既に今日の毎日朝刊にも出ていた内容ですが、東武鬼怒川線に蒸気機関車が来るとか。
(画像はJR北海道公式ガイドより)JR北海道で運行されていたC11−207号機を借用するそうですね。
http://tetsudo-shimbun.com/headline/entry-442.htmlこの機関車は北海道仕様の、推進運転や風雪による視認性悪化対策で前照灯が2個になり、その風貌から”カニ目”と言われた仕様の道産子機関車です。(もっと有名だったのは貨物機関車9600のカニ目でしたが)SLニセコや湿原号でもう1機の171号機と重連を組んで活躍していました。
個人的には2つ目の正統派ではない風貌が今一つ響かず、うーむ・・・と思ってしまうところです。(なんて贅沢な)一方でJR北海道は良く手放すことにしたなぁ、とも思うのですが。
背景として、JR北海道の台所事情がありますな。
JR北は、一時期は”イケイケどんどん”で振り子ディーゼル特急列車をスピードアップ、そして増発した一方、路盤整備と機関整備を合理化で請負比率を高めた結果、脱線、車両火災を惹起してしまいました。とうとう国土交通省からは厳重注意のほか立入検査まで行われ、安全対策に相当な費用とマンパワーを注ぎ込む羽目に。
結果的にJR北としての新事業は殆どご破算。マイクロバス転用DMVも新型特急285系も開発中止。そしてSL事業も縮小とか・・・
そんな中で状態も悪化してきた207号機は部品取り以外の理由では”お荷物な存在”となっていたのではないでしょうか。
何せ、オホーツク号や美瑛号の運行距離は100q近く。スポット運行とはいえ保存蒸気が連続走行をするのはメカにとっても人にとっても負担は大きかったことでありましょう。
それに引き換え東武鬼怒川線は12.4q。勾配、急曲線はあるものの復活蒸気の走行線としては絶好なロケーションだと思います。
東武鉄道では久々の蒸気運転。様々な整備はJR東の大宮工場に委託するとしても、新たな物語をつむいでくれるのではないでしょうか?