連日、役所のサイト情報のパクリで何ですが。
4月から雇用保険制度が改定されてます。
平成21年雇用保険制度改正関連資料細かい部分はそれぞれのリンク開いて確認を。
大きなポイントは、
・適用範囲の拡大:パート等は6ヶ月雇用見込みがあれば加入義務。
・期間雇用者の受給要件緩和:1年以内に6ヶ月加入してればもらえるように(3/31退職以降)
・雇用保険料の値下げ:H21年度限り。
・その他、受給しやすくなる改定
とにかく色々目白押し。職安の担当者の悲鳴がわかります。私も辞めずにいれば、今頃ヒーヒー言ってたでしょう。尤も今は別の意味でヒーヒー言ってますが。
会社側での注意は、パートや派遣社員を雇う際、従来は1年以上雇う見込みがなければ雇用保険に加入させなくて済んだのですが、今度は6ヶ月未満と短くなってます。6ヶ月丁度は加入させねばなりませんので注意を。
あとは、雇用保険料の値下げもあります。但し今年度限りです。
昨年以来、色々な助成金が増え申請も激増してるので、雇用保険財政は逼迫するはず。本来は値上げしたいところでしょうが、ここは政策(選挙対策が正しい!)優先ですね。
今は緊急雇用対策ということでジャブジャブ使ってますが、元は企業と従業員が払う保険料が全て。来年度どのくらいのアップになるか恐ろしい。
その他の改定は概ね受給者向けの改定です。方針は、高くもらいやすく、ということです。全面的に有利な方向に持っていってます。
労働行政としては当面この方向しか選択肢がないのは仕方ないのかな。
行政組織の掟があり厚生労働大臣は景気対策には直接口挟めません。他の役所の専権事項。こういう分野で一言コメントしようもんなら袋叩き。結局、後追いの施策を地味にやるしかないんです。
でも直接国民向けの機関だから苦情も多いし一筋縄では動けない。内部にゃおかしな労組もわんさかあるので内部統制もイマイチ。
ともかくもゼニはかかるが喫緊の対策を優先するしかないのね。揚げ足取りばかりで内輪もめしてる政党よりはマシか。そうそう、選挙も近いしぃ〜。