表千家 梅月軒 茶道教室
 
家康公薨去四百年祭「御例祭編」
17日「久能山東照宮御鎮座四百年大祭」

昨日までの気象予報では、17日は”大気不安定””降水確率70パーセント”なんて
言っていましたが、持ち堪えてくれたようです。

御例祭の時間に合わせて、日本平ロープウェイから久能山へと向かいました。

拝殿唐門の様子


行き慣れた日光東照宮よりはコンパクトといった感想。

拝殿正面前にて参列。東照宮縁起絵巻を見ているかのよう。


厳かに儀式は進行し、殿上での御玉串の奉納や奉上に合わせ関係者も御低頭いたします。

神事を終えられた徳川恒孝氏


続いて御嫡子の家広氏(右)、尾張家御当主(左)


水戸家御当主(右)、落合宮司(左)


家康公神廟前にて。宗家と御三家。


人盛りが曳くのを待ち、私たちも神廟に対し御低頭を




元和2年の正純侯以来、実に400年ぶりの参拝を果たしました。

その後は本多さんにもお付き合いいただき境内を散策




こういうトイ・プードル朝の情報番組で観るね、こちらは”トゐ”かな(笑)


ここは元々は久能山城という山城だったところ


現在は、日本平からロープウェイで5分で辿り着けるが、本来の
境内への入口は麓から連なるこちらの石段。





地元の人は「いちいちご苦労さん(1159)」と覚えるそうです


個人的に来るときには、こちらの石段から登ってみたいですね。
ちょうど栃木市の太平山ぐらいの標高ですし、1000段の石段もある。また訪れる前には、太平山でトレーニングしてチャレンジしてみたい。

お付き合いいただいた本多さんとは、またの再会をお約束し新静岡駅でお別れしました。お気遣いいただきありがとうございました。

この度の訪問で、家康公・正純侯の遺徳を偲ぶとともに、またひとつ、侯の足跡を辿ることが叶い感慨深いものを得ることができました。







家康公薨去四百年祭「in 駿府編」
今年は、徳川家康公薨去四百年祭。

去年に引き続き、静岡市で開催される四百年顕彰事業に参加してきました。

静岡駅前のモニュメント


日程はこちら
16日「平成の徳川家臣団大会2015 in 駿府」
17日「久能山東照宮御鎮座四百年大祭 御例祭」

まずは16日の「平成の徳川家臣団大会2015 in 駿府」

そもそも、家康公顕彰事業の一貫として、静岡新聞社さんが「徳川家臣団子孫たちの証言」を出版するにあたり、わが家へ取材にいらしてくれたこと。その際に「また静岡で会いましょう」というお話になりました。そして、没後四百年祭が節目であることを理由に今年も参加することにいたしました。なにせこれをスルーすれば、次回は50年後かもしれません、ちょっとそこまでの自信もないのでね(笑)

前日は都内に一泊して、当日、静岡に向かいました。

こちらの静岡県コンベンションアーツセンターが今年の会場


去年の駿府城址の方が、石垣や櫓に囲まれていて雰囲気はあったなぁ。

交流会昼の部の様子


会場内で、鷹狩姿の大御所人形を見つけました


お顔もユーモアがありますが、この鷹が私の気に入りです。

ん〜、実によく出来ている


しばらくすると、徳川宗家18代当主・恒孝氏もご到着


午後からは隣接するグランシップへ移動。

徳川宗家や御連枝、譜代・幕臣の子孫、ゆかりの市の関係者、歴史ファンを交えての本大会がスタート。

徳川恒孝氏によるユーモアあふれるご挨拶でした


10分オーバーの17時10分に閉式。また、静岡新聞社のブースでは、取材にいらした編集者の方や、商工会議所の方とも再会いすることが出来ました。本の売れ行きも好調とのことで何よりでした。

今大会には、去年「宇都宮城址まつり」にお出で下さった、岡崎市の本多英樹さんも参加されていらっしゃいました。とても礼儀正しい好青年です。また、この滞在中も色々と撮影面や情報面でお世話になることになります。

早速、同行の長男とのツーショットを記念に撮っていただいた


この日は予約していた静岡市街のホテルにチェックイン。

翌朝。フロントの朝刊には、早くも昨日の記事(と、書籍の広告)が


ではいよいよ本日は、私も初となる久能山東照宮に社参いたします。







2015/04/09 20:31:03|梅月便り
水急不月流
いつの間にか桜も舞い散り、終雪をも迎えて…
随分ご無沙汰となってしまいました。

久々のブログ更新というより、まずは個人的な報告からです。

私事ですが、3月をもちまして本職をリタイアいたしました。

これからの第2の人生は茶人として、お弟子たちの育成に直往邁進して参りたいと思います。

リタイアの翌週、さっそくお弟子2人を伴って、足利は白石山房での月釜茶会に出かけて来ました。

お弟子たちには、ゆったりと茶席を体験してもらおうと思っていたのですが、あいにく茶席は超満員!?



聞けば、桜見物のお客人たちとバッティングしてしまったようです。花より団子といったところで、この日の庵は大賑わいです。これ自分たちまで回ってくるのかと心配になりましたが、如何にかお菓子も調達してもらい3人で席入りすることが出来ました。

男手前にて



歩々是道場

私のお弟子たちも、徐々にではありますが茶道のおもしろさを知り
遠方から習いに来てくれる生徒、茶室を構える生徒、海外生活を送る中でもお茶を趣味としている生徒、自発的に茶道の行事に携わる生徒、と個々に活躍の場を広げているように感じます。

私としても嬉しい限りです。







2014/11/27 19:51:20|茶事茶会
小江戸サミット栃木大会茶会
小江戸サミット栃木大会当日を迎えました。

栃木グランドホテルをメイン会場に、茶会も執り行われる。

サミット会場「鳳凰ノ間」のすぐ向かい「春日ノ間」にて


壁、畳ともに炭色の渋い造りの茶室。黒漆喰の蔵のようで
今回のテーマにふさわしい趣であったかもしれません。

道具の搬入後、すぐに準備に取り掛かります


準備後は、メインメンバーによるリハーサルをスタート


この程よい緊張感が漂う中、入念に各々の段取りや役割、動作を一つ一つ
確認していきます。

午後、川合川越市長(正客)、宇井香取市長(次客)、鈴木栃木市長(三客)
岡田美術館より小林館長(四客)とお迎えし、市民代表の方々も入室。
3市の半被が一堂に会します。
小林忠氏は、歌麿の大作「深川の雪」を所蔵する岡田美術館の館長であり
国際浮世絵学会会長も歴事しておられる方。本日は、その講演のため
サミットに参加されておりました。

代表世話人である青木会長からご挨拶


席持である私もご挨拶致します。


川合市長と鈴木市長は、2年前の川越大会大茶会でお会いしたこと
思い出してくださったかな(笑)


この間、水屋も慌ただしく動いております



非思量(ひしりょう)「心」を整え、亭主役が正客へのお茶を点て


亭主役の後ろに控えます半東が運びます


大寄せのお茶会では、それを合図に五客以降(通常は三客から)のお茶を水屋から
運んで参ります。


市長さんたちからも、様々なお茶に関するご質問や意見を頂きました


皆さまには、一服のお茶を堪能いただき、和やかな時間を過ごしていただけたようです。

大きなミスもなく、滞りなく茶事はお開きと相成りました。

”文は拙を以て進み、道は拙を以て成る”

お弟子たちにとっては初の茶事ということで、まずは精良な出来栄えではなかったでしょうか。


茶事後、安堵感漂うメンバーと茶事に関わった皆さんで、お菓子とお茶を頂くことに


蔵の街並み、舟運での江戸との往来、江戸型山車の所有。

その外にも、3市が互いに文化芸能でもてなし合うことで、文化振興も活性化する
大変意義のあるサミットですから。今後も、末永く交流を深めて頂ければと思います。

私も微力ながら、お手伝いできればと、このように思う次第です。


















2014/11/22 18:58:02|梅月便り
小江戸サミット栃木大会打ち合わせ
朝夕の冷え込みが応える季節になりましたね。

さて、今月24日に栃木市を会場に「小江戸サミット」が開催されます。

川越市、香取市、栃木市が蔵の街並み、舟運、江戸型山車を所有の共通点が
あることから毎年開催。3市の市長や市民が一堂に会して交流しています。

2年前の川越大会では、川越城本丸御殿にて大茶会が催されまして、市事務局の
お計らいを受け、私も随行させていただきました。

今年の栃木大会での茶会は、当社中が席持を受け賜りましたので、本日は
小江戸とちぎ会に所属いたします私のお弟子たちと、最終打ち合わせです。

一人が亭主、一人が半東、二人が点出、二人が運び手、一人が迎付と
それぞれ役割を務めます。

皆さんの日頃の稽古の成果を披露する晴れの舞台!なんて煽ったりはしませんが
落ち着いて発揮できるように期待しています。

私も席持として出席いたしますが、お茶席の様子を見守りたいと思います。

2年前の川越大会「川越大茶会」の様子