やさぐれ社労士の独り言

つい最近までハロワ勤務のやさぐれ社労士が本音で漏らす独り言。 何でもありの劇薬指定!
 
2009/05/18 13:04:17|家電
エコポイント
15日から家電「エコポイント」制度がスタートしました。先日、家電量販店に立ち寄ったらPOP広告やチラシの山、店内放送もやかましいほど。買い控えでどうにもならなかった販売店にとっては千載一遇のチャンス。必死になるのは当然だな。

この制度、まだ内容は固まっていないらしいが、エアコン、冷蔵庫、地デジのいずれかの省エネ家電を購入するとポイントがもらえるとのこと。但し、ポイントがどのように交付されるかとか使い道はこれから決めるらしい。何なんだか。
それと、ポイントもらうためには事務局へ保証書や領収書を送ることとなるみたいです。あ゛〜めんどくさっ! 

ここでピンと来ました。なるほどね。
事務局ってのがいかにもです。今は各省庁内でたたき台作っている最中ですが、役所がそのまま事務局になるわけがありません。恐らく何らかの外郭団体を立ち上げる可能性大です。

こんなの既にある家電製品協会あたりに補助金つけてやらせる方法もあるはずですが、この事業が環境省、経産省、総務省共管というのがミソ。家電製品協会は経産省管轄なので、他の役所がウンと言わないはず。微妙な綱引きをしながら新たな団体を立ち上げる気がしてなりません。要は天下り団体ですね。

役所が何か新たに事業を始める時は、ほぼ間違いなくこの手の団体を創設します。私がかつて労働省在籍時、外国人留学生の受入れの企画を担当したことがありますが、その中で受入団体の創設案も作成しました。その年に辞めちゃったので創設は見届けてませんが、何十年経っても役所の考える同じなんだな。







2009/05/15 12:07:00|役所裏事情
不正支出の証拠品?
キタ━━(゚∀゚)━━ !!
長年持ってて良かった。画像が証拠品です。

厚生労働省所管の法人「中央職業能力開発協会」に会計検査院が入り、色々と挙げられたようです。今回は飲食とかコンパニオン呼んだとかが理由のようです。詳細は「職業能力協会が3500万円不正支出、補助金を飲食などに」をご覧のほど。

画像のタクシー券は労働省在籍時にもらったものですが、発行元はこの協会です。飲み食いとは関係ないですが協会の名前が出たのでお披露目。
退職後そのまま私の財布に20年眠っていました。緊急時に使っちまえ!と返さずに持ってましたが、ヘタレなので結局使わなかった。
この券は宴会用ではなく深夜帰宅用に用意していた物です。もちろん年がら年中タクシーで帰宅してるわけじゃありません。ヨメに逃げられます。

ご承知のとおり、国会開会時は役所は不夜城。
問取り(もんとり)と言って夕方から先生や秘書に質問を聞きに行き、深夜に質問がまとまります。

さて、これからが本番。急ぎ官僚の卵(係長や課長補佐)が答弁を草稿し課長が決裁。それから関係課合議や審議官、局長決裁。モノによっては事務次官や他省庁へも。これが終わるのが概ね午前2時過ぎ。

それから私のようなチンピラが手分けして答弁を清書。1枚に数行しかない専用の縦書き原稿用紙にサインペンで丁寧に大きく書かなきゃいけません。修正ペンなんぞもってのほか。それを大型のコピー機で何十部か印刷。大臣用にはインデックスまで貼付。それでも読み飛ばすバカがいる始末。万一大臣が読み飛ばすと担当課長がお目玉食らう不条理のおまけ付き。

ここまでまとめた答弁書を何と早朝5時までに国会に持ち込むまなきゃいけない。その間、まさに戦場で、罵声や怒鳴り声がこだまします。
それと別に、持ち込む車中で官僚から大臣にレク。もし大臣の見解が違っていたらどうにもならない。だから、無理やり官僚答弁に合わせさせるテクニックも持ってないと官僚になれません。頭がいいだけじゃダメなんです。ヤクザ性も必要。

で、役所内では持ち込み後、疲れが一気にド━━ン! 皆やつれた顔してタクシーでご帰還。夜が明けたとか時間帯によってはボンボンベッド持ち出し洗ったことのなさそうな毛布一枚で仮眠。もたもたしてるとベッドなくなり、そのままソファーでごろ寝。ソファーあるのはいい方。へたすりゃ自席でうつ伏せ。もちろん残業代なんぞつきません。惨め〜。

それでも続けられるのは、自分が国政の一翼を担っているとの使命感・・・な〜んて思ったら大間違い。いずれは関係団体へ天下っておいしい思いができるから、それまでの我慢。馬の鼻先のニンジン。
こう考えると天下り廃止なんぞ出来っこない!という見方を理解できるかも。

だから、ランクと学閥で官僚(課長以上)にはなれそうにない私めはさっさと退職。紆余曲折の挙句、現在のもっと惨めな有様に。
書いてて情けなくなった。役所や団体でどのようにカネを捻出するかは後日の話題としま〜す。







2009/05/14 17:21:05|労務管理
シカト!
先週ブログにも載せましたが、自分自身の転職のため人材紹介サイトに応募しました。
約一週間経ちますが何も反応なし。完全にシカトされちゃいました。
グルーヴスという会社が運営してる絶対転職ネットと言うサイトです。求人側では人財紹介netと称しています。

このご時勢で50歳オーバーなので想定の範囲内だけど、詳細な情報送ったのにそれきりというのも問題あるな。せめて「対応困難です」位のメールは送り返すのが常識と思うんだが。

こんな程度の業者だから、その後スパムメールが増える恐れもあるな。メルアド売り飛ばす可能性は否定できない。だから、この手のサイトに使うメルアドは、当初はHotmailのような捨てアドがベスト。
何度かやり取りして信頼できそうに思ったら、正規のメルアドに変更するのも生活の知恵。ネット社会は、当初は疑ってかからざるを得ないのが宿命。

それなのに先日のニュースでは「セレブ女性と交際してお金がもらえる」とネット上にニセ広告を掲載し、騙される輩がいる始末。
確かに、セレブとかデートで検索すると、怪しいサイトがザクザク引っかかる。いまだにこんなの引っかかるバカがいるんだな。ヤクザも商売だから引っかかる奴がいるから続ける。
引っかかる奴は、よほど脳みそ腐ってるとしか思えない。
私にゃ全く無縁の世界。せめて妄想だけにしておこう。トホホ。







2009/05/13 11:24:42|役所裏事情
またお前か
民主党のニュースばかりで本当にウザい。と言いつつ、ここでも書いてる。見事に罠にはまった。

それにしても層の薄い政党だな。数人で代表を持ちまわりでやってるだけじゃねーの。小沢や菅も以前に年金未納問題で一旦辞任して、後釜に岡田氏が代表になったはず。

んで、今度は鳩山と岡田氏が対決だと。ふ〜ん、出来レースなのね。
鳩山って確か小沢問題のとき一蓮托生とか言って、もし辞任するなら自分も辞任すると言ってた。(メンドいのでリンク張らない)
チャンチャラおかし過ぎて笑う気も失せた。
例によって、これを突いてるマスゴミは産経ぐらい。他の反日マスゴミは知らん振り〜。

とっかえひっかえ同じ顔ぶれが出てくるのを見て、私の職安時代を思い出した。
かつて今市(イマイチ)っていう今ならイジメに遭いそうな名前の職安にいましたが、D級所なので所長含めて職員8名。日光・鬼怒川も管轄なので結構業務量は多く、他所と違い一人で何でもこなさなきゃならなかったんです。

ある日のこと、職業紹介担当の内2名が出張で不在。失業給付の申し込みが立て続けに来所。残りの職員も接客中。

初めて給付の手続きに来られた際は、求職受付で求職票を記入し提出してもらいますが、受付不在。やむなく私が赴き「初めてですか」と対応し求職票記入を指導。
それで受付終わってから「あちらの給付窓口へお出しを」と言って、そそくさと5m離れた自席へ戻り、また自分が給付の手続き。
その後職業相談があるので再度「求職の窓口へコレ出して下さい」。
またまた私が求職コーナーへ行き、同じ人に職業相談。
最後の頃はそのお客さん苦笑い。またあんたかよっ!て顔してました。職安版金太郎飴ってか。
つまらん昔話でした。







2009/05/12 11:41:15|労務管理
停留2
TV見てても、新型インフルエンザと小沢の話ばかりでウザいだけです。こういう時は自分で情報を選択できるネットが便利。何せタダだもんね。

労務屋らしく昨日の続編にしますが、会社の従業員が万一停留を食らった場合、その間は当然出社できません。当該期間の給与などの対処をどうするかについてです。

停留は帰国時しかあり得ないので、その旅行が業務上か私的なものかで対応が異なります。

いわゆる出張であれば業務に起因すると思われます。いわゆる労災的な考え方ですが、停留中は直接の病気やけがで休んでいる訳じゃないので労災対象となりません。ただ、出張がなければ停留されることもなかったろう、との考えに立てば、出張を命じた会社側に責めがあるため、その間は休業手当の支払が必要と考えられます。もちろん出張中に会社指示を逸脱した行為があれば話は別です。(勝手に野球観戦したとか)

これが単なる個人旅行であれば、これらの考慮は不要です。言い方悪いですが、頼んでもいないのに勝手に海外行って停留食らったんだからお前が悪い、的な考えです。この場合、いわゆる欠勤状態となるので欠勤処理とするか有給認めるかの選択となるでしょう。
もちろん、就業規則に定めがあればそれによることは当然です。

今さらですが、会社と従業員の関係は雇用契約です。要は、従業員が働いて、それに対して会社が報酬を支払うだけの話。働かなければ報酬支払う必要ないんです。
マスゴミ、日弁連、日教組の3悪どもが人権云々とか詭弁言い出して以来、このあたりがうやむやに。
こういうことが起こると、またぞろ何でもかんでも会社に押し付ける論調が出かねないのであえて予防線張っとこ。