新しい携帯に買い換えて3日目の頃、知らない番号からかかってきてとりあえず出た 女性の悲鳴だった
「あの!もしもし!!あなたが誰か分からないけど、助けて!!」
電波が悪いらしく声が途切れる
「・・・にいます!男の人が・・・を、持って追いかけて・・・キャーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」
・・・・・・ッーッーッー
ちょうど友達と車のドライブ中で、尋常じゃないと思い慌てて路肩に車を止め、リダイヤル そうしたら
「現在、お客様がおかけになった電話番号は使われておりません」 おかしい、もう一度リダイヤル やはり機械の音声が流れるだけ
数日後、新聞を広げたら女性が変死体で山中から発見の記事を見かけた 読み飛ばそうとしたら気になる一文が 「携帯電話を握りしめた状態で亡くなっていた」 死後1週間経過しているらしいが、電話が掛かってきたのはつい先日 彼女が亡くなったのは俺の住んでいる街から峠一つ挟んだだけの場所だった さすがに結びつけるのは考えすぎだろうと思い今に至っているわけだが、番号は一応登録しておいた 。
後日、警察が来て「被害者女性の携帯の発信履歴に貴方の携帯番号がありました」 「なにか心当たりは?」
携帯ショップの契約書の日付を見せキャリア会社、携帯ショップにも問い合わせても構わないと告げ。 「犯行当時は、私の番号は存在しません」と言った。
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