栃木市と並び江戸の風情あふれる蔵の町並みを残している町・埼玉県川越市。20日・21日に、豪華な山車行列で知られる国指定重要無形民俗文化財「川越まつり」が開催されました。 川越には約30台の山車がありますが、今年は各町内から16台が参加。山車同士が向き合ってお囃子を競う「曳(ひ)っかわせ」(栃木秋まつりでの「ぶっつけ」)や、川越市役所前での勢揃いが行われ、全国から詰めかけた観衆を魅了しました。
私は初めて川越の山車を拝見しました。構造は二層の鉾と人形からなる江戸型ですが、台座から上の部分が回転する回り舞台が特徴で、お囃子を周囲360度の観衆に披露することができます。上層に出る部分と人形は迫り上げ式エレベーターになっており、山車の胴部分から人形が迫り上がってくる様子を間近に見ることができます。 メインストリートの電線は栃木と同じく地中化されており山車の巡行には最高の舞台です。巡行を妨げないよう、交差点の信号が折りたたみ式になっていたり、道路標識の裏面は町並みと同化するよう黒塗りを施すなど、細部にわたりまつりのための町並み整備が行われている点にも驚きました。
←栃木市のブースも大人気 会場ではこのほか各種模擬店・お土産品販売が行われていました。小江戸つながりで栃木市のブースも出店していました。一杯300円の夕顔ラーメンに行列が!栃木の魅力も観光客の皆さんに知って頂くことができたようです。
ちなみに、川越には「川越ラーメン」があるのをご存知ですか?川越の名産品・サツマイモがトッピングしてあります。お味は...みなさん是非、自分の舌で確かめてみて下さい。
地元・川越ケーブルテレビによる生中継も行われており、たくさん勉強させて頂きました。来年栃木市で行われる「とちぎ秋まつり」でこの経験を活かした中継ができればと思います。(石田) |