| 2時50分に小屋の窓を開けると外はガスっていて何も見えません。空気は然程冷たくは有りませんでしたが、雨は降っていませんでした。一時間置きに確認しますが一向に回復の兆しは見えませんでした。早起きは諦めて、5時過ぎに朝食を食べに下の食堂に下りて行きました。 食後、山小屋のフロント脇にあったパソコンが空いていたので、束の間、そのパソコンから絵なしのブログを6:08発信しました。 外は相変わらず霧の中でしたが、時折明るい太陽の光が霧を劈いて明るくしてくれます。6:45天気の回復を待ち切れず、荷物を小屋に預けて、槍の天辺を目指しました。 岩と鎖場と4つの鉄梯子を乗り越えて、7:11やっと念願の槍ヶ岳山頂@に立つ事が出来ました。5,6人が先着していて、意外と風が無く、ウインドブレーカー無しでも寒さは感じませんでしたが、視界はまったくゼロでした。それでも30分近く山頂に居た甲斐あって、ほんの束の間、雲の合間から青空を覗かせて、雲上に穂高の山々の稜線が垣間見られました。またブロッケン現象も体験できました。 混雑する夏のシーズンには順番待ちの行列が出来る鉄梯子Aも貸切状態でした。視界不良のお陰で高所恐怖症の不安も払拭され難なく昇り降り出来ました。
今日は、大喰岳3101mから中ヶ岳3084m、南岳3032mを縦走し北穂高岳迄は無理としても、大キレット見届ける予定でしたが、この天気で縦走を諦め、急遽下山する事に決定しました。 山を降りるだけといっても、これがまた大仕事でした。8:20肩の小屋から午後4時までに上高地に到着予定で下り始めました。 下りだすと、天気は回復してきて、振り向くと雲が晴れて、槍ヶ岳が全貌B出来る瞬間もありました。 だんだんと槍の姿が消えてゆきますC。 槍の天辺からの景色は望めませんでしたが、これだけ槍の姿が拝めたのは大満足でしたし、運が良かったと感謝しています。 昨日は大苦戦した槍沢も下りは約半分の2時間50分で、11時10分に槍沢ロッジに辿り着きました。今日もここで昼食(宿泊した小屋のお弁当)を取り11時50分に横尾を目指しました。 横尾には1時に到着しましたが、この頃から雲行きが怪しくなってきました。 250円の自販機のコカ・コーラを飲みほして、歩きはじめると直ぐに梢を叩く雨音が聞こえてきました。木陰で、ザックカバーを取りだし雨具を着込みました。オーバーパンツは汗で群れるので半ズボンのままで雨の中を歩きました。 今までにも2,3回雨の体験は有りますが、本格的に雨中を歩くのは初めてでした。横尾から徳沢までは1時間10分の予定よりも10分早く2時10分につきました。休まずに明神に向かい、途中で雨も小降りになり、これまた予定より10分早い2時55分に明神館に着いて、想い出の明神橋にチョコッと立ち寄りました。 3:45カッパ橋に着くと、焼岳と岳沢からの雲を被った奥穂高がカッパ橋を挟み相対峙していました。 約7時間半の下山は流石に膝と足の筋肉には応えました。 バスで沢渡に5時前に着き横川SAで夕食し栃木着は8時30分でした。二日間で17時間半の登山時間(休憩含む)で総登攀距離はマラソンと同じの約42kmに及びました。 本日の万歩計は39,649歩。後3日後に65歳の誕生日を迎える老骨に鞭うって、我ながらよく歩いたと褒めてあげたい。 |