小型蒸気機関車、C12。 1C1軸配置の、地方線区用タンク機関車としては最小の機関車です。 ちなみに「タンク」というのは、石炭と水を積んだ炭水車を2両目につながず、機関車本体に積み込んだタイプの機関車を言います。
この機関車は、線路規格の低い(軽い車両しか走れない)乙線用に作られており、そういった線区では主的な存在だったようですね。 ただ、水と石炭の積載量は構造上少なかったので長距離では頻繁に給水給炭しなくてはいけないため、比較的走行距離の長い線区では、姉妹機で炭水車を備えたC56が使われたようです。
このC12 66号機は現在、真岡鉄道で土日運行されている「SLもおか号」で元気に走っております。
うちの子供達も「乗る」のは勿論、茂木駅でゆったり見学したりして楽しませてもらっています。
汽車に歴史あり。 このカマは今上天皇ご生誕と同年の昭和8年、山口県の笠戸工場で落成、南国鹿児島は指宿機関区に配属されたのち、宮城の小牛田へ。 石巻機関区、長野の上諏訪を経て、会津若松で廃車。ひとたびの終焉を迎えたそうです。 そして保管先の方々の手厚い保存活動が実り動態復元され見事復活を遂げました。 このキャブ窓は、かつて桜島の噴煙や錦江湾を、ある時は三陸海岸に昇る朝日を、またある時は諏訪湖の光を映していたんですね。
SLもおか号では相棒のC11 325共々、末永い活躍を願って応援したいと思います。
そうそう、50系客車が現存して営業に使われているのもここだけでしたっけ。 青いモケット、クロスシート、懐かしいなあ。 窓を開けると時々窓肩からシンダがハラハラ落ちてきて目に入ることがあるので、小さいお子さんはご用心です。 |