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今回は、「行政書士事務所運営に必要なこと」を考察していきたいと思います。
さて、行政書士の仕事のサイクルというのは、簡単には次のとおりです。
@仕事を獲得するために営業をします。
A報酬額を見積もって仕事を受任します。
B実際に事務をこなします。
C事務を終了したら、報酬を請求します。
D報酬を受領したら、領収書を発行します。
では、以下で詳細を見ていきましょう。
@仕事を獲得するために営業をします。
行政書士を開業している場合、営業活動が必須です。
宣伝広告だけでお客さんを獲得できる方もいらっしゃるかも知れませんが、稀な事例です。 仕事を獲得することを円滑にしてくれる活動として宣伝広告を位置づけることが大切です。
所長は営業活動に専念するために、事務は事務補助者に全部任せてしまうことも一考です。
はじめは業種を絞って営業活動をしましょう。
業種を広げすぎると、手に負えなくなります。
さらに、専門性を獲得することや専門性をPRすることが遅れてしまいます。 A報酬額を見積もって仕事を受任します。
行政書士の仕事は、顧客の状況に応じて難易度も分量も違ってきます。
しかし、報酬額が融通無碍であっては、顧客に不安を与えてしまいます。
また、ダンピングをしてしまっては、同業者に迷惑をかけていることになります。
報酬額は、基準を設けることが必要です。
以前の記事で、行政書士の報酬は1時間あたり4000円〜5000円が妥当であるとしました。
これをベースにして、付加価値に応じた価格設定をすべきです。
B実際に事務をこなします。
事務を遂行できるだけの事務所環境を整えておくことが必要です。
許認可申請に関しては、手引きがありますから、 手引きにもとづいて書類を作成していくことになります。
市民法務については、慎重に行いましょう。
自分の処理能力を超えてしまう場合は、専従の事務員がどうしても必要になってきます。
人を雇うことになることを念頭に、報酬額の基準を見直していく必要があります。
C事務を終了したら報酬を請求します。
見積もりをもとに、最終的な報酬額を決定して請求します。
D報酬を受領したら、領収書を発行します。
報酬が入金され、領収書を発行できてようやく一仕事終えたことになります。
@〜Dを繰り返していくことが、行政書士事務所のマネジメント・サイクルになります。
基本的に個人事業主ですから、一人で通常の企業でいう何役もこなさなければなりません。
大変ですが、それだけにやりがいに満ちていると言えるでしょう。
まず投資をして、売上げを上げ、利益を獲得したのち、必要な経費を支払い、
残った利益を報酬や賃金として分配していくことでしか、事業は継続できません。
事業を継続するためにも、適正な利潤を獲得することが大事になってきます。
利潤は、このサイクルを回していくだけの燃料に相当するものです。
そして、このサイクルを円滑に回せるような準備資金・準備行為が必要です。
それは、次回以降に説明したいと思います。
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