先日、熊を助手席に乗せて狸が運転していた時のことです。 駐車場を探していて、小さな十字路の右折先にある駐車場に停めることにしました。 カーブミラーには右折先から来る車が映っていて、停止線よりかなり手前で停止していました。 ちょうど歩行者が横断中で、あの歩行者が渡り切ったら早く右折しよう!と狸は思いました。 カーブミラーに映った車が狸の車を待ってくれているように見えたのです。 歩行者が渡りきり、“さあ、早く右折しよう!!”と狸がハンドルを切ろうとした瞬間、左から直進車がやってきました。 本来なら左から来る直進車が優先であり、狸が待っていなければならないところです。 しかし、早く右折をすることだけで頭がいっぱいだった狸は、その時にハンドルを切ってしまったのです!! 幸い、小さな十字路では先方のスピードも大して出ておらず、助手席の熊が手を上げてお詫びの意思表示をしてくれました。 その後、無事に駐車場に停めてから狸は、実に危ないことを自分はしていたのだと気が付きました。 運転には慣れていると自負していましたが、滅多に行かないところだったせいか、冷静な判断ができませんでした。 自動車事故のニュースを聞くたび 「私だったらそんなことはしない」 といつも思う狸です。 でも、事故を起こした人って、多分、皆そう思うのです。 他人の事故を見聞きした時に 「落ち着いて判断すれば良かったのに。自分だったらこんな事故は起こさない」 と。 でも、何でもないことで人の心は揺れます。 事故を未然に防ぐのは、まず「落ち着いて冷静になること」なのだと思います。 そしてもう一つ、必ずしも他人の車がちゃんと走っているとは限りません。 無理な割り込みをされたり、危ないことをされたとしても、もしかしたら相手の車もうっかりやってしまったのかもしれない、と思い返して冷静になることが事故防止に欠かせないことだと改めて思いました。 ちなみに狸の場合は、鼻歌が出たときと他の車や歩行者・自転車に対する文句が出たときは運転を休む一つの目安です。 |