まず、ビギナー探鳥会のお知らせ。 日 時 5月18日(土) 9時集合12時解散 集合場所 永野川緑地公園西駐車場(栃木市岩出町) 担当 日本野鳥の会栃木 事業企画委員会 芽吹き始めたヨシや花をつけた草木の中で、ゆっくり鳥を見ましょう。セキレイやカワセミ、オオヨシキリのほか、うまくいけば渡りの途中のコムクドリに会えるかもしれません。
ビギナー探鳥会についてのお問い合せは 日本野鳥の会栃木 (рO28―625−4051)まで
4月になって、暖かい日が続きました。もうソメイヨシノは散り初めました。 キジがあちこちで声をあげています。そろそろ繁殖の時期なのでしょうか。スズメやカワラヒワ、カルガモなどもカップルが目立ちます。 オオジュリンやカシラダカはもういませんが、ヒドリガモは公園の調整池に19羽、集まって帰って行くのでしょうか。 普通の鳥たちを見ていても、季節の変わり目を感じられるのは幸せです。 上人橋付近の山林で、コジュケイの声を今季初めて聞きました。このところ姿を見せてはくれないのですが、今年もいてくれたのか、と思うと嬉しくなります。 高橋付近の、屋敷林を持つ住宅でエナガが2羽、久しぶりでした。ここは、いつもヒヨドリの声でにぎわい、屋敷林が里山であること、実感します。永野川の水も戻ってきました。
中旬 ホオジロの囀りを始めて聞きました。 ヤナギやクヌギ、ニセアカシアが芽吹き、公園の八重桜の濃ピンクが映えます。公園の土手の法面には、オドリコソウ、ホトケノザ(サンガイグサ)、オオイヌノフグリなどが花をひろげ、クルミも花をつけました。 公園のシンボルのようなクワの大木はやっと芽吹いたばかりです。 ヒヨドリが15羽くらいの群れで何回も飛んで行きました。ツグミが田んぼに11羽群れていました。そろそろ渡る準備でしょうか。 それに対して、シメ3羽、ジョウビタキも1羽確認でき、ヒドリガモもまだ7羽残っていました。 新井町の住宅裏の田んぼの用水路の橋の下に見慣れない鳥影が一瞬目に入りました。よく見ると緋色の長めの嘴と、茶褐色背模様と、横腹の縞模様が確認できました。2009年5月のビギナー探鳥会以来のクイナです。 こんなところに1羽、これは渡りの前なのか、それともどこか近くで繁殖しているのでしょうか。 こういう一瞬の幸福な出会いがあるので、探鳥はやめられません。
下旬 中旬からの冷え込みが治まって、やっと本当に暖かくなってきたようです。 カルガモはめっきり減って来ましたが、公園の池にはヒドリガモ3羽、二杉橋にはコガモが22羽集まっていました。 キジも9羽、ヒバリも6羽と目立ちます。 二杉橋付近の草むらがなくなり、ウグイスの声も聞こえなくなりました。因果関係がはっきり分かる例だと思います。 この一カ月、少し注意してカラスを見ていました。この地形ではハシボソカラスが多いといわれましたが、ここではハシブトカラスの方が多いようです。今までも時々会う大群は、ほとんどハシブトカラスでした。ちなみに今回、ハシブトカラス9、ハシボソカラス2、不明2、でした。住宅地に近い、ということでしょうか。
鳥リスト キジ、コジュケイ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、カイツブリ、キジバト、アオサギ、ダイサギ、クイナ、バン、イカルチドリ、トビ、カワセミ、コゲラ、モズ、ハシボソカラス、ハシブトカラス、シジュウカラ、ヒバリ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、セッカ、ムクドリ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、シメ、ホオジロ、アオジ、
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