ヨシは緑を増やし始め、少し安堵するこの頃です。
二杉橋上流付近にもかなりのヨシがあります。ここは最も住宅地に近いのですが、冬のアオジをはじめ意外と観察できる鳥が多いのです。3年前、草むらや低木が刈られる前に、ここでコジュケイを初めてみました。
公園の中の草刈は一段落しました。
以前花壇だった公園の最も北側の部分は、イヌムギ(牧草)が茂っていて確かに刈られてすっきりした面もあります。ヒバリなどの繁殖が終わっていたことを祈ります。
川沿いのヨシは残して下さったのは有難いことです。出来ればそこに続く草むらをあと幅5メートル残していただけたら多くの生物が棲息出来るでしょう。
児童遊園と川の間の土手の法面、ここはエノキ、オニクルミ、クヌギ、ハリエンジュなどの樹木、オドリコソウ、ハナウド、マツヨイグサその他、思いがけず多種類の植物があり、それに従って多種類の昆虫の幼虫も棲息できる場所です。
歩行にはそれほどの影響もないので、刈り取りは最低限、特にこれから秋の刈り取りはやめてほしいと思います。
かつての風景の記憶が次第に薄れていき、現状を受け入れかけている自分を恐いと思います。
先日、ここで、小学生の虫採りの授業があると聞きました。それは広い意味の環境や生態系の授業でもあります。こんな身近なフィールドを残したいと思いませんか。
6月の鳥リスト(永野川二杉橋から大岩橋まで・赤津川緑地公園から平和橋まで)
今の時期、一年で最も鳥の少ない時期です。
6羽のヒナを連れたカルガモがひと組見られました。
カワウ、アオサギ、ダイサギ、ゴイサギ、カルガモ、イカルチドリ、セグロセキレイ、ハクセキレイ、カワセミ(幼鳥)、ホオジロ、オオヨシキリ、ヒヨドリ、ツバメ、イワツバメ、ウグイス、コゲラ、カワラヒワ、シジュウカラ、ヒバリ、セッカ、スズメ、キジ、コジュケイ(山側からの声のみ)、キジバト、ムクドリ、トビ、ハシブトカラス、ハシボソカラス