宮澤賢治、風の世界

宮澤賢治の作品を彩る言葉と風を追って宮澤賢治の世界を訪ねよう。 賢治は風という言葉に何を託したか。風を描くためにどんな言葉を選んだか。 賢治は何を求めて風の中に身を置いたのだろう。 そこに少しでも近づきたくてページを埋めていく。
 
永野川―残された小さな自然とビギナー探鳥会

永野川は水源、鹿沼市粟野町を水源とし、栃木市を流れて小山市中里で巴波川に合流します。途中で伏流水も合流しているので、かなり澄んでいます。


栃木市泉川町で西から南に湾曲する所に北から赤津川が合流しています。ここには広い河川敷があり、永野川緑地公園として整備され、芝や桜なども植えられているほか、クルミやクワ、エノキ、クヌギ、ハリエンジュなどの大木は残されています。さらに水辺には、小規模ですがヨシ原があり周囲には草むらが残っています。さらに周囲には太平山に続く山林、水田など多様な環境に囲まれています。


私のフィールドは、ここを中心にして、下った薗部町二杉橋、赤津川をさかのぼった野中町平和橋付近までの往復です。


野鳥は年間を通して60種を観察できました。渡り途中のコムクドリ、ノビタキなど身近では珍しい鳥たちも観察できることがあります。


植物も公園内の土手には、オドリコソウ、ハナウドなどもあり、エノキはアサギマダラの食草でもあり繁殖も見られるかもしれません。


公園にはトイレや集会施設もあり、安全なので、冬季2回、夏季1回、日本野鳥の会栃木主催の初心者向け探鳥会が開かれるようになりました。会からはベテラン指導員さんが数名来て下さいます。


この会の楽しさは、いつも小中学生の参加があること、探鳥会は初めて、という方も多いことです。加えて人気のカワセミがほぼ100パーセント見られ、渡り途中のコムクドリや、カッコウ、夏鳥のオオヨシキリ、冬鳥のシメ、ベニマシコ、オオジュリン、クイナ、ワシタカではオオタカやチョウゲンボウなども見られるので、上級者の方も来られ、いつも目的を一つにする広い層の楽しい交流があります。


 


この少し残された自然は宝物ともいえるのですが、私がここを歩きはじめた13年前に比べると、様相は変わりつつあります。


特に、ここ数年、まず水害防止の名目で河川敷のみならず川岸まで、半数以上の広葉樹は伐採されました。それを追うようにここ2、3年、衛生上、防犯上の問題として、草むらが刈りとられるようになりました。


鳥の餌となる木や草の実が無くなり、身を隠し、営巣する場所をなくして、見えなくなった鳥もあります。木の実を食べるシメやウソも、草むらをすみかとしていたアオジやカシラダカ、キジもめっきり数が減り、コジュケイの声も聞こえなくなりました。また植物は、勢いのある外来種やクズなどが勢力を伸ばしています。


たしかに整備された公園は美しく安心と言えるかもしれません。しかし少し考え方を変えてみれば、こんな近くに自然のままの姿をみられることは、貴重です。人もまた生態系の一部として生きていることを考える場所ともなります。


また鳥は、一羽で年間三万匹の虫を捕食するといいます。鳥が減れば、その分増えた害虫を人間に影響も心配される農薬で対処しなければなりません。


きれいに刈られた芝生公園を望む声を説得するために、河川敷・川岸の一部を自然観察区域として指定して、そのままの状態を保全することはできないでしょうか。


そのコンセプトさえあれば、指定場所は、伐採は年一回夏の繁殖の終わった後のみにし、水害に関係のない場所には、実のなる広葉樹を植樹していくこともできます。そして台風のためすっかり弱ったヨシ原をもう少し復元しましょう。


これは私の個人的見解です。また私には専門知識はなく実行に移す力はありませんが、行政でその方針をご理解いただき、指針を作ってくだされば、協力することはいといません。


 


永野川緑地公園ビギナー探鳥会報告(2012、5、13)


もうすっかり夏の景色となりました。


何回か参加されている小学生とお母さん、探鳥会は初めて、でも鳥にはお詳しそうな男性、そのほかベテランさんも含めて15人ほどでした。


いつも沢山いるセキレイ類が少なく、カワセミにも会えませんでした。


キジがまだ刈られていない公園内の草地に多く見られ、また畑でゆっくりと砂浴びする姿を皆で楽しみました。


ツバメ、イワツバメはたくさん飛びかい、はるか上空を飛んでいたのはヒメアマツバメでした。


公園内の土手の法面には、日本固有種というオドリコソウが元気にきれいな花を付けていました。やはりここは一斉刈り取りは止めてほしいと思います。


 


鳥リスト


ダイサギ、コサギ、アオサギ、カルガモ、オオタカ、キジ、イカルチドリ、キジバト、コゲラ、ヒバリ、ツバメ、イワツバメ、ヒメアマツバメ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ウグイス、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ハシブトカラス、ハシボソカラス


 


ビギナー探鳥会についてのお問い合せは


 日本野鳥の会栃木 (рO28―625−4051)まで


 


 


 








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