宮澤賢治、風の世界

宮澤賢治の作品を彩る言葉と風を追って宮澤賢治の世界を訪ねよう。 賢治は風という言葉に何を託したか。風を描くためにどんな言葉を選んだか。 賢治は何を求めて風の中に身を置いたのだろう。 そこに少しでも近づきたくてページを埋めていく。
 
永野川2020年5月上旬

5日 9:30〜11:30 晴 25℃
 二杉橋から入りました。付近にはウグイスの囀りが聞こえるのみでした。
 
以下鳥種別に記します。
キジ:大岩橋付近の田と、河川敷林で、ひょっこり現れました。
カルガモ:二杉橋付近には見えず、少し登った所の水中に2羽、公園の川に2
 羽、1羽、赤津川に4羽で9羽のみでした。公園の池からカモ類は消えました。
コガモ:赤津川陶器瓦店の上流、岸の草に隠れるように1羽、1羽でいるのを
 見るのは珍しい気もします。近くに、もう1羽がいたのかも知れません。
カイツブリ:公園の池に1羽。池には他の鳥は全くいませんでした。赤津川のカイツブリは見つかりませんでした。
キジバト:高橋付近の大きな民家の屋敷林に、田から飛んで来た瞬間に一声鳴
 きました。
アオサギ:上人橋上空を飛んでいました。今日は他にはサギ類には会えません
 でした。
コチドリ:睦橋下の中州で4羽が一緒に走り回っていました。ここで4羽
 一緒のところを見るのは初めてです。鳴き声は聞こえませんでしたが、過眼線の太さと黒さで確認しました。
イソシギ:睦橋下の中州で、声のみ聞こえました。
ノスリ:大岩橋上流の南側山林で声のみきこえました。先回と同じ辺りでし
 た。
トビ:上人橋付近で上空を舞っていました。
ハシボソカラス・ハシブトカラス:時々姿が見えますが、目立つほどではあり
 ませんでした。
カケス:大岩橋付近の山林から川を越えて北岸の樹木に飛んでいく3羽の鳥の
 群れが見えました。気になって双眼鏡に入れると腰の白さが見えました。ヒヨドリのように鳴きながら飛ばなかったので気になったのでしょうか。もう今季最後かも知れず良い出会いでした。
ヒバリ:赤津川河畔の田のなかで2カ所囀りが聞こえました。1羽が囀りなが
 ら上空で舞っていたほか、錦着山裏の田も定位置で一カ所で囀り、計4カ所になりました。
ツバメ:二杉橋から上人橋までに、3羽、1羽、3羽、公園で2羽、大岩橋付
 近2羽、赤津川で2羽、計9羽になりました。
イワツバメ:赤津川陶器瓦店付近で4羽鳴きながら舞っていました。いつもこ
 の橋の近くにいるのはどうしてでしょうか。巣があるのかも知れません。
ヒヨドリ:今日は目立った群れはいませんでした。
ウグイス:二杉橋〜睦橋の間で2カ所の定位置、大岩橋上流と計3カ所で囀り
 ました。
ムクドリ:赤津川で4羽でした。
スズメ:あまり目立ちませんでした。
ハクセキレイ:公園で3羽のみ確認しました。
セグロセキレイ:二杉橋から睦橋手前までに2羽、公園で1羽計3羽になりま
 した。
カワラヒワ:合流点のサクラで、囀りでは無い、可愛い声で鳴いていました。
シメ:いなくなりました。これも一つの季節の終りでしょうか。
ホオジロ:大岩橋河川敷林で1羽、永野川上人橋付近1羽、囀っていました。
 囀りに気を取られるためか、地鳴きや鳴いていない鳥はほとんど見えません。
ガビチョウ:大岩橋と大砂橋中間辺りの南側の山林から、一瞬珍しい声が聞こ
 えました。少ししてガビチョウだと思いだしました。賑やかに、一定のリズ
 ムを持って鳴き続けます。確かに2カ所以上にいたと思います。声はきれい
 なので取りあえず嬉しいのですが、在来種との関係はどうなのでしょうか。
 
 少し暑く、そろそろ早朝探鳥を考えないと行けないのかも知れません。何本か切り残されたトチノキが花を付け、クルミ、クワノキも咲きました。今年は、総じて花のつきがよいようです。いままで気づかなかったのですが、ヂシバリが明るい大きめの黄色い花をつけていました。
 
8日 晴 23℃
 風がいくらかありました、が苦になるほど強くなりませんでした。
 
錦着山 9:30〜10:00
 ウグイスの囀りが麓から聞こえ、ずっと大きな声で鳴いていましたが、一カ所からのようでした。
 ヒヨドリの出入りも多いようです。
 シジュウカラの少し変わった鳴き方が聞こえましたが、その後、いつも聞く声に変わったので、恐らくシジュウカラだと思います。
 メジロがサクラの木で囀っていました。規則的で賑やかな声です。
 キジバト2羽が南面を下って行きました。
 ツバメは1羽のみでした。
 
永野川・赤津川 10:00〜12:00
キジ:合流点の河川敷で、まだ残る菜の花と草の緑が川を埋めて一面に広がっ
 て見えるなかに1羽、写真になる風景でした。滝沢ハム近くの田でも1羽
 で、計2羽となりました。
カルガモ:合流点付近に2羽、赤津川の水田のなかに4羽、川に2羽、2羽、
 池に1羽、上人橋から二杉橋までに6羽、計22羽となりました。やはりツ
 ガイと思われるものが多いですね。
コガモ:合流点で5羽みつけました。先日は1羽のみで、もう渡ってしまった
 と思っていたのですが。
カイツブリ:いつもの場所に見えませんでした。
カワウ:睦橋ふきんで北へ向かって飛んで行きました。
アオサギ:赤津川で突然目の前に1羽現れました。上人橋上空を1羽飛んでい
 きました。
ダイサギ:二杉橋すぐ上で水の中を1羽で歩いていました。至近距離で口角と
 眼の関係がはっきり見えました。緑色は見えませんでした。
コチドリ:睦橋下の中州で今日は1羽のみでした。
トビ:上人橋付近で上空を舞っていました。
モズ:高橋付近の川岸で、一瞬動きがあり低木に留まりました。近頃は目につ
 くところに出てこないのは営巣中でしょうか。
ハシボソカラス・ハシブトカラス:あまり目立ちません。
ヒバリ:赤津川河畔の田で3カ所、錦着山裏の田も定位置で1カ所計4カ所で
 した。
ツバメ:二杉橋から上人橋までに1羽、滝沢ハム付近で4羽、大岩橋付近で5
 羽、計10羽。
イワツバメ:赤津川陶器瓦店付近で4羽が次々に白い腰を輝かせて現れまし
 た。いつもの場所ですが、やはり会えるのは嬉しいことです。
ヒヨドリ:今日は目立った群れはいませんでした。
ウグイス:大岩橋上流1カ所、二杉橋〜睦橋の間で2カ所の定位置。
 他に上人橋付近の電線で囀っている1羽がいました。今季初めて姿を見まし
 た。電線で囀るのを見たのは、今までで初めてかも知れません。
ムクドリ:合流点で1羽のみ。
スズメ:あまり目立ちませんでした。
ハクセキレイ:公園の1羽のみ、セグロセキレイは見えませんでした。下り坂
 だとスピードの関係で見落とすことがあるのでしょうか。
カワラヒワ:合流点、滝沢ハムの雑木林で2カ所の囀りのみでした。
シメ:滝沢ハムの林で、上空を飛ぶ白い腹部のみを見ました。まだ残っていて
 くれたようですが、いよいよこれが最後かも知れません。
ホオジロ:永野川高橋付近、低木で囀り、1羽のみでした。
ガビチョウ:大岩橋と大砂橋中間辺りの南側の山林から、先日よりも小さめの
 声が聞こえましたが、遠かったのかも知れません。眼で確認しなくてはなら
 ないのですが、せめて声だけでも記録したいと思っています。
 
 大岩橋上流の大きなキリが花を付けました。昔を思い出す花です。ハリエンジュも五分咲きで、なぜか心がときめきます。これも、田舎の中学校の近くにたくさんあったせいかもしれません。ユリノキも綻び始めました。
 そろそろ草刈りが始まっています。今年はどの位自然が残るのでしょうか。
 
 
 







永野川2020年4月下旬
24日 9:30〜11:30 晴 20℃
 晴れて、少し風があり心配しましたが、あまり強くはなりませんでした。
 二杉橋から入ります。水量は普段通りになって中州が少し表れていました。
 今回は鳥種別に記してみます。
キジ:二杉橋付近ですぐ目の前でキジが驚いて鳴きながら飛び立ちました。
大岩橋付近の田でも1羽が歩いていました。
カルガモ:二杉橋付近に2羽、公園の川に2羽、赤津川に2、3、9羽のみ。公園の池の多数痛の群れはいなくなりました。ヒドリガモも消えました。
コガモ:二杉橋付近の流入口に9羽、ここは下水も流れ込むところですが、以外と汚い水にも多いものですね。睦橋上にも2羽でした。
カイツブリ:公園の池に1羽、他の鳥が全くいなくて、広い池の中に、本当に小さく感じました。ここで1羽だけ育ったのでしょうか。繁殖するにはもう1羽来てくれればよいのですが。
カワウ:睦橋上空を南下していきました。
イカルチドリ:睦橋下の中州で1羽、大きな声で鳴きながら走っていました。
モズ:大岩橋河川敷林で1羽。声も無く移動して、獲物を狙っているのでしょうか。
ハシボソカラス・ハシブトカラス:時々姿が見えますが目立つほどではありません。
ヒバリ:赤津川河畔の田で2カ所で囀りましたが、いつもより声が小さかった気がします。
ツバメ:二杉橋から上人橋までに、2羽、2羽、1羽、公園で3羽、大岩橋付近2羽、赤津川で2羽、計12羽になりました。イワツバメには会えませんでした。
ヒヨドリ:大岩橋の河川敷林上空を7羽の群れ、滝沢ハム近くの田の上を15羽の群れが北に向かって飛んで行きました。渡りでしょうか。
ウグイス:二杉橋〜睦橋の間で2カ所の定位置で囀りました。
メジロ:高橋付近の民家の庭木、大岩橋付近山林でも囀りが聞こえました。本当はあまり眼に入らないのですが、確かに囀っています。
ムクドリ:睦橋付近で目の前を4羽が横切って行きました。赤津川でも電線に4羽並んでいました。この辺ではその時期でもあまり大群を見ることはありません。
スズメ:あまり目立ちませんでした。
ハクセキレイ:睦橋までに2羽、公園に4羽で計6羽でした。セグロセキレイには会いませんでした。
ツグミ:5羽が公園の芝生に群れていました。なぜかここでは群れをよく見かけます。
カワラヒワ:第五小のサクラの木で囀っていました。
シメ:滝沢ハムのクヌギ林で、声が聞こえました。
ホオジロ:公園で1羽、大岩橋河川敷林で2羽、地鳴きしていました。合流点付近では囀りでしたが、少し語尾が切れた感じの声でした。
 
 鳥種が少なく、いなくなった鳥もいて、少し淋しい鳥見となりました。川の状態、気温その他に影響されながら生きていく鳥はそれぞれどんな法則で動いているのでしょう。
 錦着山を下から見ると、かなり低木があり緑が芽生え始め、今はツツジも咲いてきれいです。冬が楽しみです。もしかして夏にも、スギやヒノキにサシバなど来るのでしょうか。
 
28日 薄曇 気温18℃
 風がなかったので意外と暖かでした。
 9:30〜10:00、錦着山に登りました。
ウグイス:賑やかでした。5カ所で囀っていました。
カワラヒワ:サクラで、メジロかと思える声が聞こえましたが、後に滝沢ハム近くでも同じ声がして、カワラヒワの囀りでは無い声でした。
コゲラ:頂上のサクラの木で、コゲラの声聞こえました。
エナガ:2羽で鳴きながら移動しているのが3カ所に見られました。
シジュウカラの声も聞こえました。
ツバメ:2羽飛んできました。
 
 川縁と違って樹木をそばで見られること、少し標高が高いことなどで、また違った種類が見られそうで楽しみです。
 
赤津川から公園、永野川へ 10:00〜12:00
キジ:大岩橋近くの田と、河川敷林で見つけました。
カルガモ:水を張った田んぼのなかにカルガモ2羽見えました。もう巣作りに入ったのでしょうか。上空を6羽が南下しました。大岩橋付近で2羽、池で3羽、二杉橋付近で2羽、と計15羽、少ない状態が続いています。
コガモ:二杉橋流入口で2羽のみでした。もうすっかり渡ってしまったのでしょうか。
カイツブリ:カイツブリ1羽、何か浮巣を思わせる水草の塊の上にいました。そろそろ繁殖かも知れません。どこかにもう1羽がいるのかも知れません。
もう一組、ツガイと思われる2羽がいました。こちらもヒナが見られるかも知れません。
ダイサギ:大岩橋上の川で1羽、小さめでしたが、口角の様子からダイサギとしました。
ノスリ:大岩橋上流の南の山林から鳴き声が聞こえました。もう渡っている時季とのことですが、南面には居残っていることもあるとのこと。確かに山の南面からの声でした。
カワセミ:陶器瓦店付近で声がして、岸の草むらを出入りしながら下っていくようでした。なんとか留まって、と祈るような気持ちで見ていたら、少し先で1、2分留まってくれました。
コゲラ:滝沢ハムのクヌギ林で、声だけ聞こえました。1羽と思われます。
ハシボソカラス、ハシブトカラス:あまり目立ちませんでした。
ヒバリ:、錦着山裏を含めて、3カ所、かなり声元気な声でした。
ツバメ:赤津川で3羽、滝沢ハム周辺で3羽、大岩橋付近で2羽、公園で2羽、4羽、永野川で2羽、4羽で計19羽になりました。
ヒヨドリ:あまり目立ちませんでした。
ウグイス:水道庁舎付近で2カ所、二杉橋付近で2カ所で囀っていました。
メジロ:上人橋付近の山林から囀りが聞こえました。
ムクドリ:公園で2羽見かけました。
ツグミ:やはり公園で2羽、広い場所で会うことが多いようです。
スズメ:特に目立ちません。
ハクセキレイ:上人橋から二杉橋の間に2羽でした。
セグロセキレイ:上人橋から二杉橋の間に3羽でした。
シメ:滝沢ハム付近の植え込みでの声がしました。まだ残っているようです。
カワラヒワ:公園のサクラ並木で、チルチルという感じの声でメジロかと思ったのですが、3羽が枝を移動していました。
 
 ハリエンジュ、その他の低木も芽吹いてきました。小さな林でもとても美しいものです。これからの河川工事で一斉に伐採するのでしょうか。必ずしも災害の原因ではないものまでが切られそうな不安があります。
 「緑地公園」という定義を少し広めて、自然公園との中間的な位置にならないかと思います。
 土手にはヤブカンゾウがたくさん芽を出していました。この土手も画一的なものなりつつありますが、公園の管理者は、もっと多様な植物の成育を許す姿勢を持ってほしいと思います。
 
 







永野川2020年4月中旬
14日 9:30〜11:30 晴 15℃
  晴れていましたが少し風があり幾分肌寒い日でした。昨日の雨では余り水は増えていませんでした。二杉橋から遡ります。
 二杉橋のすぐ近くに、コガモ4羽、カルガモ4羽。カルガモは公園池に41羽、赤津川合わせて53羽、コガモは赤津川に17羽で計21羽になりました。
 東岸の低木にホオジロ1羽囀り、近くで地鳴き1羽、睦橋近くに囀り2カ所。後は大岩橋上の田の電線に1羽、林縁に1羽、計6羽となりました。
 ウグイスは二杉橋近くの定位置と水道庁舎付近、公園の対岸と3カ所で囀りました。
 ツバメが多く全部で9羽、公園に入って4羽、滝沢ハムのサクラ並木で3羽、赤津川に入って12羽、全部で28羽、増えてきました。イワツバメには会えませんでした。
 セグロセキレイ3羽、公園で2羽。ハクセキレイが公園含めて5羽。珍しくキセキレイ1羽、睦橋下で確認できました。睦橋周辺は鳥種の多いところです。
 ダイサギが1羽、婚姻色のないものでした。
 民家の庭からモズ1羽飛び出しました。公園の芝生の木でも1羽。
カイツブリ1羽。とても小さく見えます。ここでも繁殖するのでしょうか。後は池で1羽。
 イカルチドリが橋の下を見え隠れしながら歩いてきました。
 上人橋近くで鳴きながらカワセミが1羽遡って行きました。後は合流点付近でも1羽下ってきましたがこれは同一個体でしょうか。
 公園の川の中州で、今季初コチドリ発見、眼の周辺の際だった黒さとアイリングで確認出来ました。歩き回る様子がイカルチドリよりも早い気がしたのですが、これは特性ではないようです。
 エノキでシメを発見。これも会えると嬉しいのは自分で覚えた鳥種だからでしょうか。またもうじきいなくなる、と思うと嬉しさも増すのかも知れません。
 やはりエノキでカワラヒワが1羽囀っていました。もう1羽、大岩橋付近の電線ではコロコロという声で鳴いているものにも会い、群れで見るのとは違った感動がありました。
 キジが土手下の畑で1羽、大岩橋付近の田で1羽、滝沢ハムのサクラ並木付近で1羽。
 帰り道のエノキでオナガ2羽が鳴いて対岸に渡りました。群れてはいませんでしたが、ここではオナガは珍しいのです。
 芝生にツグミが7羽、4羽と走り回っていました。愛読しているコミック『とりぱん』では、のんびりタイプの鳥、として描かれていますが、私の中では、何時も忙しく、姿勢を正して走り回っているという印象です。広い場所で見るせいでしょうか。
 ツグミの周辺にムクドリ2羽、赤津川で1羽。
 池のヒドリガモは5羽になっていました。
 大岩橋上の大木でエナガの声が聞こえ、暫く探して、やっと2羽見つけました。群れでないものに会うのは私にとっては珍しいのですが、そろそろ繁殖行動でしょうか。いつか巣を見つけたいと思います。
 赤津川では、ヒバリが3カ所で囀り、1羽は上空に舞っていました。ムギが大分伸びてきて、もうヒナが生まれているのでしょうか。
 
 公園の八重桜は今3分咲き。コチドリも来て、夏へと変わって行くのでしょう。シメやエナガには暫く会えなくなるのでしょう。
 
鳥リスト
キジ、カイツブリ、ヒドリガモ、カルガモ、コガモ、ダイサギ、イカルチドリ、コチドリ、カワセミ、ハシボソカラス、ハシブトカラス、オナガ、ムクドリ、モズ、ヒヨドリ、スズメ、セグロセキレイ、ハクセキレイ.キセキレイ、ウグイス、ツバメ、ヒバリ、エナガ、シメ、ツグミ、ホオジロ
 
19日 10:30〜11:50
 少し風がありましたが、気温23℃前後で暖かでした。
 まず錦着山へ登りました。
 南面の樹木でシメ1羽。枝を周りながら採餌している様子でした。
 頂上の桜の木で,エナガ2羽、飛び交っていました。
 ウグイスがよく鳴いていたほか、他に不明のチッチという声がしていましたが判明しませんでした。今日はそれだけで、慣れていなくて下見程度の成果です。ただ、北面には大きなスギやヒノキがあり、上から見下ろせるので、季節が来れば、よい条件は揃っているのかも知れません。
 
 合流点から赤津川に入り逆コースで廻りました。
合流点で電線にホオジロ囀り、もう1羽も近くにいましたが飛び去りました。♂同士だったと思えます。
 昨夜の雨で,水量が多く流れも速く、中州はほとんどありませんでした。合流点の激流のそばにアオサギ1羽、佇んでいました。後は永野川、二杉橋から上人橋までの間で2羽確認しました。
 ツバメが2羽飛びましたが、その後、赤津川で2羽確認したのみでした。でもイワツバメが2羽、陶器瓦店付近で見つけて嬉しいことでした。
 カルガモが3羽、その後も大岩橋付近の2羽のみ、他は池に38羽休んでいる感じで、計45羽になりました。ヒドリガモは池に2羽のみになりました。
 ヒバリは2カ所で囀りました。
 田にツグミが1羽走っていました。何時もこの辺りで見かけます。
 田のかなり遠くで、大きな鳥が羽を広げて舞い降り、一瞬何か新種かと思いました。少し黒ずんで見えたのですが、ダイサギでした。あまり羽を広げた姿を近くでは見ないので、よいチャンスだったのですが、もっと近ければよかったと思います。
 滝沢ハムの調整池で、コガモ10羽確認、その後二杉橋付近で14羽、計24羽、少し増えています。
 滝沢ハムのクヌギ林でコゲラの声が盛んにして、探すとそれぞれ離れた場所で3羽見えました。声のみで確認することが多いので嬉しいことでしたが、動きが速く、頭部の赤みまでは見られませんでした。
 林の底にキジバト1羽、ここでは、よく見かけます。
 サクラ並木にシメが1羽、やはりシメは見たい鳥です。大岩橋の河川敷林にも1羽、まだシメ健在です。シジュウカラの声もしていました。
 公園の上空をヒヨドリが25羽、川を越えて北に移動しました。周辺にもヒヨドリの声は多く、今月は群れでの移動をよく見かけます。渡りの準備でしょうか。
 カワセミの声がして,この濁流に?と思っていると対岸から飛んでこちらの岸の大木に移ってきました。この川には鳥たちも困っているのでしょう。
 セキレイ類も極端に少なく、公園でハクセキレイ2羽、永野川睦橋付近でセグロセキレイ1羽のみでした。キジが1羽声を上げていました。
 
 1日だけの雨で濁流となり、しかも翌日も引かない様子は、秋の洪水を思い起こさせました。本格的な工事が始まる、ということですが、一体どの程度の工事で、しかも周辺の自然がどの程度考慮されるのでしょうか。
 もっと勉強して知識があれば意見も言えるのですが、残念ながら意欲もなく、災害のことを思えば生半可なことは言えなくなります。
 20日に行政と工事業者からのお知らせがあり、二杉橋から上人橋までの間、所々工事されるようで本格的な工事とも言えない気がします。その上、護岸のない場所がなくなってしまうのではないかという不安があります。
 八重桜は満開となり、ここのサクラの季節も終わっていきます。
 
鳥リスト
キジ、ヒドリガモ、カルガモ、コガモ、ダイサギ、カワセミ1、ハシボソカラス、ハシブトカラス、ムクドリ、ヒヨドリ、スズメ、セグロセキレイ、ハクセキレイ、ウグイス、コゲラ,シジュウカラ、カワセミ、ツバメ、イワツバメ、ヒバリ、エナガ、シメ、ツグミ、ホオジロ
 
錦着山
シメ、エナガ、ウグイス1、シジュウカラ
 
 







永野川2020年4月上旬
4日  9:00〜11:00 晴れ 気温23度
  晴れて少し暑いくらいの日でした。場所を追って書いて見ます。
二杉橋から上人橋まで。
 中州に、めずらしくコサギが1羽、飾りバネを付けていました。2時間後の帰りにも近くの護岸に留まっていました。
 橋の近くにコガモ1、4、2、2と群れていて、赤津川でも3、3で計15羽になりました。
 ウグイスが定位置2カ所で囀りました。上人橋付近でも2カ所、大岩橋付近の山林で1カ所聞こえました。
 ホオジロが電線で囀っていました。少し歩いたところで、小さめの雌が川岸の低木に留まっていました。ホオジロの特徴があまり感じられず、迷いましたが雌でした。ホオジロはその後滝沢ハムの林でも1羽確認しました。
 キジバト2羽飛びました。
 ハクセキレイが2羽、その他は公園の川で1羽見ただけでした。
公園
 ヒドリガモは東池5羽、西池6羽 めっきり減りました。
 カルガモは東に5羽、西6羽、公園内に6羽、5羽、4羽,赤津川に3羽、3羽,5羽、7羽、で38羽になりました。
 カワセミが1羽、公園のワンド跡の岸に低い位置からダイビングして小さな魚を採ったようでした。赤津川でも1羽、得した気分です。
 モズが公園の岸の低木から飛び上がり、シメかと思いました。赤津川畔でも2羽確認しました。
 ダイサギの緑色の婚姻色のものが1羽、先回と近い大岩橋下に見えました。大岩橋上に目先の黄色い個体が見え、これはチュウサギの特徴ですが、時期的に早いのかも知れません。今後気をつけて見なければなりません。その他赤津川で婚姻色のもの1羽、色のないもの1羽で、計4羽となりました。
 ツグミが公園の芝生で2羽、赤津川の田で1羽でした。
 シメが公園のエノキのえだに1羽、至近距離でゆっくり停まっていてくれました。もう最後かも知れないと思い双眼鏡に入れてゆっくり眺めました。少しきつい眼線ですが、黒くて可愛い瞳は鳥たちに共通するのでしょうか。顎?の黒い模様もよく見ると愉快です。その後、滝沢ハムのクヌギ林でも枝の動きを追っていると、3羽のシメが追いつ追われつしていました。まだいてくれた、と嬉しくなりました。
大岩橋付近
 コジュケイの声が聞こえました。今年も姿を見られますように。
 アオジが1羽、大岩橋から河川敷林の林縁から飛び出してきました。先ほど林の中で動きが見えたのも恐らくアオジのようです。4羽にカウントしました。
滝沢ハム付近
 キジ、桜並木で突然声がして、久しぶりにキジ♂のきれいな色彩を見ました。
赤津川
 ヒバリが4カ所で囀っていました。1羽は上空で囀っている姿が見えました。
 イワツバメが、陶器瓦店の近くで一瞬腰の白さを見せて飛び上がりました。今季初です。暫く待つと、2羽が飛び計3羽確認出来ました。
 ツバメは公園で1羽、帰りの上人橋付近で5羽、今年は少ない気がします。
 カワウが上空を2羽遡って行ました。合流点付近でも1羽を見つけました。
 アオサギは泉橋付近の川岸で1羽だけでした。
 
 今年は寒いせいかサクラが長持ちしていて、早いものでも散り始めたばかり、一面が桜色の平和の風景です。
 
鳥リスト
キジ、コジュケイ、カワウ、ヒドリガモ、カルガモ、コガモ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、カワセミ、ハシボソカラス、ハシブトカラス、キジバト、モズ、ヒヨドリ、スズメ、ハクセキレイ、ウグイス、ツバメ、イワツバメ、ヒバリ、シメ、ツグミ、ホオジロ、アオジ
 
9日 9:30〜11:30 気温23度
 風が少しありましたが暖かい日でした。
錦着山
 赤津川へ廻るついでに、合流点近くの錦着山に登ってみました。標高80メートルの公園です。近々、永野川の改修工事が始まるようなので、代わりの探鳥地として下見して見たのです。
 中腹は低木で覆われているので、そこでアオジを見つけました。山頂はサクラ、スギなどの植樹種が多く、南面でシジュウカラ、ヤマガラの混群に会いました。ヤマガラは川付近ではめったに見られません。山頂でメジロ、カワラヒワ、ウグイスの囀りを聞きました。北側の田んぼの上で飛ぶ猛禽を1羽見ましたが特定できないうちに見失いました。
 冬季にはよい場所かも知れません。
赤津川
 カルガモが5羽、8羽、5羽、でした。その他は、滝沢ハムの池で6羽、公園で2羽、池で26羽、睦橋付近で7羽、計59羽となりました。
 ツバメは1羽、2羽ずつ計8羽になりました。
 イワツバメは陶器瓦店付近で5羽確認できました。何時も同じ場所なので営巣しているのかも知れません。
 ヒバリは2カ所で囀っていました。
 カイツブリが陶器瓦店の上流で1羽、後は池で1羽。
 カワウも1羽潜水していました。
 コガモが2羽。後は滝沢ハム池で13羽、二杉橋上でも2羽、13羽の群れが見えました。同一個体か、と疑ったのですが、移動も見ていない気がするので30羽としました。
 カワセミが1羽下っていきました。
 ムクドリが5羽、田から飛び出して畦の木に飛び移りました。
 ヒヨドリがここでは珍しく7羽の群れで飛びました。
滝沢ハム付近
 たくさんのヒヨドリが滝沢ハム寄りの桜並木の中で、花を食べていました。第五小付近では25羽が群れて飛びました。もしかするともう渡りの季節でしょうか。
 雑木林で、キジバト2羽、シメ3羽、若葉が茂り始めて見えにくくなりました。
公園
 ツグミが芝生で、点々と7羽、この数は暫くぶりです。
大岩橋付近
 キジ♂1羽、山林の林縁に確認しました。キジが目立つようになりました。
上人橋から二杉橋
 ダイサギ、アオサギが睦橋付近でが並んでいたのですが、一緒に飛び立っていきました。なぜ異種で一緒の行動なのか疑問です。今日のダイサギは嘴全体が黄色でした。
 ウグイスは永野川2カ所で囀っていました。
 
 サクラが長持ちしていて、まだ花がきれいなものがある一方で、花吹雪が行く手を遮り、我が身に降り注ぐこともあって、この季節ならではの気分を味わいました。
 若葉は薄黄緑色に色づき、少し霞んだ空に溶け込むようです。ウイルスが自然全体をを冒していなくて少し救われます。人間は知恵を出して身を守り、逃げることも出来ない自然のことも守るべきなのでしょう。
 
鳥リスト
キジ、カワウ、カイツブリ,ヒドリガモ、カルガモ、コガモ、ダイサギ、アオサギ、カワセミ、ハシボソカラス、ハシブトカラス、ムクドリ、キジバト、モズ、ヒヨドリ、スズメ、セグロセキレイ、ウグイス、ツバメ,イワツバメ、ヒバリ、シメ、ツグミ、
以下錦着山
シジュウカラ、ヤマガラ,メジロ、アオジ、カワラヒワ
 
 







永野川2020年3月下旬
24日 9:00〜11:00
よく晴れましたが、風が冷たい日でした。 二杉橋から入りました。
ハクセキレイ:二杉橋から睦橋までの間に、ハクセキレイ4羽、その後公園で1羽、赤津川で2羽、今日はハクセキレイが多く見られました。
セグロセキレイ:赤津川の3羽のみでした。
ウグイス:二杉橋付近で2カ所、水道庁舎付近で2カ所で囀りが聞こえました。
ホオジロ:睦橋の少し手前で、何かの囀りの声が聞こえました。とっさに思い出せず、少し探すと川岸の低木のてっぺんで、ホオジロが上空に向かって懸命に囀るのを発見しました。今季初の囀りでした。
ヒドリガモ:公園の池で、ヒドリガモ25羽、いつもながらカモの移動は不思議です。
カルガモ:池で39羽、赤津川で24羽、計63羽になりました。体の小さめな昨年生まれたのでは?と思われるものが数羽が固まっていました。
コガモ:二杉橋近くの流入口にコガモ1羽、ここのみでした。
アオサギ:睦橋近くに1羽、合流点付近で1羽。
カイツブリ:睦橋近くに1羽。
ツバメ:公園に入ると、ツバメが上空に1、2羽ずつ7羽現れました。今季初です。チャンスを逃さず幸運でした。その後、大岩橋上で1羽、赤津川で5羽、計13羽になりました。イワツバメも探したのですが、明確な違いが見られなかったのでツバメとしました。
モズ:睦橋付近の対岸の低木に1羽停まっていました。
ダイサギ:大岩橋上の川岸に1羽、小さく見えたのですが、飛んだおりに見た足先は黄色ではありませんでした。
ノスリ:大砂橋手前の工事現場で、対岸の木に一瞬白い塊が眼に入りました。動かないので鳥では無いかと思いましたが、双眼鏡に入れるとワシタカでした。とても白い印象が強かったのですが、形としてはノスリと思われます。首を動かすと褐色が強くなりました。図鑑のケアシノスリに似ていますが、ここではやはりノスリと思います。数分でいなくなってしまいましたが、よいチャンスでした。
キジバト:滝沢ハム周辺で1羽、ここでは他の鳥はいませんでした。
ヒバリ:赤津川の囀りは一カ所のみでした。やはり寒いのでしょうか。
イソシギ:赤津川岸で1羽、体についた水を振り払っていました。
ツグミ:合流点付近で1羽鳴いて飛び去りました。
 
鳥種は少なかったのですが、ツバメの初飛来を見られてよい探鳥となりました。
ソメイヨシノは場所によって3分から5分咲き、一面桜色になるのはもう少し後でしょう。
 
3月27日 10:00〜12:00
薄曇りでしたが、比較的暖かでした。今旬2回目、錦着山の横から赤津川へ先に入りました。
ヒバリ:錦着山裏でヒバリが囀っていました。赤津川でも2カ所、滝沢ハム裏の田では上空で舞ながら囀る姿が見えました。公園の北側の草地でも聞こえ合わせて5例となりました。この暖かさのせいでしょうか。
ホオジロ:合流点手前の川岸の低木で囀る姿を見つけました。至近距離で、ずっと囀っていたので、双眼鏡に入れて瞳の可愛さ、天空を向いて囀る真剣な様子などゆっくり見られました。
ツバメ:赤津川で6羽観察できました。イワツバメを探しましたが、みな尾が分かれていました。前回に比べると赤津川が多く、公園では2羽のみでした。
カルガモ:泉橋下に11羽群れていました。赤津川を遡って行くと、4カ所で2羽ずつの群れがいました。これはカップルなのでしょうか。公園の池には43羽の群れがいましたが、カップルは作っていないようでした。謎、というか勉強不足です。全部で76羽になりました。
ヒドリガモ:公園に池に18羽、少なめでした。
コガモ:滝沢ハムの調整池に鳥が戻ってきたようで、コガモ9羽確認出来ました。二杉橋うえ2羽と合わせて11羽、今年はこれでも多いです。
セグロセキレイ:赤津川の上を2羽縺れて飛びました。公園ではずっと囀っている1羽に会いましたが、今日はこの3羽のみでした。
ハクセキレイ:永野川に入ってから5羽確認出来ました。
ツグミ:田に1羽、滝沢ハムの桜並木に2羽、公園の芝生、永野川河川敷にそれぞれ1羽、と5羽となりました。
カイツブリ:合流点上に1羽、池に1羽,永野川二杉橋上に1羽と、いつもの場所に1羽ずつでした。
ダイサギ:大岩橋の下に、嘴の色が黒褐色に見え、眼の周辺に緑色の婚姻色がはっきりと表れて凄みを帯びて見えました。実際に確認出来たのは初めてかも知れません。
カワセミ:大岩橋の下でカワセミらしい声が聞こえ覗いていると、橋の上流に1羽が背の青を見せて飛びました。少しして、もう1羽が反対の岸に飛び移っていきました。方向が反対なので2羽は確実です。今日はカワセミがは活発で、睦橋の下からも1羽が飛び出して下ってきました。
カケス:大岩橋上の山林では鳴き声が聞こえました。でも林には鳥影もなく草むらに動きはありませんでした。
カワウ:公園の池で1羽が採餌中でした。永野川の睦橋下で、カワウ4羽の群れが北上して行きました。ここでこの数は初めてです。
ウグイス:永野川、水道庁舎付近と二杉橋付近でさえずっていました。
 
ホオジロの囀る姿や、ダイサギの婚姻色を確認出来て、よい探鳥となりました。時間や光線のせいか、見えてくる鳥が違っているのは確かのようです。
広葉樹が芽吹き始めました。これから少しの間の芽吹きのわずかな緑が好きです。山桜が咲いているのを見つけました。ソメイヨシノは満開が2割ほど。場所によって一様ではないようです。ヒメオドリコソウが雑木林の下を覆って、妖精の群れに見えます。