こんばんわ。
小林宙です。
今回のテーマは、「歴史教科書はすべて検定外にせよ。」です。
その大前提となる命題は以下の通り。
○公教育は、宗教、政治、文化に対しては、中立である必要がある。
この命題は、一般には受け入れられていません。私独自の見解です。
一方で、
○宗教、政治、文化を無視しては、社会を認識することは難しい。
ですから、以下の結論を得ます。
○宗教、政治、文化に対しては、個人が個別に選択できるようにすることが必要だ。
補足すると、政治、宗教、文化は、いずれも芸術活動であり、したがって、自らが自発的に学習すればよい、というのが私のスタンスになります。つまり、生涯学習の分野ということです。
私は、政治、宗教、文化という芸術の領域で、個性を培い、天才性を育てればよい、と考えます。
そもそも、天才性は、自律的に学習することによって培うものであって、高度な教育を受動的に受けるだけでは、卓越性を身につけることはできても、才能を開花させることはできないと考えます。
したがって、
○公教育では、天才性を育てることはできないし、してはいけない。
ということになります。
○学校のカリキュラムは、ナショナル・ミニマムを追求し、基礎力の養成に心血を注ぐことが期待されます。
ところで、「社会科」という科目は必要でしょうか。 私は、「社会科」は、公教育に於いては、必要ないと考えます。 特に、「歴史」は科目としても存在してはならないと考えます。
○「歴史」は「政治」にすぎません。つまり、芸術活動の一環です。したがって、自発的な生涯学習によって研究され、知識を獲得・整理すれば十分だと考えます。
○教育の世界に現実の政治が関与するようになることは、避けなければなりません。「歴史教科書」は、政治的な関与を受けすぎています。
○歴史教科書は、「物語」の域を出ません。どうしても存続させたいならば、国語に吸収合併されてしまえば十分でしょう。
○検定は、検閲ではないことは明らかにされていますが、検定自体が、行政が採択するものであれ、結局は、政治が関与しているとしか言えない状況です。
○どの教科書を観ても、内容が政治的な意味合いをたぶんに含んでいる以上は、「新しい歴史教科書をつくる会」が発行するものだけを検定外とするのは、不公平だと思います。
よって、結論としては、「すべての歴史教科書は検定外とする。」というのが妥当であります。
以下は、蛇足です。
法律家にとっては、法律を理解するにあたっては、歴史を参照することが条文の存在意義を理解する上でとても役に立ちます。
したがって、「法律家のための日本史、世界史」というのは、法律を深く理解するために必要なので、こういった研究・出版が望まれます。 |