さて、高校受験の日である。 社会科の大問を1つまるまる落とした。
いままでそんなことは経験したことがないので 受験中にすっかり意気消沈してしまった。
同じ高校を受験したのはそのとき3人だったが その一人の、不適時で不適切な発言があったため いつもの精神状態を保つことができなかった。
得点を諦めなければ、合格できたようだが、 諦めることにした。
私は、それほどまでに1年間ぐらい休むことを欲していた。 中学時代の出来事は、ストレスでしかなく精神的に疲弊していた。
4月からは宇都宮にある高校受験のための予備校に通った。 私立高校を3年通うよりは、お金がかからないだろうという親の判断もあった。
一年後に無事に合格した。 父親が卒業した高校に入学することができた。
入学前にオリエンテーションがあるのだが、即座に失望した。 この高校で勉強しても、東京大学に合格することはないだろうことがわかった。 この高校は学生の成績を伸ばすような能力に欠けているのはすぐにわかった。
いままで口にしたことはないが、告白することにしよう。
私は、学校の授業さえ聞いていれば、 コンスタントに5教科で400点を越える成績をとれていた。
予習は、休み時間の5分間で教科書を読み、 復習はノートを一瞥するだけで終わり。 授業は真面目に聞いていた。 聞いていただけ。
それだけで、志望校へは合格する成績をとれていた。
従って、勉強するという習慣はなかった。 むしろ、周りの同級生に悪い気すら覚えていたので勉強しなかった。
まあ、中学の勉強など大人の目で見ればたかがしれているので こんなことは起こりうることだが、実際、起きていた。
典型的な吹きこぼれだが、昔はギフテッドなどという言葉はない。 ほったらかしである。
ただ、そんな連中も集まる高校ではあるから、 その高校では並みの生徒ではあったのだろう。
もちろん、その当時、自分の知能指数が異常に高いことを しっかり把握していたら、頑張ったかもしれない。
知っていれば頑張ったかもしれないが、知らないので頑張らないことになった。
この高校で、切磋琢磨しながら受験競争を勝ち抜こうなどと言う思いは さらさらなかった。上に行くのは同級生に任せることにした。
そのため、私は、落ちこぼれることになった。 学年での全体の成績の順位は、下から1番目か2番目だったか。
校長クラスは知能指数を把握していたようだから、 私の成績不振に対しては、それなりに憂慮していたようだ。
ということで 吹き零れは、落ちこぼれたのである。
ではまた。
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