表千家 梅月軒 茶道教室
 
2011/03/30 18:37:04|些事ブログ
耐震土塁の宇都宮城
今回の震災により、県内の文化財や建物にも破損などの
被害がでたようで、私も宇都宮城公園管理事務局へ連絡をしてみました。

幸い被害がなかったとのことで、改めて防災避難所を兼ねて復元された
城祉公園の耐震性を再確認いたしました。

現在、櫓の建つ土塁はコンクリート製でその上を人工芝が被っている造り。

これには賛否両論ありますが、本来の宇都宮城の土塁は今のものより
さらに高さがあり斜面も鋭角で、それを今の技術で土を盛って復元するとなると
不可能かつ、大地震が来たときに耐えられず崩れる恐れがあることから
防災倉庫を兼ね備えたコンクリート製になったのだと以前に説明を受けたことがある。


震災の影響で遅い春のように思えますが、御城の桜も少しずつ開花していると聞きます。

被災地にもこの春が、桜とともに訪れることを、そして復興を願っております。







2011/03/22 14:29:02|些事ブログ
放鷹術
関東でも余震が続き、まだまだ警戒が必要です。
被災地の一日もはやい復興を願うばかりです。

さて、今月上旬に行田市に行って参りました。

お目当ては「鷹」

行田に在る忍城祉で「日本ファルコナーズクラブ」による
放鷹術の実演が催されると聞きつけ、鷹好きな私は、
法事のあと直行。

放鷹とは、字の如く鷹匠が鷹をつかって狩りをする様で
「鷹狩り」とも言います。最近ではNHKの「ブラタモ」
でも東京に名残る将軍家の御狩場などを散策したり、タモリさんが
放鷹を体感したりと何かと取上げられていました。

今回は中小形あわせて4羽がお披露目されましたが、どれも
外来種の鷹であり、日本のオオタカを想定していただけに少し
残念でした。しかし、外来とは言っても眼光鋭く雄大に飛翔する様は
さすがに見事でした。

9歳男の子の鷹匠もなかなか立派なものだった。








2011/03/18 21:22:25|被災地へ向けて
息災でしょうか
東北関東大地震により教室を見合わせていましたが
明日から再開する運びとなりました。

ただし計画停電のため時間は限られてしまいますが、
お弟子たちの無事を確認できることがなによりです。

このたびの震災で、お亡くなりになられた方々、被害に遭われた方々、親族や知人が被災された方々に、心よりのご冥福とお見舞い申し上げます。

地震後、各国が日本の対応を賞賛しましたが、現実はどうでしょうか。
未曾有の大惨事に対応する東電や、同じCMを流すACに不快だと苦情やクレーム。。買い溜めに奔走。

日本人は自分のことしか考えていない、尽力しているのは被災地の方達だけだなんて言われても過言ではない今の現実をどう思われるでしょうか。

被災され、避難所生活を余儀なくされている方々と我々が不便と感じる不満とでは、比ではありません。

このような行動に走った日本人が被災地のニュースを、果たしてどんな思いに駆られ見るのだろう。











2011/03/02 20:31:15|些事ブログ
茶ガールとは
茶ガールとは、茶道を楽しむ女性のこと。
茶会形式の茶道と違っていて、ソファや椅子で楽しみます。もてなす亭主役、客もすべて女性の現代風カフェ。その女性たちを総称して「茶ガール」というそうです。以前「フラガール」なんでのもありましたね。

今年流行するといわれており、都内では昨年、新宿伊勢丹にて「わび、さび、かわいい 茶ガールの休日」という展示会も開催した様子です。

我々が茶室以外で、即興でお茶を点てるときなどはピッチャーでお湯を注いだりもしますが、その手軽さを活かしたものが「茶ガール流」として、また、難しい作法や道具が必要なく、カフェのような感覚でお点前をいただけるので都会の女性にはおしゃれに感じ、人気を博しているようです。

例えるなら、料理人のまかない料理が公式のメニューになるような。しかし、どこにきっかけがあるか分かりませんね。。

そういえばお茶を習い始めた頃の息子が「手軽にお抹茶を飲む習慣」として、これに似た構想を提唱しておりました。先見の目があるのかもしれません。「茶ボーイ」の今後に期待です。

気になる方は、いかがでしょか。こういう形で茶道に触れてみるのも今時だと思いますので。







2011/02/22 18:44:38|些事ブログ
日中共同制作ドラマに

最近ハマっているドラマがあります。

「蒼穹の昴(そうきゅうのすばる)」

舞台は、日本の明治30年頃の中国・清朝。
「中国三大悪女の一人」とまで称される西太后を中心に、
清朝末期の風雲を描いた歴史大河ドラマです。

みどころは日中共同で制作されたドラマであること。
原作の浅田次郎さんが描く新しい西太后像をドラマで結実させようとキャスティングされたのが、日本の女優、田中裕子さんです。日中共同制作のシンボルとして西太后を見事に演じきっています。

同じく清朝末期を描いた映画「ラストエンペラー」も大作で
私の大好きな名作の1つなのですが、この蒼穹の昴もそれに通ずるものがあり見ごたえ充分。日中共同制作による壮大な歴史大河ドラマを、是非楽しみたいと思います。

当時の清朝は西太后が皇帝(光緒帝)をも凌ぐ実権を揮い、これが後の清朝滅亡への要因となる歴史的背景がある。清朝滅亡は1911年、今からちょうど100年前の、言い方を変えれば100年前まで中国に実在した中国最後の王朝。そう昔の話ではないところに偉大な清国への親近感を覚えるのです。