雨にも負けず風にも負けず・蔵の街栃木

仕事を退き、第二の人生の山歩きを中心にした日常行動の紹介です。
 
2012/07/24 14:10:37|
財布紛失の顛末 と鬼怒沼の花

身から出た錆び。
今回の財布紛失事件の真相はこの言葉に尽きると思います。

事の顛末は昨日の鬼奴沼湿原、鬼奴沼山登山中に発覚しました。登山開始後、4時間が経った鬼奴沼湿原で短パンの後ろポケットに入っている筈の財布が無いのに気付きました。
この時点で気付くのが遅すぎます。しかも気付いた場所が悪すぎました。山深い秘境で、携帯の電波も届かない処です。戻るにも4時間近くかかりますし、為す術がありませんでした。
結局、鬼奴沼山と黒岩山の登山は鬼奴沼山だけに予定変更し、下山優先に切り替えました。もっとも黒岩山は往復6〜7時間かかりので、実行していれば今日中に駐車場に戻れなくなってしまい、山小屋に一泊しなければなりません。当然の決断です。
12時半に下山を始め、4時間かかる下山道を3時間強で下り、3時40分に夫婦渕駐車場に到着しました。トイレや思い当たる場所をくまなく探しました。すこし遅れて降りてきた相棒も親身になって探してくれましたがとうとう出てきませんでした。
次の手段として、駐車場の前のホテルのフロントで警察の電話番号を教えてもらい、紛失届の手続きをしました。直ぐ下の山を降りた栗山の駐在所に電話すると、転送電話で日光市の今市警察の遺失物の係に転送され、財布の中身の一部始終を報告しました。クレジットカードは電話にて失効と再発行の手続きを済ませました。
今朝、到着した時に駐車していた車は殆どいなくなっていましたが、我々の後に直ぐ到着したトヨタ・ハイエース・スーパーGLの車はまだ残っていました。その車には3人の釣人が乗り込んでいて、そのうちの二人は、私の入ったトイレに行っていました。その人達にいき合って、財布の事を聴いてみようと、車に乗って待っていると、栃木市の観光協会から電話が入りました。5時半でした。
財布を拾ったという人から観光協会に連絡があったとの連絡でした。諦めかけていたのに、地獄に仏です。
その人の名は浜崎さんといい、日光沢温泉の手前の道路工事現場で働いている人でした。急いで携帯に連絡を取ると、仕事が終わったので、山を下り30分後に逢える事になりました。
私のこの喜びは如何伝えたらわかるでしょうか。とにかく嬉しくて嬉しくて、どのようなお礼をしたらいいのかと、そればかりを考えてしまいました。お会いすると浜崎さんは好青年で、会った最初からお礼を辞退していました。年金生活者の私にとって、高額の御礼は致しかねますが、でも拾って、態々栃木まで電話連絡してくれた善意の行為に対して、何か形に残るお礼がしたいのだと、強引に受け取ってもらうことにしました。やっと納得して受け取ってもらった時には、日本人の若者もまだまだ捨てたものじゃないと誇らしく思いました。
浜崎さん、本当にありがとうございました。
帰り道の高速道路はETCが使えなくて、現金とカードの手渡しで、これまた久々の体験となりました。8時に栃木に着くと、相棒のスーさんにカッパ寿司で夕食の御礼。スーさんにも大変ご迷惑をおかけしてすみませんでした。
これが財布紛失の顛末です。

猶、写真の花は
@ギンリョウソウAオサバグサBチングルマCキンコウカ
今年は何処に行ってもコバイケイソウの花芽がまだ一つも見られません。







2012/07/24 11:40:12|
鬼怒沼湿原の夏を彩る可憐なお花達

財布紛失で、心に余裕のない鬼怒沼湿原の滞在でしたが、でも標高2000mを越える湿原を彩る花々は多彩な物がありました。
尾瀬よりも600mも高い鬼怒沼湿原は「日本で最も高い高層湿原」とされることが多いが、実際には鬼怒沼より高標高に位置する高層湿原としては、苗場山や五色ヶ原 (立山連峰)、平ヶ岳などが存在します。
整備された木道の傍には大小47の池塘があり、小さなキンコウカの群生@は鬼怒沼湿原を代表する夏の花。

戦場ヶ原では終わっていますが、標高の高い鬼怒沼湿原では今が盛りとワタスゲAが咲き誇っていました。
木道の傍には、ヒメシャクナゲの薄いピンクの小さな花や、青紫のタテヤマリンドウ、花から見に変わったチングルマや紅紫色のトキソウなど枚挙にいとまがありません。コマ数の制限で映像を公開出来ないのが残念です。
それと本来ならこの写真の先に燧ヶ岳の雄姿が見られるのですが、次の機会に先送りになりました。

池塘周辺の湿潤な場所に、主にナガバノモウセンゴケBが繁茂していました。食虫植物の一種で、葉にある粘毛から粘液を分泌して虫を捕獲します。
こんなにも素晴らしい花花が見られる一番いい時期に訪れたのに、心の余裕が無い為に、充分に堪能出来なかったのが悔やまれます。でも近い将来、登頂を断念した黒岩山に再チャレンジしますので、必ずまた来ます。

沼には咲いていませんでしたが、途中の登山道や鬼怒沼山への道中にゴゼンタチバナCやオサバグサ、ギンリョウソウが沢山見られました。オサバグサがこの時期でも見られるのには驚きました。また、湿原の果てのクマザサの中に、ほうき草のような花を咲かせた熊笹を見つけました。
虚ろな心で余裕のない一日でしたが、いろいろな花が見られた山でした。
天気のいい時期に必ずまた来ます。
財布の件は別にブログアップします。







2012/07/23 23:34:05|栃木百名山
栃木百名山・鬼怒沼山で80座達成   7月23日 

大変な一日でした。
ほとんど一睡もせず今朝2時にスーさんと二人、霧の東北自動車道から日光高速を抜け戦場ヶ原、光徳牧場から山王峠を越えて夫婦渕温泉に4時に到着。深夜だったので栃木から奥鬼怒温泉にたった2時間で着いてしまいました。
夫婦渕の駐車場でこれから登山開始のスーさん@AM5:08。
この時点で駐車場には11台の車があり、トイレに入り軽く朝食。
後の山はガスっていますが、高い空に青空も覗き、高嶺雲は朝日を浴びて黄色く輝いていました。

昨年9月に陽子さん達と訪れ、宿泊した八丁の湯ログハウスA
このキャビンで、4人で清々しい朝を迎えた想い出の場所です。
その時は秘湯の山小屋に泊り露天の秘湯の湯を満喫する事が目的で、この奥の鬼怒沼湿原探索は眼中にありませんでした。
AM6:29。今から加仁湯、日光沢温泉を経て鬼怒沼迄直行します。そして目指すは鬼怒沼山2140.8mとそこから3時間かけて登る黒岩山2162.8mです。

AM9:20。標高2000mの鬼怒沼湿原Bにやっと到着。
今日は本当に変わり易いお天気で、今にも降りそうな空模様ですが、それでもガスが少し取れてきました。

ここで大変なミスティークに気付きました。短パンの後ろポケットに入れていた財布が無くなっていたのです。多分駐車場のトイレに入った時に落としたものと思われます。でも電波の届かない奥鬼怒で4時間以上も登って来た無人の鬼怒沼で、気が付いてもどう仕様もありません。財布を無くしたことに気付いてからは、気も漫ろでしたが、今更為す術もなく、直ぐに引き返して、捜索する選択肢もありましたが、急いで降りても4時間懸かる位なら、いっそ覚悟を決めて登山を続行する決断をしました。
でもやはり登山に集中できませんでした。

湿原の奥で、木道に腰掛けて珈琲軽食休憩ののち、鬼怒沼山2140.8m、栃木百名山第13座に向かいました。30分位で分岐に到着し100mの標高差を一気に駆け上りました。
AM10:46。山頂は見晴らしは悪く(たとえ良くてもガスで見えず)、三角点は有りましたが、山頂標識は有りませんでした。
唯一、栃木の山紀行の標識の真ん中部分が、コメツガの木に残っていて、相棒のスーさんが近辺を捜して、その破片を見つけ、両手で持って山頂写真に納まりましたC

この後、黒岩山に向かえば、夜8時か9時頃日光沢温泉に帰って来られるかもしれませんが、財布紛失の問題もあり、黒岩は断念して急いで山を下る事になりました。
天気は良くないとはいえ、雨に降られるわけではなく、鬼怒沼湿原のワタスゲやキンコウカ、ヒメリンドウの群落は素晴らしいお花畑を構成していました。ピンクのトキソウやギンリョウソウ等、目を楽しませてくれる花々が沢山あっても、気も漫ろで下山を急いだのでした。
花と財布紛失の結末は、明日再度ブログアップする予定です。
兎に角、一睡もしていないので今日はこのままお休みなさい。
万歩計は39,319歩でした。

深夜のドライブ中に、暗闇の中で鹿と3か所で出会い、小さなキツネも車の前に飛び出してきました。帰り道でも大きな角のしかに出会いました。去年の黒檜山の時もそうですが、鹿に出会うとラッキーな事が起こるみたいです。







2012/07/17 14:06:20|
那須大倉山のお花畑
那須連峰流石山、大倉山の山麓稜線を彩るお花畑の主人公達をご紹介しましょう。
何といっても、質、量的に山肌を染めるのはニッコウキスゲ@です。
レンゲツツジにはお目にかかれませんでしたが、白い小さな花を鏤めたコメツツジも可憐でした。
凛としたハクサンフウロAは見飽きない美しい花です。
山腹登山道の至る所にウラジオヨウラクBのピンクの花が出迎えてくれましたが、よく似た白い花も見受けられましたが葉の形がやや違っていました。
大倉山の頂上付近でベニサラサドウダンCを見つけました。確かに花の形が違っていました。
相棒のすーさんのアドバイスでにわか山の花愛好家が育ちつつある近況報告です。







2012/07/16 23:32:03|栃木百名山
ぶらり山旅・大倉山            7月16日 

久し振りの栃木百名山チャレンジは素晴しい一日になりました。
朝、東北自動車道を白河に向かった時には、立ちこめた雲に雨を予感するほどでした。でも国道289号線で甲子温泉を過ぎ、道の駅下郷に辿り着いた時には、雲は有るものの快晴に代わっていました。
観音沼森林公園を抜け、林道大峠線を進むと、道端に数台の駐車車両を見かけました。道路脇には通行禁止の看板がありましたが、スル―する車両が何台かあり、その車列に就いて行きました。道路は舗装されており10分以上進めました。でも途中から砂利道に代わりアクアではこれ以上無理と確信し、道路脇に駐車しここから登山開始です。
未だ先に何台も何台も車は停まっていましたが、最後の車止めの処にも20台以上停まっていました。最近の山登りで、こんなに車が多いのは久し振りでした。意外と人気の山なのですね。
登山道の出発点の処にショウキラン(鍾馗蘭)@が咲いてました。

大峠には約50分で着きました。ここから左の峰を進めば三本槍です。真っ直ぐに下りれば三斗小屋、右の尾根は流石山から大倉山、三倉山に続きます。山腹にはニッコウキスゲが黄色く彩られていました。足元にはハクサンフウロやウサギギク、ミヤマオダマキソウ、ウラジロヨウラクとミネウスユキソウC
なんとなんと大峠から流石山1813mに続く稜線は東北の山のように灌木しかなく、熊笹と高山植物に覆われたお花畑になっています。
だからこんなに登山者が多いのですね。大峠から1時間で着く筈の流石山頂Aには花の写真に夢中になり1時間半を要しました。
そこから約1時間で栃木百名山の大倉山1885mB第25座に辿り着きました。
この間にも、ベニサラサドウダンや山石楠花、その他名前の知らない幾つかもの奇麗な花々が迎えてくれました。
それと、づ―と続いた尾根歩きは、那須の山々を北側から捉え今まで見た事のない那須連山の威容を写し出し、遠く飯豊連峰や磐梯吾妻の山々、表日光裏日光の山々や尾瀬の山々のパノラマを展開してくれたのです。
こんなに素晴らしい処だとはまったく思いの外でした。

帰りの東北道は渋滞に掴まってしまいました。でも其の渋滞を物ともせず、車中で蟻取りに夢中になった相棒達。
実は下山して、汗びっしょりだったので、3人とも大胆に着替えをしました。其の時、車のドアを開け放しにしていたのです。なんの匂いか甘味かに魅かれたのか、なんとその時、蟻が大量に車内に舞い込んだようでした。フロントガラスの前で数十匹の蟻が所狭しと動き回っていました。渋滞の間中、蟻取りゲームに夢中になって、何と50匹以上の蟻を夢中になって、白河から栃木の間中、捕まえたのでした。
渋滞中の蟻取りゲーム、これまた楽し。
何を考えているのでしょうか?不思議な中高年3人組でした。

これで栃木百名山は79座になりました。
万歩計は22,247歩でした。







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