9月の永野川
9月に入ると、さすがに早朝では暑さは感じなくなります。
まだ、夏鳥のオオヨシキリやセッカやゴイサギが見られる半面、ツバメはめっきり少なくなりました。
栃木県版レッドリスト2011年版で準絶滅危惧種となったコサギを注目しているせいか、ここではよく見かけます。主に緑地公園の赤津川合流点近く、滝沢ハムの調整池(汚水処理池)です。5日には公園で4羽、13日には池で6羽、25日には公園で6羽、池で8羽確認できました。他の鳥たちが少ない中、チュウサギ、ダイサギ、アオサギも健在でした。
大岩橋下の草むらで、花の大きなオオマツヨイグサを見つけました。在来種、外来種を問わず、この河原の植生の多様さは、専門家の目で一度調べてほしいと思います。
15日、おそらく市役所担当課の知らないことでしょうが、民間人がこの近くで草刈りをしていました。善意の行為なのでしょうが、果たしてこれでよいのでしょうか。
25日、不安が的中して公園の法面の草を刈られました。8月のお話では、これ以降の草刈はないという話だったのですが、ここで刈られると今季冬鳥の生息するまでに草むらは育ちません。
もう来年度を見越して行動するよりないと思い、担当課へ問い合わせてみました。公園の美化のグループがやっているなら、話し合いの余地があると思えたからです。
担当課の話では、単に公園を利用しているだけの人の強硬な主張をいれて、業者に刈り取りを依頼したそうです。
このように、そのときの流れだけで対応する姿勢は疑問です。ここの刈り取りの善悪は別としても、担当課だけでなく市の方針として根本的な自然保護の姿勢を打ち出すべきではないでしょうか。
あまり何度も繰り返されるので、自分に自信が持てなくなり、もう一度法面の周辺を見なおしてみました。本当に狭い空間ですが、ここに冬鳥の姿が見られた時のことを思い、現状が胸を突きます。
もうひとつ、河原には、ヌスビトハギ、オナモミなど繁殖目的に種子を動物や人に付ける植物がありますが、それが子供たちにつくのは可哀想だ、という意見を耳にしました。一瞬耳を疑いました。
60年前、私たちが子供のころ、それは「面白いこと」でした。少なくとも30年前の息子の子供時代でも、「オナモミ戦争」という遊びもありました。また、それを避けて通る知恵も自分で身につけていったと思います。
そのことから、生物の種の保存しようとするたくましさ―自然界の成り立ちを知り、その中で生かされている人間も感じることが出来るのではありませんか。
時代が変わったと言えばそれまでですが、こと自分の子どもや孫に関することになると、周囲が見えなくなっているような気がします。
5日に、モズが今季初めての高鳴きを聞かせたのを皮切りに、その後あちこちで聞こえてきます
ヒヨドリが群れでにぎやかで飛び、モズの高鳴きや鳴きまね、ウグイスの地鳴き、なにか聞いたことのない小さめな声、渡りの途中のカケスの声と、鳥たちの声が増えてきました。
探鳥シーズンは目前です。
9月の鳥リスト(永野川二杉橋から大岩橋まで・赤津川、緑地公園から平和橋まで)
カワウ、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、カルガモ、イカルチドリ1、イソシギ、セグロセキレイ、ハクセキレイ、キセキレイ、ウグイス、セッカ、オオヨシキリ、カワセミ、ツバメ、スズメ、ホオジロ、セッカ、コゲラ、カワセミ、モズ、キジバト、ヒヨドリ、キジ、コジュケイ、ムクドリ、オナガ、ハシブトカラス、ハシボソカラス