野川でも1羽が下っていきました。

カモ類;池にカルガモが22羽、この頃カモ類はここを中心としているようです。合流点に14羽、赤津川で14羽、二つの群れは動いた形跡はないので同一群れではありません。ヒドリガモは池に3羽のみでした。

スズメ;公園のきれいに平らに刈られた生け垣に雀が15羽平らに群れていて面白い光景でした。他は、赤津川で16羽。錦着山の裏手の施設の植木に50+の群れがいました。声が凄まじく、なぜたくさん群れると一層鳴くのでしょう。

コジュケイ;大岩橋の河川敷林で、久しぶりに声のみ聞きました。

カワセミ;合流点近くで暫く留まっていました。その後赤津川でも1羽遡っていきました。移動の方向が違うので、これは同一個体ではないと思います。カワセミに会えるといつでも来てよかったと思います。

アオジ;合流点の草むらで2羽、ここは貴重な草むらとなりそうです。

ヒバリ;赤津川畔の田んぼで囀りが2カ所できこえました。もうこの季節が来たのですね。雑事に取り紛れていると季節の進むのを忘れています。

ケリ;赤津川の田んぼで一瞬けりが白い羽を見せて飛んで消えました。10分くらい探して、やっと1羽見つけました。冬の始めに見て以来でした。結局、今年は群れは見られないのでしょうか。

カワラヒワ;公園から、大岩橋河川敷林までで28羽、今季では多い方です。

モズ;上人橋下と、公園で3羽、草地への飛翔を繰返していました。

ムクドリ;睦橋付近の民家の庭木で8羽、公園で2羽でした。

キジバト;公園と赤津川合わせて5羽、ここでは多い方です。

 

もうオオイヌノフグリがあちこちで小さな蒼をちりばめ始めていました。確実に季節が変わっていきます。この気温のせいかもしれないのですが、冬に後戻りはして欲しくありません。探鳥の季節が終わるのは淋しいのですが、この開放感は捨てがたいと思います。

 

 








永野川2020年2月上旬

4日 10:00〜12:00

日にちは少し早いのですが、明日からの天気が分らないので、出かけることにしました。

錦着山裏から赤津川へ行ってみました。

錦着山裏の田に、スズメ、今日は100羽+でしたが、電線と田を往復するように群れていました。

赤津川は、ほとんど水が涸れています。

水のある泉橋下にコガモ雌のみ2羽、今日はそれ以上見つかりませんでした。

カルガモも3羽、3羽のみです。

田にダイサギが1羽、アオサギ1羽、キジバト1羽、上空でトビが舞っていました。

ツグミが田のあちこちに降りていて4羽を数えました。

 

滝沢ハムの雑木林にシメ1羽、公園のエノキに1羽、ユリノキに1羽、大岩橋河川敷林で2羽、少し上の山林で2羽、計7羽になりました。活発に動いているようなので、同じ個体を数えている危険もあり、不安です。

滝沢ハム側のサクラでモズ1羽。今日はこれのみです。

大岩橋民家の庭木にエナガが5羽、河川敷林にシジュウカラ2羽、ここでは何かしらの小鳥に会えます。

山林からカケスの鳴き声が聞こえてきました。

 

公園の西池ではカルガモ34羽、東池24羽、赤津川と永野川二杉橋付近の2羽を加えて66羽になりました。

ヒドリガモは西池で5羽、1羽ずつ離れた場所にいます。

カイツブリも1羽、二杉橋うえにも1羽。

セキレイ類はなぜか少なくて、セグロセキレイ公園で3羽、永野川で3羽のみ、ハクセキレイも公園で2羽、永野川で1羽のみでした。

ツグミは公園でも1羽見つけました。

 

タヒバリもキセキレイも見えませんでしたし、鳥種もぐっと少ない日でした。

時々セグロセキレイの囀りが聞こえましたが、もうシーズンになるのでしょうか。鳥のシーズンは早く廻っている気がします。

今旬中にもう1度タヒバリを探しに来たいと思います。

 

公園の北の端にあった、ヨシも生えていた草地、昨年初めにヨシのみ残して刈り取られたように見え、ヨシ原として復活するのか、と楽しみにしていたのですが、だんだんヨシも枯れ始め今は全滅して、汚い枯れた跡が残っています。これは冬枯れの風景ではありません。

根まで枯らす目的で処理したらしいのです。今後どうするのでしょうか、後は雑草が生えるのみ、或いは無残な枯れ跡が続くのでしょうか。かなり広い草地で、鳥のスポットだったのですが、こちらの思いを逆なでするように、無意味な汚い場所が拡がっていきます。

 

鳥リスト

カイツブリ、カルガモ、コガモ、アオサギ、ダイサギ、モズ、トビ、ハシボソカラス、ハシブトカラス、カケス、キジバト、ヒヨドリ、スズメ、セグロセキレイ、ハクセキレイ、シメ、エナガ、シジュウカラ、ツグミ、

 

7日

急に寒くなり、なんとかしのぎやすくなる11時頃、時間を取って永野川のみの予定で出かけました。出て見ると意外と暖かく、もっと歩きたい気分でしたが、昼食時間もあるのでここだけにとどめました。

永野川を丁寧に見たいと思い二杉橋から入りました。橋近くにカルガモ9羽、コガモ3羽が見え、セグロセキレイが3羽、1羽、2羽、と飛びます。

第五小のサクラにコゲラ、シジュウカラが盛んに動いていました。

岸の草むらから一瞬でしたが、アオジが飛んで消えました。

睦橋を越えた辺りでアオサギ1羽、ダイサギ1羽。イカルチドリ1羽が鳴いて一瞬下って行きました。

公園に入るとセグロセキレイ1羽、1羽、2羽、1羽とやはり多かったのですが、ハクセキレイも4羽確認できました。

大岩橋河川敷林で、カシラダカ2羽、アオジ3羽、そちこちで動きが見えました。

山林ではカケス声が一カ所で聞こえました。

林の高い枝でシメ1羽、橋の間近で、ホオジロが3羽群れていました。

上人橋近くの山林でカワラヒワ数羽が見え隠れしていました。今年は大きな群れを見ることなく終わるのでしょうか。

永野川の西岸を下っている途中、睦橋下の中州でタヒバリを発見しました。とても見やすい場所で、ずっと移動しないでいてくれました。
 背が
幾分緑がかって見え、胸の縦斑もきれいで、今まで見たタヒバリの印象と違ったのですが、目元の白斑が確認出来なかったのでタヒバリとしました。

 

この前と全く違ってセキレイ類、林の鳥も多く、一つの念願だったタヒバリも見えよい探鳥となりました。

 

鳥リスト

カワウ、カルガモ、コガモ、アオサギ、ダイサギ、イカルチドリ、モズ、トビ、ハシボソカラス、ハシブトカラス、カケス、ヒヨドリ、スズメ、セグロセキレイ、コゲラ,ハクセキレイ、タヒバリ、シジュウカラ、カワラヒワ、シメ、ツグミ、アオジ、ホオジロ

 








永野川2020年1月下旬
25日 9:30〜12:00
 天気予報が外れて日差しが見えてきたのと、以降の悪天候が伝えられていたので日にちは少し早いのですが出かけました。9:30には出発できたので、気分的にゆっくり観察できました。
 今回は場所別に記します。
 
二杉橋から上人橋
 水は少ないのですが澄んでいて、カルガモが3羽、ハクセキレイ2羽、セグロセキレイ2羽、キセキレイ1羽など、アオサギ1羽、ダイサギ1羽など、常連が飛びました。
 岸からジョウビタキ雄が1羽出てきましたが、ホオジロなど草むらの鳥は見えませんでした。
 上人橋付近の山林の上空にトビが1羽舞いました。ここにはワシタカがいつもいるのでしょうか。1度登って見たいのですが、近くに行ったら見えないのかも知れません。道にも脚力にも自信がないのでなかなか行けませんが。
 
公園
 セキレイ類がたくさん飛び交っていました。ハクセキレイが多くて8羽、セグロセキレイが3羽、キセキレイがここでも2羽見えました。キセキレイが常連となっているのも嬉しいことです。
 今回はタヒバリは見えませんでした。あの後、赤津川の上流でのビンズイの記録のお話を聞き、ビンズイの可能性もあるかも知れないと思いました。数年前、土手のサクラの木で、枝を横に伝う鳥を発見、ビンズイかと思ったのですが記録には入れてありませんでした。単純に河原や田にいればタヒバリ、樹木にいればビンズイと考えてきたのですが、今度はもう少し注意深く観察しなければなりません。
 川では、その他イソシギも1羽、ダイサギ1羽。カワラヒワも3羽でした。
エノキにコゲラ1羽、大きな声で鳴くので発見し、そばにエナガ4羽見えました。シメも別のエノキに1羽見えました。
 モズも1羽、ムクドリ6羽、上空をトビ1羽でした。
 児童遊園方面から反対の岸に向かってオナガが、7、5、1、4と連なって渡りました。オナガは珍しい鳥ではないですが、ここで見るのは稀なことです。バードリサーチのお話では、群れで動き回るオナガは出会う頻度が少なく、生息数の変化が把握しにくいとのことでした。我が家の庭には時々現れるので気をつけて見ようと思います。
 池にはカルガモが東に35羽、西に25羽、ヒドリガモが東に1羽、西に3羽でした。
 滝沢ハムの雑木林でキジバト5羽。ここでは、この数も珍しいことです。
 公園の北端の樹木にメジロ3羽、やはり近くにカンツバキがあるせいかもしれません。
 合流点近くの小さな流入口の縁石にカワセミが留まっていました。下は濁った水たまりでしたが、魚を狙っていたのでしょうか。ゆっくりしていたので、よく見ることができ、雄と分りました。
 今日も錦着山裏の田の電線にスズメ200羽の群れ、遠くからでしたがカウントしておきました。十五分後、帰りにはもういませんでした。
 
大岩橋
 今年は確かにカワラヒワが少ないのですが、大岩橋の河川敷林にようやく15、11の群れが見えて合わせて29羽になりました。
 ジョウビタキ雌1羽、シメも次々と飛んで5羽、計6羽になりました。これもこの頃珍しいことです。
 
赤津川
 水はほとんど流れていません。溜まった水にアオサギ1羽、ダイサギ2羽。コガモ8羽もたまり水という感じの所にいました。
 田の畦にツグミ1羽。アオジ1羽、ムクドリが14羽と12羽の群れが2カ所に電線に留まっていて計32羽になりました。
 カワセミが、1羽が遡っていき、多分同じ個体がもう1度留まっているのを見ました。やはりカワセミに会えると、心が明るくなります。
 
 珍しい鳥ではないのですが、オナガ、カワセミ、キジバトなど、数が多く見られました。広葉樹はすっかり葉を落として空が拡がり、そこに鳥がいれば、難なく観察できる状態です。それを楽しみに、またやって来ようと思います。
 







永野川2020年1月中旬
18日 10:00〜12:00

 天気が下り坂に向かう予報なので心配でしたが、薄曇りに留まり視界も効いて、風もなく探鳥日和でした。二杉橋から入ると川の水は減ってかなり中州が出来ていつもの冬の光景になりました。今回は鳥種別に記してみます。
 
 タヒバリ:今日のトピックスです。1年ぶりに公園の川の中州で確認しました。目立たない鳥なので多分に見落としていたことがあるのでしょうが、嬉しいことでした。記録を見ると2019年1羽、2016年1羽、それ以前は2013年頃までは複数回記録しています。或いは3年前の台風で中州に丈の高い雑草が冬でも茂り見えにくかったのが、今回の台風ではその上を全部砂利が覆ってしまい、見やすくなったのかも知れません。
 セキレイ類:二杉橋から公園、赤津川を含めて、セグロセキレイ13羽、ハクセキレイ10羽、キセキレイ3羽と、元気でした。やはり河原の鳥なのでしょうか。
 サギ類:二杉橋付近を皮切りにそちこちに留まっていて5羽になりました。ダイサギは2羽のみでした。
 カケス:前も一度見た光景ですが、上人橋の上で、山林から錦着山に向かって4羽渡っていく姿を見ました。山林でも盛んに鳴いていました。
 猛禽類:山林の上から、猛禽が次々に飛び出してくる、と一瞬思ったのですが、どうも旋回していたようです。トビと確認出来たのが3羽でしたが、一瞬、トビと違う尾のものが1羽いたようにも見えました。確認出来なかったので入れませんでした。その他赤津川の田んぼの上を1羽旋回していました。
ヒヨドリ:公園で4羽、5羽、3羽、7羽、大岩橋の河川敷林、と12羽で、まだ多い感じがしますが、12月に比べると減ってきました。
 ツグミ:児童遊園近くの芝生でツグミ1羽、赤津川でも1羽のみ、この頃減っています
 カモ類:池のヒドリガモが移動してしまったようでいませんでした。市街地の川にもヒドリガモはいるので、合流したのかも知れません。コガモも赤津川の2羽に留まりました。カルガモは二杉橋付近に11羽、池に27羽など、計51羽でした。
 ジョウビタキ:児童遊園の植え込みからジョウビタキの雌が1羽飛び出しました。ここでジョウビタキは珍しく、特に雌はに目立たないので確認しにくいところがあります。
 カワラヒワ:公園で2羽、赤津川で1羽と、めっきり減っています。
 シジュウカラ:大岩橋河川敷林でシジュウカラ5羽、ハリエンジュの実をついばんでいる音も合わせて群れると賑やかです。
 シメ:公園と大岩橋上の河川敷林で1羽ずつ、どこかに散ってしまったようです。
 アオジ:合流点近くの河川敷林で3羽、ここではこの頃よく鳥を見つけるようになりました。
 ホオジロ:永野川東岸の土手からホオジロ5羽が飛び立って対岸に移動していきました。公園の草むらでも4羽、大岩橋河川敷林でも4羽、と13羽確認出来ました。
 バン:赤津川で1羽。
 カワウ:合流点で泳がない姿を見ると小さなサギのように見えるとは友人の説ですが本当です。
 モズ:2羽のみでした。
 スズメ:錦着山の北の田んぼの刈り後で、スズメ200羽プラスの群れが一斉に羽音を響かせて飛び立ち電線に留まりました。羽音は暖かい気がします。少しの間見ませんでしたが、これはタイミングとしか言い様がありません。
 ハシブトカラス・ハシブトカラス:あまり目立ちませんでした。
 
 寒い時季がベストシーズンなのは辛いことですが、頑張って通いたいと思います。
 
付記
 19日に、息子がドライブ先に渡良瀬遊水池を選んでくれました。
 桜堤についてみると、今まで来たときのことが嘘のように静かなヨシ原が続いていました。
 そこここにカメラマン、ウヲッチャーらしき人達がいて、ワシタカのカウントかと思ったのですが、すべてコウノトリ目当てだということがだんだん分ってきました。
 第2調整池の近くに、白い物体を発見、これが初めて見たデコイでした。風景に溶け込んで夢中になれば本物かと思ってしまうかも知れません。
 デコイの近くで、恐らくチュウヒがV字型の羽を見せながら30秒ほど旋回し、またヨシ原に入ってしまいました。風もなくヨシ原が静まりかえっているせいか、鳥の姿が見えません。チュウヒは唯一の収穫でした。
 桜堤からヨシ原の中を抜けて対岸に行くと、50人近いカメラの放列が出来ていました。近くに行ってみる余裕はありませんでしたが、コウノトリはいたのでしょうか。
 コウノトリの飛来は夢で、20年前の予想では40年後、ということでした。そう思えば喜ばしいことですが、それがすべてではありません。この広いヨシ原が残ったことが尊いのだと思います。渡良瀬遊水池を守って活動してきた、知人のことが思われました。
 調整池や谷中湖にはカモ類がいるようでしたが、遠くて確認出来ず、やはりここではプロミナが必要なのだと思い知りました。
谷中湖には人影も見えません。恐らく関心はすべてコウノトリに向いているのでしょう。
 遊水池には、何度か来ていますが、目的によって入ってくる道が違い全く感覚が違います。でも今日はなんとなく、その広大さとともに繋がりが見えてきた気がしました。
 ドライブ目的の家族と一緒でしたが、貴重な機会になりました。
 
鳥リスト
チュウヒ、モズ、トビ、アオサギ、カワウ、カモ類、ユリカモメ