表千家 梅月軒 茶道教室
 
盂蘭盆につき
実家の旧盆に向かう前に、榎本の大隅守忠純侯廟へ墓参。

長男とは境内の駐車場で待ち合わせ。

侯は武勇に優れ、大変気性の荒いお方のようでしたので、毎年墓前に参るときは襟を正してじゃないですが、前かがみの背筋がピンと伸びる思いです。

前隅州太守長ー善伯大居士


長男とは一旦ここでお別れ。

私たちは実家で盆休みを取って参ります。茶道教室も暫し、17日までお休みです。







2014/08/10 22:15:02|梅月便り
義山に懐かしさ
台風11号の余波で、都賀合戦場あたりでは突風による被害があったようです。

午前中から茨城・千葉方面の大雨警報テロップがテレビの画面を遮っておりました。茨城から稽古に来るお弟子は今日はキビしいかななんて案じていましたが、無事に来てもらえてよかったよかった。

8月からは、涼を感じさせる「ギヤマン」の水指点前です。
南蛮から渡来したギヤマンに日本では、当て字としてギに義を、ヤマンに山を当て「義山」と称します。

密閉された夏の茶室でお客人に視覚から涼んでもらうのに最適



昔、子供たちがよく買ってきていた山田屋のかき氷。あの容器のようで、もたもた食べてると溶けて丁度こんな感じに。懐かしくもあり、私にとっては懐古なイメージからも涼ませてくれます。







2014/06/09 19:46:43|梅月便り
羽州忌
6月7日、孝祖出羽守正勝侯のご命日にちなみ、ささやかな
献茶を行い、羽州侯を偲びます。

羽州忌


当家の口伝では、正勝は連座したのではなく父正純の世話を
したいと自ら上使に申し出て、由利への奉供を望んだと伝わって
おります。

因果、この年に嫡男右京亮が誕生。この報を受けていれば
思いとどまったやもしれません。

浄徳院雄山英玄








2014/05/22 19:46:17|茶事茶会
着物で一服
17日(土)18日(日)と、市内の交流館で呈茶席をお手伝い。



いただいたチラシのサブタイトルが私が説明するよりも分かりやすい気がしますので
そのまま代読しますと

“栃木市には情緒あふれるステキな場所がいっぱい。着物で街をさんぽして、
いつもよりちょっとプレミアムな休日を過ごしてみませんか。”

呈茶はオプションとしてでしたが、観光課から依頼を受けましたので、お弟子にも
声をかけて運び手をつとめてもらいました。

蔵の街各コースをめぐってきた着物姿の参加者は、ここで一服。

もちろん菓子付


蔵の街の情緒を堪能するのには、何と言っても黒塀を借景にしての川沿いなんですがねぇ。。。
提案はしましたが、今回は提供場所との折り合いが付かなかったということで、雰囲気的には残念な結果となりましたが。

一服入魂の心で点てたおいしいお茶でカバーしましょう


2日目には、アシスタントとして、八重桜の会のご協力もありました。

15時過ぎに、最後のお客さんへの呈茶を終えて

束の間に私も一服


お弟子とともに、余韻を楽しみました。

この日は、蔵の街かど映画祭などのイベントもありで賑わいをみせていました。
場所は残念でしたが、着物や茶道などの日本文化とこの古都栃木らしさをマッチさせたイベントが、やっと出てきたなといった印象を受けましたので是非、根付いて欲しいと思います。







2014/05/07 19:18:43|梅月便り
風炉釜
連休も終わり、新緑の美しい頃。


連休明けから稽古を再開です。


5月からは「風炉」の季節


初夏を迎えるこれからのシーズン、炉に入っていた釜を上げ
茶室も衣替えをするわけです。

お弟子たちも風炉に変わると、真剣な面持ち。

まだ打合せ中ですが、今月は、栃木市内で催される
栃木と和をコラボさせたイベントを少しだけお手伝い予定。
参加者次第ですが、皐月空の下で栃木の風情を堪能しながらの
一服は、また格別でしょうね。