表千家 梅月軒 茶道教室
 
2011/10/08 13:19:04|横手訪問
墓碑移設落慶式(その2)

墓碑の建つ会場に到着いたしますと、会の会長様ならびに副会長様はじめ
先に到着していた「よみがえれ!宇都宮城市民の会」様振興課事務局の
方々の出迎えを受け会場入りいたしました。


皆様とあいさつを交わし、懐かしき面々と久々の再会を果たし懐かしむとともに
互いに健在であったことを喜び合いました。 思えば、この地に配流され、没した
正純父子の墓碑周辺の環境整備と父子の顕彰を目的として発足した同会。


長く募金活動や交流会、講演会と奔走を重ねて、この日を迎えるに至ったのです。
そのご苦労を労わずにはいられません。


つづく








2011/10/05 21:27:05|横手訪問
墓碑移設落慶式(その1)

10月1日、2日と秋田県横手市に行って参りました。


慧光院正純と傑叟院正勝の「落慶法要式」に出席するための訪問です。
同市の「本多上野介正純公を学ぶ市民の会」様の悲願であった父子の墓碑移設
新設が落成し、当代として倅共々お招きいただいた次第。


大曲駅に到着しますと、学ぶ会の川越副会長さん達が出迎えに来てくださいました。
ここから用意してくださった車で移動します。 黄色に実った一面の田園風景を眺めな
がら私は今回4度目、倅は2度目、ゆかりの地、横手へ向かいます。


 横手市訪問は3年前に営まれた「追善供養茶会」以来。募る思いなどもあり
気持ちが逸ります。


つづく








2011/09/27 18:55:04|些事ブログ
やっと入手
これは何かと申しますと「ふろしき」です。


しかし、ただの風呂敷ではなく芝増上寺界隈の古地図をあしらったデザインの風呂敷で
もちろん増上寺のみの限定発売品。


あの「アド街ック天国」で紹介されて以来品切れ状態でした・・・


2度の再入荷情報も虚しく玉砕し、3度目の正直にしてやっと入手できた訳です。
2色展開で紺と緑がありましたが、どちらも購入できました。


古地図は万延年間の芝・新橋を中心に描かれた江戸切絵図で
居並ぶ大名旗本屋敷も、ゼンリン地図のように詳細。


たかが風呂敷、されど風呂敷。
古刹の風呂敷は品質もよく、主力のアイデア商品として
まだまだ人気を博しそうです。


タモリさんではないですが、自己満足な収集アイテムとなりました。










2011/09/17 18:20:57|梅月便り
茶室を虫籠に
9月中旬になっても秋気なく、残暑が厳しいですね。
茹だっております。


今日も台風の影響なのでしょう、急に降りだしたり
すぐに止んだりの驟雨模様。


そんなわけで、稽古では秋らしい趣きを用意します。
お菓子に「月に秋の虫」を。市内の老舗菓子店のお菓子です。
草に止まる秋宵(しょうしゅう)の鳴虫が胡麻で表現してあり
”秋のよい”を演出しております。


そして稽古用の菓子器には秋虫のトンボをあしらったものを。
どうです?指でくるくるしたくなるでしょう。暑くてこちらの方が
目が廻りそうですが・・・


この菓子器を「食籠(じきろう)」ともいいますが、
順にまわして菓子を懐紙という紙の上にのせていただきます。


これから、しだいに秋づいて動から静へ。
お茶とお菓子が美味しい季節になります。








2011/09/16 21:49:05|些事ブログ
古河城祉を黄昏る(その2)
古河藩では藩主自ら雪の研究に勤しむなど、好学の気風が盛んなところとして知られています。藩士の間でも、その「たしなむ」の気風が広まり書画、絵画、医学では奥原晴湖や河口信任などが名を馳せました。


家老職にあった鷹見泉石も、ことさら洋学に勤勉であり、藩主の補佐という立場から、多くの文人とも交流するなどした人物。有名な出来事で、皆さん社会の授業で聞いたことがあるでしょう「大塩平八郎の乱」。鎮圧と大塩父子捕縛の指揮を執ったのが、この鷹見泉石なんですよ。


そんな古河文学と藩の中枢であった藩老、鷹見泉石邸の主屋は同じ諏訪郭の一角にあります。最晩年の住まいを改修して、一般公開しています。


秋には紅葉も楽しめる、日本の原風景を凝縮したようなところです。古河駅からも近く、車のアクセスもいい場所です。皆さんも
お暇がありましたら、ふらっと散策に訪れてみてはいかがでしょうか。