こんばんは。 今日は在宅ワークでしたが、栃木県南部は日中、黒雲が北の空に湧き雷も聞こえてきて変な天気でしたね。
さて、先日博物館で見てきた大山巌の馬車について私見と謎を少々。 この黒い小柄な馬車。形態的にみると客室座席が1列の「クーペ」というタイプですね。 高官や官僚の移動には護衛も同乗するので、通常は客席2列以上の大型車(ランドーやキャリッジ)が使うのですが、私農場と私邸の移動用なので小回りの利くこのタイプにしたのでしょう。 うーん、小さいながらもけっこう凝ったこしらえですねぇ。 外観もシンプルながら優雅な曲線が多用されており、”元勲のプライベートカーらしい佇まい”が感じられます。 客室の居住性も良く考えられており、柔らかそうなモケット生地のシートが装備され、後方はほとんど壁状に塞がれているので、深く腰掛けるとゆったりリラックスできたものと思われます。(むろん生地は張替え済みでしょうが)一度でいいから座ってみたいなぁ。
また前面ガラスは2枚組の曲面ガラスなのですが、なんと引き違い戸で開閉できるようになっているんですね。 これなら換気機能の他、御者との通話も可能になります。 しかし凄い車体強度と剛性ですね。未舗装の道を大八車にゴム環を取り付けた車輪で走ったのでは相当な振動があった事でしょうが、このガラス引き戸はいまだ健在のようです。
足回りに目を移すと、華奢だがしなやかそうなリーフサスペンションが目を引きます。 舵切り機構はピボットを中心に曳き馬の方に向くターンテーブル式で、御者の手綱さばきで進行方向を変えます。でも重心が高くてスピードが出たら恐そうだなぁ・・・ あれ?ブレーキが後輪にしかついていないや。 しかも前方の御者席にブレーキ機構は無くて、客室後方、後輪にのみ一体金具で繋がった踏みペダルが4個あるだけ・・・車体前後を連絡するブレーキ操作用のリンク機構も見あたらないし・・・ ??? どうやって止めたのだろう?
車両後部にもう1名御者が立ち乗りして、前御者が「どうどうどう〜」と馬足を止めるとペダルに足をかけてブレーキかけたのかなぁ・・・? この辺の操作については良く解りませんね〜。 どなたかご存じありませんでしょうか? |