表千家 梅月軒 茶道教室
 
2011/06/06 13:32:12|茶事茶会
足利茶の湯愛好会の月釜
稽古休みもあって、足利茶の湯愛好会の月釜に
仕事休みの倅を誘い出かけて参りました。

久し振りの白石山房(草雲美術館の敷地内にある茶室)は
新緑で覆われ秋の時とは一遍していた。

今回の担当は裏千家流。

庵の茶室を寄付(招かれた客が待ち合わせたり、身支度を整える部屋)として設えてあったので、逆に普段は寄付である部屋を茶室として使用したため、こちらはクーラー付き。今日の様に蒸し暑い日は誠に快適。

点前道具は四方棚で煤竹の結界、平茶碗を使い
初夏の6月に相応しい道具組といえます。

床のお軸は「和」の一字。社中の先生は震災を思って「和」の書を選んだと話された。時世に合ったお軸だと感服した次第です。

そして、亭主役の若い女性の方は緊張した面持ちで初々しかったですが、主菓子(あじさい)も抹茶も美味しく頂くことができた。

また、最終の時間帯だったため、先生のご配慮で席入りした皆さん2服いただくことができた。








2011/06/01 18:32:06|教室のご案内
日本全国の教室ナビ 掲載のお知らせ
教室検索サイト「日本全国の教室ナビ」では、稽古内容や最寄駅などの教室情報も書式で分かりやすく掲載しております。また、お問い合わせ欄からは、件名や本文を打ち込むだけで簡単に当教室にお問い合わせいただけます。 もてなしの心 亭主はホストです。客が楽しく過ごせるようにあれこれ気配りをする。茶道も然り、ホストである亭主は一服のお茶に心をこめる。そして客はその心をくみとる。これが茶事であり、いわば茶道の本質なのです。茶道の稽古では、このもてなしの心の作法やかたを繰り返し覚え、心を見い出していくのです。 茶道に興味のある方は、リンクより「日本全国の教室ナビ」をご活用ください。当教室では、千利休が求道した茶の湯の本質を学ぶことが出来ます。







2011/05/30 18:44:16|梅月便り
山間驟雨

今年は入梅が早くて、5月27日に関東は入ってしまいました。

特に本日は台風のような暴風雨に見舞われ、稽古に来るお弟子さんも一苦労だったことでしょう。

昨日今日の茶道の稽古は雨ということもあり、
外の雨の様子を見立て、お軸は色紙の「山間驟雨」。

これも当家所蔵の古い色紙の一つでもあり
今回初掛けとなった。

また、茶花は「駒つなぎ」別名を「駒止め」とも言う。
この辺では見かけない花で、以前日光で採取した山野草です。

この様に当教室では毎回、お軸同様、茶花も違うので
花の勉強にもなると好評のようです。







2011/05/20 19:13:01|些事ブログ
技術の粋

軽井沢アウトレットからの帰り道は
旧国道18号が通る碓氷峠を下るのが
お決まりのコース。

幾重にも連なるカーブ付近で突如として姿を現すのが
旧信越本線碓氷第三橋梁、通称「めがね橋」です。

現在は廃線となっていますが、安中市松井田から
曳かれていたアプト式鉄道の旧線高架橋跡で
何と明治25年(1892)竣工の建造物。

いつもは横目に見て通り過ぎるのみでしたが、今回は
人影もなく、時間もあったので車を降りて少し
散策してみることにしてみました。

間近で見てみると、そのスケールに驚きました。
それもそのはず、この碓氷第三橋梁だけで200万個の
レンガが積まれていると言う。

とくに橋脚部分はその太さと圧倒的迫力に驚愕。
写真ではこの迫力が充分に伝えられないのが残念です。

潜って見上げるアーチの部分も全てレンガで人の手で積層されている。
これを機械もない明治期に造ったとは…
ただただ関心してしまい、すごいのひとことです。

めがね橋は既に50年前に役目を終えているが
苔むした石組みは年月に耐えて未だにその堅固さを保っており、品格すら漂う。

現在は国指定の重要文化財に指定されていますが、こんな技術が当たり前の時代があったのである。








2011/05/17 18:21:43|梅月便り
風炉

新緑の候となり、我が家の茶庭も青々として茶室からの眺めも目に青葉となりました。釜も炉から風炉へと変わり、本日から丸卓の稽古スタートです。

風炉稽古始めの今日は、一級に進んだ新人のお弟子さんがいよいよ棚物に挑戦。風炉の柄杓の扱いは炉の時よりも複雑ですが、初めてにしては良くこなしていました。
日ごろの稽古の成果ですね。

それと、二段目に昇格したお弟子さんには免状を手渡し、私からお祝いとして、記念になる抹茶茶碗(今回は)をプレゼント。二人とも、更なる上達が楽しみです。

「お茶を点てずに、茶を点てろ」これは千利休の師である武野紹鴎の茶道の心です。私はこの言葉を稽古の真髄としております。