こんばんは。 おしゃれ野郎の次男から、「冷房対策で着ている高校制服の長袖のYシャツの脇が黄ばんできた」「漂白剤使っても落ちない」「どうやったら落ちるんだろう?」と相談されました。
そりゃあ・・・煮洗いかなぁ。 近所のクリーニング店に染み抜き依頼しても、よっぽど手練れのところでないと生地の痛みを心配して「染みは落とせませんでした」と、返されるのがオチだし。
どれどれ。材質はポリエステルか。これなら熱にも強いから煮洗い出来るな。 鍋に重曹を入れ、クツクツと弱火で15分くらい煮ます。 これで繊維が熱で膨張して、繊維間に頑固に潜りこんでいたタンパク質汚れ本体が浮き出すだろう。 で、後は「適度な衣料用洗剤の濃度」で、ひたすら手もみ洗いします。
顕微鏡で見ると昆虫採集”針”の形をしている”界面活性剤”が、汚れを包みこんで流れ出す、「ミセル」の状態を作れればけっこう汚れは落ちるはず。
どうだぁ! うん、けっこう落ちたね。 汚れを吸着するタンパク質汚れも分解できているから、黄ばみにくくなったはずだぞ。 「わぁ、お父さん、ありがとう!!」 これでおしゃれ野郎も面目躍如ですね。 喜び勇んで登校していきました。
高校制服のYシャツは1着¥4400円もするので、卒業までの残り半年で新規購入しなくて済みました。(しかし制服って高いなぁ〜!) よきよき。 |