表千家 梅月軒 茶道教室
 
2011/12/29 19:52:07|梅月便り
今年のニュース

今年は春に東日本大震災、秋には奈良と和歌山の台風があり連日惨状が報じられるたび犠牲者の方、被害者の方に胸を痛めた年でありました。これ以上は悪くならない事を信じて現状維持で連帯感を強めて頑張るしかないです。


当家のニュースとしては、10月に横手市で行われた墓碑移設落慶式が、学ぶ会様同様に、ひとつの節目となりました。これからも整備を進めて頂き、顕彰の場を深めていただけることを願っております。


そして、御祖が愛着した茶の湯を継承して偲びつつ、これまで以上に茶道教授に励みたいと思います。


また、いつの間にやらこの雑ブログが1万アクセスを突破しましたことも今年のニュースのひとつです。ありがとうございました。


お茶の言葉に「今日も無事」というものがあります。


来年が皆様にとって少しでも無事な年になりますよう


よいお年を。








2011/12/23 14:04:15|些事ブログ
クルマ

東京駅八重洲口から高速バスを待っている間、まだ少し時間があったので通りのイルミネーションに誘われて界隈を散策。


 すると、BMVの展示ブースにピタと足が止まりました。ものすごい次世代カーがあるではないですか。 よく東京モーターショーのニュースなどでは見たことがありましたが実際に見るのは初めてのこと。


私の世代でいうと映画「007」の”ボンド・カー”といったところでしょうか。 SFのような斬新なフォルムに、ガラス越しに失礼して凝視です。


昔は「車はかっこいいもの」であって、私も若い頃は車に凝っていろいろ乗り回してみたり、憧れの車なんていうのもありましたが、昨今の次世代車は「ライフスタイル、ハイブリット」というメッセージが込められているようです。








2011/12/16 20:19:54|些事ブログ
東大史料編纂所

東京大学の史料編纂所は当家に関する文献、文書を多く
所蔵しています。


私も閲覧と研究のため、赤門を潜り東大生に混じって定期的に通っている次第。
ここでは善徳正信の肖像画とも対面。


ご存知赤門は旧前田家上屋敷に設けられた、将軍家降嫁の姫君を
迎え入れるための最も格式高き表門。現在では、そのまま最高学府の
通用門となっています。


史料編纂所の建物。中は撮影NGの為ここまで。
貴重書も多いので、閲覧の際も厳重です。

お昼も学食で済ませます。こうして学生たちとキャンパスで
一緒させてもらうと、自分の学生時代を思い出して、何だか意欲が
湧くものです。やはり、生涯これ学習ですね。

再び赤門を潜って帰路に着く頃には、すっかり日が落ちて
暮れていました。








2011/12/08 18:09:52|些事ブログ
二荒ふいご祭り

鞴(ふいご)とは、昔の火をおこすため道具のことを
指します。



旧暦の11月〜12月には、鍛冶屋や鋳物師など火を扱う職業人が稲荷神社に詣でて、無病息災の祈願も兼ねて「ふいご祭り」を
行う習わしだそうです。



この日は、宇都宮の二荒山神社境内で刀工による
「ふいご祭り」が挙行されましたので見学に。



茶の湯でいうところの、湯を沸かす茶釜のように
刀鍛冶にとっての技量が暗示されるのが鞴でしょう。
お互い地味な道具ですが、これがいかに重要で作法を
引き立てている道具か、というわけです。



鞴によって、高温に熱せられた精鉄をトンカチして
これを鍛えるわけですが、私も実際に見るのは初めての事。
いつしか周囲も、人盛りとなっていました。



火を使う行事ですから、観覧席をよく見ると現場立会いの
消防関係者も。想えば彼らも火を扱う職業ですね。



刀一本を鍛えるわけにはいきませんから、
最初の障りの動作だけを奉納して、この儀は
終了。



刀鍛冶による実演を鑑賞できましたので
来年も無病息災といきたいところです。



 








2011/12/05 15:39:36|茶事茶会
紅葉茶会

先月23日、大平の「白石家戸長屋敷」において「紅葉茶会」が
催されたので、妻を連れ添って出掛けてみました。


太平山の紅葉は山頂付近がほんのり赤みを帯びている程度で全体的に
見渡すと、まだ大分青かったですね。


 陽気が続き、全国的にも関東南部は遅いのでしょう。


そんな太平山麓にある、戸長屋敷は旧幕時代に名主を務めた白石家の邸宅


長屋門や茅葺の母屋、蔵などが保存されており当時の静寂もそのままに


通常は立入り出来ない母屋奥座敷でのお点前は郷愁の雰囲気の中に
佇む戸長屋敷にピッタリでした。