都市伝説図書館

【都市伝説とは?】 「『もしかしたら本当に起こったのかもしれない』、奇怪で、おっかない、危険を含んだ、やっかいなできごとについて知りたい、理解したいという私達の欲求を満たすもの」(ブルンヴァン)である。 しかし、都市伝説は必ずしもこうした「アングラな」スキャンダルのみを扱うものではなく、 ある種のナンセンスな面白さ を含む、ジョーク的で興味本意なスキャンダルをも取り扱う。
 
2008/10/08 22:53:00|その他
もう一人の誰か【都市伝説】
大学生のAは人をからかうのが好きで、例えばレストランに仲間4人で入り、店員が「4名様ですね〜」と言うとAは「良く見ろよ、5人だろ〜!」と言って脅かすのだ。

けっこうしつこくやるので、Aには本当に何か見えるんじゃないかと思うけれど、Aは人の反応を見て「うそだよー」とゲラゲラ笑う。
まわりの友達もなんども注意するけど一向にやめないのだ。

いつも仲間とつるんで飯を食べていたAは、たまには一人で食べようと、近くのファミレスに入った。Aは窓際の席に座った。

ウエイトレスが来て水の入ったコップをAの前に置いた。そしてAの向い側にも置いた。
誰もいないのに

Aは「あれ?」と思った。

「もしかしたらここに先に誰か座ってたのかも。それかウエイトレスが単に間違えたんだ。誰か来たらそのときどけばいいさ。」

ウエイトレスがオーダーを取りに来た。
Aはナポリタンを注文した。
店には他の客はいなくなってしまったので、Aはやっぱり水はウエイトレスの
間違いだと思った。

しばらくしてナポリタンがAの前に置かれた。
そしてAの向い側にも‥。
Aは激怒してウエイトレスに言った。

「なんでオレ一人しかいないのに、2つも出すんだ!?」

ウエイトレスはびっくりして「あれ?さっきは二人いたのに。」

レジにいた店員もAと入って来たのは二人だったと言う。
Aは非常に憤慨して店を出てしまった。
もうこんなたちの悪いことは止めようと心に決めた。

しかし、それが始まりだった。
Aが店に入ると今度は店員の方が必ず一人多く間違えるのだ。
それは、始めての店でも、旅行先の店でも、誰と行っても。
満員電車の中にもかかわらず、Aの前だけ一人分空くようにもなった。

「もう一人の誰かがオレについてくる‥」

Aは外にでられなくなった。ノイローゼ気味になり、体重も減り、別人のようになってしまった。
数カ月もAはその生活を続けていた。

外にでられない、という事ではなく、「もうひとりの誰か」と接しないという生活である。
Aはこんなに時間がたったんだから、もう「誰か」はどこかへ行ったかもしれないと思い、久しぶりに外を歩いてみた。

久しぶりの外は気持ちよかった。
Aはそのままレストランに入った。
レストランの中はわりと人もいて、明るい感じだった。
Aは普通の席はまだ少し抵抗があるので誰もいないカウンターに座った。
自分がなんでこんなことで悩んでいたんだろうと思わせるくらいすがすがしい
気持ちだった。

「いらっしゃいませ」店員がカウンターのAの前に水を置いた。

そしてAの横にも、その横にも、水を置いたのだった。







2008/10/04 23:04:39|都市伝説
救援物資【都市伝説】
確かロシアかドイツでのこと、モノというモノがないとき (いつのことだろう?)の話です。
外国(どこだったやら)に移った親戚 から送られてくる物資で 何とか暮らしていたそうです。

いつも小麦粉や新しい薬品、新開発の食品などが説明や手 紙と共におくられてきたそうです。
しかしある時、その物資が突然来なくなったのです。そして 随分と 彼らも限界に近づいたころでした。

久しぶりに待ち に待った物資が届きました。
それは箱にいくつかの ブリキの缶で入っていたといいます。
しかしほかの 物にはラベルが張ってあるのに1つだけラベル の剥 げてしまった大きめの缶がありました。

開けてみると その中には白い粉が入ってました。中身が何かは分 かりませ んでしたが彼らはそれを新しいインスタン トの食品だと思い、 お湯に入れて喜んで食べたそう
です。
かくして彼らは飢えを しのいだのです。

その数週間後、手紙が贈られてきました。
その内容は物資が 滞った事情とお詫び、向こうの 祖母が無くなったことの訃報。

それと 「同封した祖母の遺骨を郷土の土に埋葬してくれてありがとう」と。







2008/10/04 23:00:58|その他
御心配おかけしました。ヽ(^o^)丿
死神さんのコメントの件ですが、返事がありません。

皆様からのコメントやメールを頂き、その後の修羅場を期待されてたようですが残念です。

死神さんは反省されたのか、シカトしてるのか判断できませんが、とりあえずコメント削除されてもいいように、ソースログはデータ保存してあります。

死神さんのキャリアは「DoCoMo」
IPアドレスは判明しましたが、これ以上は詮索するのは中止しました。(犯罪になる可能性がありますので(苦笑))

尚、これを教訓に携帯ユーザーのために動画はタイトルに「PC専用」と銘打っていきます。

「死神騒動」は、これで終了したいと思います。

引き続き「野良猫図書館」をお楽しみください。







2008/10/03 0:41:33|都市伝説
緑のクレヨン【都市伝説】
ある会社員Aが引越しをし、手伝いをした友人たちと引越し祝いをしていた・・・

B「しかし良いとこ見つけたな。都心に近い一戸建てで5万はありえんぞ?」

A「ほんとラッキーだったよw」

C「というより安すぎだろ!?何かでるんじゃねーのか」

A「なんだそれ幽霊か〜?ん〜俺、別に信じてないから良いよ」

引越し祝いの酒盛りは深夜まで盛り上がり、友人たちは帰っていった。


そして一ヶ月後、久しぶりに友人たちが引っ越し先にやってきた。

B「こんちはー♪・・・って、おまえマジどうした!?」

A「いや、何が?別になにも変わらんけど・・・?まぁ上がれや」

C「変わらんって・・・病気じゃないのか?」

友人たちはAの変貌振りに驚いた。

Aはわずか一ヶ月の間にガリガリに痩せ、目だけがギラギラと輝いてた・・・

友人たちは、とりあえず家に上がり2階で酒盛りを始めた・・・

C「・・・マジ体調悪くない?」

A「いや、別に。前より良いくらいだけどな」

C「この一ヶ月さ、ほんとに何もなかったのか?」

A「なんだよ、びびらせよーっても俺、そういうの怖くないから」

C「まぁ、何もないなら良いんだけどさ」

A「変わったことか・・・そういえば、緑のクレヨンが落ちてたよ」

Bはテーブルの上に紙を置いて、家の絵を描きながら二人に説明を始めた・・・

B「この家の外観がこうだろ?んで・・・一階の間取りがこう・・・。んで二階がこうだ」

A「へぇ、おまえ意外な才能発揮だな!で、何が変なの?」

B「・・・二階の部屋が一つ足りないんだ・・・4畳半くらいの部屋が・・・」

A「部屋!?」

そして廻りを見回してたBが気が付いた・・・

B「・・・あのタンスお前のか?」

A「あぁ、そのタンスか?いや据え置きだよ」

B「・・・上に隙間がある・・・ほら、うしろにドアがあるぞ」

A「おいおい、マジかよ・・・」

三人でタンスを動かすと、そこには山のような釘でびっちりと打たれたドアがあった・・・

B「・・・開けてみるか?」

A「・・・あぁ・・・釘抜きとペンチとってくる・・・」

小一時間かかって全部の釘を抜いた三人は、おそるおそるドアを開けた・・・

その部屋は、窓という窓が板で埋められていた。そして全ての壁一面に緑のクレヨンで・・・

おとうさんここからだしておとうさんここからだしておとうさんここからだしておとうさんここからだして
おとうさんここからだしておとうさんここからだしておとうさんここからだしておとうさんここからだして
おとうさんここからだしておとうさんここからだしておとうさんここからだしておとうさんここからだして
おとうさんここからだしておとうさんここからだしておとうさんここからだしておとうさんここからだして


・・・と、子供の文字で書いてあったそうです







2008/10/03 0:39:52|その他
古いパソコン【都市伝説】
一人で部屋の片付けしてたら、
昔のパソ通時代に使ってたモデムが出てきた。
今のPCにつないでダイアルUPしたらつながった。
1440の低速度で文字列がタタタタって出てくる。
まだパソ通生きてたんだ。昔のIDとPSWDでログインできちゃった。
見たらメールがすんげーたまってる。
そういやメル友になりかけてストーカーのような女がいたっけ。

1996年の夏、俺がパソ通を使わなくなってから今日まで、毎日俺あてにメール出してた。

「返事がない」

「無視?」

「会わない?」

「死ね」

「昨日手首切った」

「返事ちょうだい」
  :
  :
昨日づけの最後のメールまでみんなこんな調子。
と思ったら今またメールがきた。

「やっと読んでくれたのね」

俺の背後で人の気配がした