都市伝説図書館

【都市伝説とは?】 「『もしかしたら本当に起こったのかもしれない』、奇怪で、おっかない、危険を含んだ、やっかいなできごとについて知りたい、理解したいという私達の欲求を満たすもの」(ブルンヴァン)である。 しかし、都市伝説は必ずしもこうした「アングラな」スキャンダルのみを扱うものではなく、 ある種のナンセンスな面白さ を含む、ジョーク的で興味本意なスキャンダルをも取り扱う。
 
2008/12/21 0:06:33|都市伝説
宿泊者【都市伝説】
岐阜北部のとある温泉街の旅館で働いてる友人から聞いた話です。
もう十年以上前の事件らしいんですが、観光地に悪い噂が立つと困るので
未だにその地方の関係者の間ではタブー扱いらしいです。
その温泉街は村全体が高い山間にあって、冬は深雪に被われる場所です。
その集落からさらに2kmぐらい奥まった場所に、
犬や猫連れでも宿泊できるというホテルがあったらしくて、そこでの話なんですが。

ホテルには勤めて数年になるフロントマンがいました。
冬の観光シーズンの時期だったそうです。ホテルも繁盛してたみたいで、
その日も靴箱には色んなお客の靴がずらりと詰まっていました。
朝一で靴を玄関にずらりとならべるのが彼の仕事の一つでした。
いつもように仕事をしていると、あるパンプスを手に取ったときちょっと気付いたんです。
薄いベージュ色のパンプスなんですけど、内側に黒い血みたいなものがついていました。
靴底一面がむらのある汚い染みになっていて、冷たく濡れていました。

チェックアウトの時間になって、客がどんどんホテルからでていきます。
玄関の靴も、どんどん少なくなってとうとう最後の一つになりました。
それがあの汚いパンプスでした。
11時過ぎになってようやく、パンプスの持ち主がフロントまで降りてきました。
あまり印象に残らない、しいて言えば目つきの悪い女でした。
地味な安っぽい服を着ていて片手にはペットの籠を持っていましたが、
毛布がかかっていて犬の種類までは見えませんでした。
「足にお怪我でもされましたか?」フロントマンは一応尋ねました。
「さしでがましいようですが、お客様の履物にそれらしい跡がございましたので」と。
女は、靴はペットが汚したんだと答えてすぐに帰って行きました。

1時間ぐらいして、女中から連絡がありました。
あの女の泊まっていた部屋がおかしいと騒いでいました。
行ってみると、畳に血の足跡がたくさん付いていました。
部屋一面に跡が残っていて、鬼が踊り狂った後みたいな惨状でした。
ユニットバスの排水溝には小動物の肉片みたいなのが詰まっていました。
連れてきたペットがネズミか何かを捕まえて部屋を汚したのだと思いました。
ホテルとしては大損害でした。

翌日、村の住人が不信な黒いゴミ袋見つけました。
国道から100m程度外れた雪の積もる林の中で、
温泉街へ湯を引くボイラーの管理人が、林道を通りぬけるときに発見しました。
ゴミ袋には赤ん坊の死体が入っていました。
頭蓋が粉々になるまで地面に置かれて何度も踏み潰されていました。
おそらく怨恨の類です。
そのニュースはすぐに村中に広がりました。

あのとき女が持っていた籠の中身はもう空だったのだと
フロントマンは気付きました。
すぐに警察に連絡して畳の血痕を調べてもらうと、やはり人間の血液でした。
女はすぐに全国で指名手配されることになりましたが、
ホテルの記録に残された名前や住所は偽物でした。
顔を覚えていたのはフロントマンだけでした。
そこで似顔絵を作るのに協力しました。
温泉街は風評被害を恐れて絶対に新聞やテレビでは報道させませんでした

それから半年ほどたって季節は夏に変わりました。
結局、女の行方はつかめずじまいで捜査は進展しませんでした。
ですが村は以前の落ち着きをとりもどしていました。
フロントマンがいつもようにホテルにかかってくる電話に応対しました。
「明日の予約の確認をとりたいんですが、
前回電話したときには○○さんという方に担当していただいたのですが」
「○○は私でございますが」
「○○さんですね?」
「はい。そうです」
「…」
「…」
「…あたしの似顔絵をかいたのはおまえか」







2008/12/19 22:28:40|その他
バスの乗客【都市伝説】
高校三年間通学に使ったバス。
いつも通るコース上のバス停には、絶対に“バスに乗れない人”が居た。

その人は夏も冬も、いつも青いジャージを上に着ていて待っていた。
運転手はそのバス停に止まらないし、止まっても
その人が乗り込む前に扉を閉めて発進してしまう。
見かねて、ある日例のバス停に差し掛かった時
「お客さん居ますよ」と言ったら、「居ませんよ」と答えが返ってきた。
周りからの視線やひそひそ話でバス内の空気は最悪。

自分の頭が沸いたと思って、凹んだまま終点の一番最後に降りようとしたら

「あれは乗せちゃいけないんだよ。」







2008/12/19 22:27:50|都市伝説
鞄売り場【都市伝説】
百貨店の鞄売り場に勤めていたときの話。
中年の男性客に「ひと一人入るぐらいの大きさの鞄ありませんか」と聞かれた。
からかわれているのかと思ったけど一応、店で取り扱いのあった中で一番大きなスーツケースを勧めてみた。
すると「こういうのじゃなくて、肩から下げられるようなので」 と言われた。
「すみませんが、ショルダーバッグでそれだけ大きいのは・・・」と答えると
「そうですか、じゃあバラバラにするしかないのか・・・」と独り言を言いながら帰っていった。

何を入れるつもりだったんだろうと思って、ちょっと怖かった。







2008/12/19 22:26:38|都市伝説
賃貸マンション【都市伝説】
賃貸マンション管理社員だけど・・・

今日、入居者の人の勤め先から二日無断欠勤してる人が心配だから部屋内を確認してくれとTellが。

嫌なフラグ立ちまくりだったけどジャンケンで負けて俺が行く事に(一人でorz)

名前呼んでもチャイム押しても出てこないので安全確認の為カギを開ける。

ドアノブで吊ってる事も多いので警戒したがセーフ。だが部屋の中は独特の強烈な違和感に包まれていた。

直感で部屋の中で逝ってると感じ、入るのをやめ警察にTell。
警察官と一緒に部屋に入るが、吊ってはいなかった。
つか部屋に居ない。

警官と「出掛けてるのかもねー」と話しながらトイレのドアを開ける。
中は強烈な死臭とともに転がる男性の遺体。
もろに吸い込んでしまって久々に吐いたわ・・・
現場検証やらなんやら済ませて今帰宅したけどこの匂いは一週間は取れないのよ・・・







2008/12/19 22:25:03|都市伝説
金縛り【都市伝説】
3年前に実際に俺が体験した話なんだが、そん時付き合ってた彼女がよく金縛りにあってんだけど、仕草とかで今金縛りになってるなーってのはわかったから、いつも俺が揺すって起こしてたわけ。

でもその日は少し違ったんだ・・・。

ふつーに夜二人で寝てると、また金縛りになってるような雰囲気だったから、いつものように起こそうとしたわけ。

いつものように肩を揺すって起こしてやろうとしたら
「うふふふふふうふふふぐふふふ」
って笑いだしたんだよ。

しかも半分白目むいて激しく左右に首を振りながら。
俺もびっくりしてシバきまくって起こしたのね。

そしたら首ふってたのも笑ってたのも全く覚えてなかった。
でも金縛りにあったのは覚えてたらしいんだが、金縛りのあいだ、ずっと女の声で「死ね」って言われてたらしい。