せがれがバイクで帰ってきたので、昨日は以前から気になってたタンクの修理にとりかかりました。
問題箇所は2つ。フューエルコックとタンク本体。コックの方は以前にガソリンがじわっと漏れるというので八王子のアパートまで直しに行き、とりあえず応急修理。バキュームコックのダイアフラムというゴム部品に穴が開いていたので、駐輪場に転がってたペットボトルを切り抜いて無理やり漏れ止め。 コックは中古品をゲットしてあるので、タンク修理後に交換すればOK。
一方のタンク本体の漏れは、何せ古いバイクなのでタンクの底が腐食し、小さな穴が開いてるみたい。かつて見つけた際にハンダ付けし、とりあえず漏れはないままだが、いつ漏れ出すかわからないので今回しっかり補修することに。
タンクは金属製で形状も複雑なので給油口から内部は見えないし、いじりようもない。いっそのこと金ノコで真っ二つに割ってから溶接も考えたが、私接苦手なんです。つか、事務屋だろ。 内部は錆びがひどいので、以前に洗浄とケミカル処理をしましたが、擦るとポロポロ剥がれ落ちるほどなので、いわば錆びの層にガソリンが守られてる状態。頻繁にコックのフィルターに錆びの塊が詰まりやすく困ってました。
うかつに錆びを取り除くと地金に穴が開くことは間違いなさそうなので、錆びの上に何かコーティングできないかと思ってるうちにFRP樹脂製のタンクがあることに気づきました。主にレース用ですが、FRPは軽くて丈夫、耐油性もあるので、樹脂を内部にコーティングしてしまおうということに。
1Kgで1500円ほどのポリエステル樹脂と補強用のガラスチョップを購入し、100均のステンレス製ボウルにワンカップの瓶で2杯ほど投入。チョップを一掴み(計量なんぞしてない。完全に勘)入れ、硬化剤を混ぜてマイナスドライバでよ〜く混ぜ混ぜ。 トロ〜っとした状態の液を、そのまま給油口へドボドボ。後はタンクを横にしたり縦にしたりしてタンクの下面に行き渡らせます。と言っても、粘性があるので本当に行き渡ったかどうかはわかりません。
タンクで一番ヤバいのは両サイド底部の溶接の合わせ目付近。結露の水分なんかもたまりやすい場所なので、まずここから腐食が始まります。かつてハンダ付けしたのもこの場所。 放っておいても樹脂が溜まるはすなので、後は放置プレイ。24時間ほどで完全硬化するらしいが、エージングの意味合いもあり来週までさらに放置の予定。
テスト用に、ボウルに残った樹脂はそのままにしてあるので、後日ガソリン入れて変化の有無を見てからタンクに給油することとします。
何だか、今日のブログは妙にマニアックになってしまった。 |