小江戸サミット栃木大会当日を迎えました。
栃木グランドホテルをメイン会場に、茶会も執り行われる。
サミット会場「鳳凰ノ間」のすぐ向かい「春日ノ間」にて
壁、畳ともに炭色の渋い造りの茶室。黒漆喰の蔵のようで
今回のテーマにふさわしい趣であったかもしれません。
道具の搬入後、すぐに準備に取り掛かります
準備後は、メインメンバーによるリハーサルをスタート
この程よい緊張感が漂う中、入念に各々の段取りや役割、動作を一つ一つ
確認していきます。
午後、川合川越市長(正客)、宇井香取市長(次客)、鈴木栃木市長(三客)
岡田美術館より小林館長(四客)とお迎えし、市民代表の方々も入室。
3市の半被が一堂に会します。
小林忠氏は、歌麿の大作「深川の雪」を所蔵する岡田美術館の館長であり
国際浮世絵学会会長も歴事しておられる方。本日は、その講演のため
サミットに参加されておりました。
代表世話人である青木会長からご挨拶
席持である私もご挨拶致します。
川合市長と鈴木市長は、2年前の川越大会大茶会でお会いしたこと
思い出してくださったかな(笑)
この間、水屋も慌ただしく動いております
非思量(ひしりょう)「心」を整え、亭主役が正客へのお茶を点て
亭主役の後ろに控えます半東が運びます
大寄せのお茶会では、それを合図に五客以降(通常は三客から)のお茶を水屋から
運んで参ります。
市長さんたちからも、様々なお茶に関するご質問や意見を頂きました
皆さまには、一服のお茶を堪能いただき、和やかな時間を過ごしていただけたようです。
大きなミスもなく、滞りなく茶事はお開きと相成りました。
”文は拙を以て進み、道は拙を以て成る”
お弟子たちにとっては初の茶事ということで、まずは精良な出来栄えではなかったでしょうか。
茶事後、安堵感漂うメンバーと茶事に関わった皆さんで、お菓子とお茶を頂くことに
蔵の街並み、舟運での江戸との往来、江戸型山車の所有。
その外にも、3市が互いに文化芸能でもてなし合うことで、文化振興も活性化する
大変意義のあるサミットですから。今後も、末永く交流を深めて頂ければと思います。
私も微力ながら、お手伝いできればと、このように思う次第です。