宮澤賢治、風の世界

宮澤賢治の作品を彩る言葉と風を追って宮澤賢治の世界を訪ねよう。 賢治は風という言葉に何を託したか。風を描くためにどんな言葉を選んだか。 賢治は何を求めて風の中に身を置いたのだろう。 そこに少しでも近づきたくてページを埋めていく。
 
永野川2016年12月下旬
25日
  2016年最後の探鳥です。
 気温は暮れ並に低くなりましたが、よい天気です。明日から天気が崩れる予報なので少し早いのですが決行しました。
 公園から入ると、駐車場でツグミが鳴いて走っていました。
 工業高校のポプラの大木にあるカラスの古巣に、ハシブトカラスが2羽いて、1羽が巣をつついていました。この時期、繁殖でもないのでしょうが、何をしているのでしょう。
 芝生の桑の大木はすっかり葉をおとし、見やすくなった、と思いましたが、敵もさる者、鳥ちは消えてしまい、シメが1羽、ツグミが1羽のみでした。日曜日なので近くで中高生が運動しているせいかもしれませんが。
 ワンド跡では多数のスズメの声のみ聞こえましたが、少し見ているとシジュウカラが3羽飛来し、鳴いて飛びかいました。
 ワンド近くの中州に、イカルチドリが3羽揃っていて、最近珍しい光景です。上流の中州でも2羽、永野川でも1羽、と多い日です。セグロセキレイも時々行きかいます。
 少し登ったところで、カワセミが下って来て枝に留り、ダイビングしましたが、獲物は取れませんでした。さらにもう一度トライしても失敗し、数秒ホバリングしていましたが、川下に飛び去ってしまいました。
 クワの大木からシメが4羽飛び立った後にモズが残っていました。恐らくモズを警戒して飛び立ったのでしょう。
 西の調整池で、カルガモ2羽のみ、と思っていたら、ヒドリガモ25羽が飛び立ち、旋回していましたが、戻らず西に飛んで行きました。気付いたら、小さい子が水際まで下りていました。多分ヒドリガモは私の見えない側にいたものが飛び立ったのでしょう。カルガモは逃げないのは人間に慣れているからでしょうか。
 大岩橋の河川敷林ではカワラヒワが8羽、3羽、と飛び立ちました。
 山林からカケスが2羽飛びだして、背後で、オオタカ?と思われるピーピーという声が聞こえました。そのためだったのでしょうか。山林はそんなに急な山でもないようですから、一度登ってみたいものです。
 大岩橋から川を眺めると、ダイサギが1羽川を遡っていきました。水際の枝にはエナガ7羽の群れが見えました。橋の上は絶好のポジションです。
 滝沢ハムのクヌギ林で、シジュウカラ5羽、シメ2羽、キジバト2羽、公園側の低木でホオジロ4羽。狭い場所で、複数の種類がみられるのは楽しいですね。
 滝沢ハムの調整池にはまだ水があるのでしょうか。岸辺にダイサギが13羽群れていました。ダイサギの群れを見るのは珍しく、いつも孤高の鳥のイメージが強かったのですが。
 赤津川に入ると、工事のない泉橋までに、カイツブリ2羽、カルガモ24羽。ここは鳥の逃げ場所のようです。上空にトビが1羽、ノスリは見えませんでした。
 少し上の工事のない部分で、カワセミが一羽下っていき、バン1羽、ハクセキレイが1羽。コガモ2羽見えました。
 東岸で、カワラヒワが舞いあがり電線に集結するように留りました。53羽で、今年二番目に大きな群れです。羽色の黄が美しくほっとする平和な風景です。
 ダイサギも1羽、4羽、アオサギも1羽ずつ3羽、点在しました。赤津川はやはり鳥の来る川です。
 合流点の川岸の草むらにガサっという音がしてキジ♂の青い首が見えました。キジも久しぶり、めっきり少なくなりました。ここでもイカルチドリが2羽見えました。
 上人橋から二杉橋までを往復しました。
 第五小付近のいつもの場所で、コガモ19羽、カイツブリ2羽、カルガモ15羽、ヒドリガモ2羽、アオサギ1羽、鳥の居る場所も決まってしまったようです。
 カシラダカ、アオジなどは草むらに隠れたのか全く見えませんでしたが、ダイサギや、カワラヒワの群れという、一つの冬の風景を見ることができました。
 
鳥リスト
キジ、カイツブリ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、カイツブリ、キジバト、ダイサギ、アオサギイカルチドリ、トビ、カワセミ、モズ、ハシボソカラス、ハシブトカラス、カケス、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、ツグミ、スズメ、セグロセキイ、ハクセキレイ、カワラヒワ、シメ、ホオジロ
 
付記
膝を痛めてしまい、しばらく永野川に行けなくなりました。今年は鳥も豊富なのに大変残念です。
回復するまで、永野川の報告は少しお休みします。

 
 
 







永野川2016年12月中旬
16日
 今日になって気温がめっきり下がって来ましたが、よく晴れて探鳥日和です。寒さを避けて、10:00に家を出ました。
 二杉橋近くでは、コガモ25羽、カルガモ4羽、それと今年初めてマガモ♂1羽見えました。対岸の木にモズ1羽、川辺にアオサギ1羽でした。
 北に向かって遡るので、正面に男体山を中心に日光連山が雪を被り、見るだけで寒い冬の風景です。
 東岸の草むらからスズメ30羽+が飛び立って、市街地の方に大きな羽音を立てて飛びました。鳥の羽音はなぜか暖かです。
 少し登って睦橋の少し手前の岸の草むらから、カシラダカ1羽、チッチと鳴き姿を見せました。今季初です。
 中州にセグロセキレイ2羽、ハクセキレイ2羽、1羽、キセキレイ2羽、イソシギが下流にむかって飛んでいきました。
 上人橋近くの畑にムクドリ2羽、スズメと混じっていました。
 公園に入ったところで、シメ5羽が川の方に飛びました。今年は一羽2羽ではなく集団で見かけます。さらに公園の中に入って1羽、2羽、3羽と飛びました。カワラヒワも5羽、5羽、3羽と、鳴きながら飛んでいます。
 ワンド跡からはスズメ200羽+が一斉に飛び立ちました。小さなスズメでも壮観です。
 上空を大きめの黒い鳥が8羽、西へ飛んでいきました。雁のようにV字型編隊になったり、ばらけたりしていました。数分して、また戻って来たのはカワウでした。カワウが編隊を作るのもこれだけ数が多いのも、ここではでは初めてです。
 公園内の川のハリエンジュにシジュウカラ2羽、ホオジロが1羽、ジョウビタキが1羽、ヒヨドリ6羽、やはり鳥たちはここが好きなようです。
 中州に、イカルチドリが久しぶりに一声鳴いて降り、その後また2羽やってきました。ツグミが水辺に2羽、イソシギも1羽加わりました。
 川を眺めていたら、後ろでキョッキョという声がしました。何か本で読んだことのあるアカゲラの声のようで、まさか、と思っていると後ろから、私と川を越えて対岸のハリエンジュに留ったのは、やはりアカゲラでした。一昨年も一度ここと、滝沢ハム近くのハリエンジュの木の穴で見かけたことがありました。やはり時々は来ているのですね。
 少し登ったところで、カワセミが1羽下って来て木の枝に留り、ダイビングして上がると、口にはちょうど食べごろの大きさの銀色に光る魚がありました。岸辺で苦労しないで呑み込める大きさで、呑み込むとまた川を下っていきました。
 調整池東のヒドリガモは6羽に減ってしまいました。でもここでもカワセミが東から西の池に飛んでしばらく留まっているのが見えました。
 大岩橋の河川敷林ではカワラヒワ15羽、アトリ1羽、アオジ2羽、対岸にアオサギとダイサギが並んでいました。
 なにか見慣れない大きめの一瞬赤く見える鳥がいて、橋を越えて下流に飛んでいきました。それで上流へは行かないで滝沢ハムの方に戻ってみました。すると川の北岸の低木に、先ほどの鳥を発見、最初は背中の黒い部分しか見えず、なんとか尻尾の先がほのかに白いのを確認、少し前が見えるところまで行ってみると、赤褐色のお腹が見え、目も黒くて丸く、アカハラでした。ここでは2度目です。今日は本当についています。
 滝沢ハムの草むらでウグイス1羽、ここでもカシラダカが1羽、2羽と飛びました。やっとたくさんやって来たようです。シジュウカラもサクラの並木に3羽みえました。
 赤津川に入り、カルガモ18羽、14羽,10羽、と川岸の草に隠れるように固まっていました。やはりまだ寒いのです。
 滝沢ハム後ろの田にダイサギ3羽とアオサギ1羽、空になった池を眺めるような感じでした。
 少し登ると西岸の田にケリ2羽、これも今季初です。一瞬飛んで、美しい羽の白さを見せてくれました。ツグミも2羽、田の畔を歩いていました。
 セイタカアワダチソウの草むらで、スズメ100羽+が潜んでいました。今日はスズメの大きな群れが多いようです。
 上空にトビ1羽、そして近くに少し小さめのものが同じように旋回していました。トビ2羽かと思ったが、1羽は腹面が白く羽の形もノスリでした。これもこのあたりではあまり見かけません。
カイツブリが、1羽ずつ2回、工事の無い区間を選んで鳥たちは暮らしているようです。ここでもカワセミが飛びました。
 帰りの永野川、上人橋近くでカワラヒワ17羽、第五小付近でカワセミが1羽、今日は本当に良い日でした。いくらか暖かくなった時間は、鳥たちも元気になるのでしょうか。寒さに弱い私の口実が出来てしまったようですが。
 こんなにいろいろな鳥たちに会えたのは、神さまの贈り物としか言いようがありません。またここで、冬のビギナー探鳥会が出来るよう祈っています。
 
鳥リスト
カルガモ、コガモ、マガモ、ヒドリガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、ダイサギ、アオサギ、イカルチドリ、ケリ、イソシギ、トビ、ノスリ、カワセミ、アカゲラ、モズ、ハシボソカラス、ハシブトカラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、ムクドリ、ツグミ、アカハラ、スズメ、ジョウビタキ、セグロセキイ、ハクセキレイ、キセキレイ、カワラヒワ、シメ、アトリ、アオジ、ホオジロ、カシラダカ

 
 







永野川2016年12月上旬
9日
 今日も、ほとんど雲がなく、あまり寒さも感じません。9:30出発しました。
 二杉橋から入ると岸辺の砂利地に、コガモ18羽とカルガモ2羽。今年はここがコガモの場所のようです。今日は少し登ったところでウグイスが鳴きました。   ヒヨドリが7羽、第五小学校の桜の木から飛び立ちました。
 高橋の手前で、セグロセキレイ2羽、カワウが1羽潜水を繰り返していました。ウグイスも聞こえます。中州にカルガモ50羽が見えました。
 栃木工業高校のポプラの大木は葉を全部落としました。カワラヒワが37羽、鳴き声とともに羽の黄色がちらちらと見えています。公園に入ってもカワラヒワは7羽、10羽と群れて飛びました。
 芝生の桑の大木は、やはり鳥の集合地のようで、シメが1羽見えた、と思ったら8羽が飛び立ち、その後も2羽が飛びました。まだ葉が落ち着ていないので、他種類いる鳥の半分も見えないかもしれません。少し高い木の中央部に、キジバトが潜んでいました。
 ワンド跡はスズメが占めていて、20羽+の群れが飛び立ちました。
公園の中の川にはセグロセキレイが5羽、てんでに飛び、ハクセキレイも2羽、1羽、1羽、キセキレイも1羽来ていました。アオサギ1羽、岸辺に貼りつくように立っていました。
 岸のハリエンジュに、胸が赤く背が黒く模様があり、目の付近が白 (過眼線にも見える)いものが見え隠れしていました。ヤマガラでも、ベニマシコでもなく、アトリに一番近いけれど1羽での行動もあるのか疑問でしたが、バードリサーチのお話では、川辺ではありうることだそうです。昨年は旅先で30羽くらいの群れで見ています。
 サクラ並木で、エナガが12羽、大岩橋付近の山沿いでも7羽、今年は本当に多いようです。
 公園の芝生でツグミが1羽だけ、ぽつんとしていました。
 調整池のヒドリガモは♀1羽のみでした。
 大岩橋の河川敷林ではウグイス1羽、シメ1羽、林から川に出て来たアオジが2羽、まだカシラダカは来ていません。
 滝沢ハムのクヌギ林ではシジュウカラ2羽、コゲラ1羽、シメ1羽。シメは本当に良く散らばっている感じです。
 公園内の川の方で、久しぶりにキジの大きな鳴き声を聞きました。
 赤津川に入ると滝沢ハム調整池の近くにダイサギが4羽、ここは最近水がなくなっているようです。自然を利用した汚水処理池だったはずなのですが。
 泉橋下でカイツブリ2羽、少し登るとカルガモ18羽、カイツブリ1羽、バン1羽、ハクセキレイ、セグロセキレイ、キセキレイなど工事のすき間を選んで過ごしている気がします。
 帰り、下ってくる途中で、チイーという声とともにカワセミが背の鮮やかな青を見せながら下っていきました。
 川岸の草むらからキジの♀が川を越えて行きました。
 二杉橋から北を見ると1羽の白いサギが舞い降りて来ました。足の先が黄色いのがなんとか確認できて、貴重なコサギを確認しました。
 今年の冬鳥は豊富です。ひとまず洪水の被害は修復したのでしょうか。 人間のやる工事はなかなか終わりそうもありません。今度は休工の日曜日に来れば、もっと鳥が多いのかもしれません。
 本格的冬鳥シーズンの始まり! 好天を祈ります。
 
鳥リスト
キジ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、ダイサギ、アオサギ、バン、カワセミ、コゲラ、モズ、ハシボソカラス、ハシブトカラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、ツグミ、スズメ、ジョウビタキ、セグロセキイ、ハクセキレイ、キセキレイ、カワラヒワ、シメ、アトリ、アオジ

 







永野川2016年11月下旬
26日
 風もなく雲ひとつない好天で、暖かい探鳥日和でした。10:00頃出かけました。
 二杉橋から入るとすぐ上に、カルガモ15羽、コガモ14羽、少し上にアオサギが間隔を置いて2羽、ダイサギが1羽、ハクセキレイが3羽、セグロセキレイ4羽、ここだけが河川工事をしていないので、集中しているのかもしれません。
 カワセミらしい声だな、思って登って行くと、一瞬、遡って行く1羽が青く光って見え、幸運なスタートです。
 上人橋上の河川敷でダイサギが3羽、相変わらずここはサギの好きな場所のようです。
 小さめなハシブトカラスが6羽芝生で採餌していました。カラス類が増えている気がします。
 公園の芝生内の桑に大木は、鳥たちは好きなようです。いつも何かしら声がしています。今日はツグミ2羽、シメ4羽、カワラヒワ5羽、モズ1羽、次々に現れては飛び立ちました。
 ワンド跡も鳥がたくさん隠れているのですが、今日は、スズメ100羽+のみ、飛びこんだのが確認出来ました。
 公園の川の中州でツグミ2羽、イカルチドリ2羽、セグロセキレイ5羽、ハクセキレイ4羽、ダイサギ2羽、上空にカワウまで現れました。
 それとシメが、両岸を行き来していて5羽、土手のエノキでも1羽、さきほどの場所と合わせると10羽になりました。同じものをカウントしている危険もあるのですが、今年は多い気がします。 
 調整池のヒドリガモは、いつもの西池に11羽、東に16羽と別れていました。ここでもカワセミが一瞬飛んで、西池の取水口に留ってしばらくいてくれました。
二杉橋近くでは聞こえませんでしたが、大岩橋の近くの山林でウグイス地鳴き聞きました。
 大岩橋の上から、河川敷林を覗くと、シジュウカラ2羽、メジロ1羽、至近距離で見えました。これは鳴き声が頼りです。
 大岩橋の北側から、河川敷林を見ている時、カワラヒワの25羽+が飛びました。カワラヒワの冬の情景です。
 滝沢ハムのクヌギ林では、ホオジロ1羽とコゲラ1羽のみでした。
 合流点から泉橋までの間は、河川工事をしていないので、ダイサギ2羽とモズが1羽確認できました。
 赤津川に入り、田でツグミが1羽、岸の草むらでジョウビタキ1羽、ジョウビタキも普通はチッチと鳴くのをここで初めて気づきました。我が家の庭ではいつも、もっと強いタクタクという感じの音を立てています。
 カルガモ6羽、4羽とコガモ2羽、バン1羽、カイツブリ1羽、いくらか残った川の工事の無い部分を探すようにして生きている気がしました。
 永野川西岸を下ってくる途中でホオジロ2羽とカワラヒワが3羽、梅の木の上に留っているのを見つけました。
 シメを始め、鳥が多かったと思います。条件が悪くなっても頑張っているような気がして、嬉しかったのですが、早く工事が終わって、元の川が戻ってほしいと思います。もとには戻らないかもしれませんが。
 
鳥リスト
カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、カイツブリ、カワウ、ダイサギ、アオサギ、イカルチドリ、コゲラ、モズ、ハシボソカラス、ハシブトカラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、ツグミ、スズメ、ジョウビタキ、セグロセキイ、ハクセキレイ、カワラヒワ、シメ、ホオジロ

 







永野川2016年11月中旬
18日
  気温も大分低くなってきましたが、雲ひとつない好天です。9:30ころ出かけました。
 二杉橋から入ると、上流が工事中で川止めしているらしく水が澱んでいます。橋のすぐ上でマガモ7羽、カルガモ3羽発見、コガモが増えて来たようです。
 ダイサギ一羽、カイツブリ2羽、ウグイスが2か所で地鳴き。ウグイスは大砂橋近くの藪でも聞こえました。
 睦橋の手前でアオサギ1羽。カワセミ1羽も岸の木に飛び上がりしばらく留っていました。
 睦橋から上人橋まではずっと護岸と川底の工事中で、鳥は見えませんでした。
 上人橋のすぐ下の草むらでアオジかと思われる地鳴きを聞きました。大岩橋の河川敷林でも同様の声を聞きました。
 上人橋近くの山林でカケスの声がして、一瞬羽の色が見えました。
 公園の芝生にハクセキレイ2羽、セグロセキレイ1羽が走っていました。
 芝生の中の桑の大木にシジュウカラが5羽、ヒヨドリが2羽、見えました。後ろを振り返ったら、土手の桜並木でエナガの声だけきこえたので、方向を変えて南へ行き、エナガ12羽確認できました。このところエナガに会うことが多く嬉しいのですが、バードリサーチのお話では、雑木林が減って来て近郊の疎林に進出せざるを得ないのかもしれないとのことで、喜んでばかりもいられないのかもしれません。
 児童遊園の近くの芝生にツグミが5羽、いつものよい姿勢で、点々としていました。冬にみかける風景です。ツグミも数が増えて来ました。
 調整池にはヒドリガモ25羽、カルガモ3羽、カイツブリが1羽でしたが、カイツブリがヒナの成長したものだかどうか、区別がつかなくなっていました。今日はカイツブリが多く赤津川で5羽、全部で8羽確認できました。
 公園に戻ると、桑の大木でシメ2羽、中州でセグロセキレイ2羽見つけて休んでいると、カワセミが2羽、鳴きながら下って来て、1羽が岸に留っていてくれました。
 大岩橋上の河川敷林ではシジュウカラが5羽見えました。
滝沢ハムのクヌギ林で、チ、チという少し太い声がして、何かと迷っていると、シメが現れました。思いがけず7羽もいて目を疑いました。キジバトも飛びました。
 赤津川に入ると、カルガモが今回は東岸に並んで7羽、27羽、3羽の群れを作っていました。
 ダイサギが3羽飛びあがりましたが、しばらくして戻った時も一緒にいました。小さめなので、あるいは若鳥の兄弟でしょうか。この大きさからして、繁殖期はいつなのでしょう。
 赤津川も泉橋から上流の両岸の法面の草が根こそぎという感じで刈り取られていました。いつもオオジュリンを見つける土手ですが、今年は望めそうもありません。何故、この時期、この田園の中で伐採なのか、護岸工事の場所もあるようですが全部ではありません。今日も赤津川はセグロセキレイ2羽、シジュウカラ1羽、キセキレイ1、アオサギ1羽を見つけただけでした。
 バードリサーチから聞いた国交省の見解は、洪水の発見を早めるために法面の草はなるたけ刈り取っているとのことでした。植物の根は土止めの役割を果たしていると思いますがこれでは洪水を助長するようなものではないのでしょうか。
 永野川との合流点でカワセミが1羽、堰にじっと留っていました。今日はこれで4羽目、幸せでした。
永野川を下ってくるとアオサギが2羽、工事現場に埋もれるように佇んでいました。
 今日は初めて、私のブログを読んで下さっている方とお話できました。実に稀な幸運です。ブログは宛先の無い手紙のようなものですので、やっと届いた手紙という感じです。できるだけ正確な記述を心掛けて、皆さんに読んでもらえるブログにしたいと思います。
 
鳥リスト
カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、カイツブリ、キジバト、ダイサギ、アオサギ、モズ、ハシボソカラス、ハシブトカラス、カケス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、ツグミ、スズメ、セグロセキイ、ハクセキレイ、キセキレイ、シメ、ホオジロ、アオジ