病気と健康の差はどこで決まるのでしょうか。
風邪のように症状の出るものは、日常と違った状態になった時に感じます。
たとえば、のどが痛くなったり、熱が出たり、咳やくしゃみ等により感じられますが、それも原因を取り除き早めに対応すれば治ることが多いです。これは病気と言えないでしょう。
しかし、これより悪化すると、治療を受けたり、薬を飲んだり、床に就かなければならなくなるでしょう。こうなると病気です。症状の出るものは病気と健康の差は分かりやすいです。
しかし、病気は症状が出るものばかりではありません。
厳密には何らかの症状はあるのでしょうが、自覚症状がない場合は、検査になります。健康診断や人間ドッグの検査も同じですが、検査の結果、一定の数値以上になると病気、それ以下だと健康というように、病気と健康の差は数値で決まってしまいます。
そこには各人の資質は入ってきません。
たとえば、今話題になっているメタボの腹囲についても男性は85cmとなっています。85cm以上はメタボリック症候群の一つの原因だと見なされます。
86cmだとダメで、84cmだとOKということになり、そこには、身長の差、体質、年齢、遺伝などは一切考慮されていません。
このように、一つの数値を境にして病気と健康の差がつくものなのでしょうか。
本当にその数値は正しいのでしょうか(各個人によって差が出てくるのではないでしょうか)。
数値を超えれば病気で、薬を服用するのは正しいのでしょうか。
薬に頼る前に原因を取り除き、自己免疫力、自己治癒力、自己回復力を向上させ、回復する事ができるのではないでしょうか。
もちろん、体調には細心の注意をはかり見極めていかなければなりませんが。
あまのじゃく閑爺の戯れ言です。