去年7月に3人組でチャレンジし能わず、今月に登山予定も二日も延期になった栃木百名山、庚申山1892mは、流石にリハビリ登山にはハードな山でした。でもそれだけ素晴らしい山でした。 5時に栃木を発ち6:45登山開始。充分に余裕のある登山でした。でも栃木に帰って来たのは19:30。 (素晴らしいが故に大変な山でした。今は記事を乗せる気力も失せています。改めて明日記事を載せますので今日の処はお休みなさい。17日夜)
4時に起きるとまだ流石に外は薄暗かった。明け行く空から噴霧のように冷たいものを感じる。粕尾峠に向かう車の中で相棒は少し車酔いしたのか無口になった。前日光や足尾の山々は中腹以降が雨雲に覆われていた。でも銀山平の登山口に着いた頃には陽が射してきた。 林道歩き1時間で一の鳥居(庚申七滝)、そこから1時間半で二の鳥居(猿田彦神社跡)にコースタイム通りに到着。足の痛みは微塵も感じない。いつもは健脚の相棒が今日は珍しくペースダウン。車酔いの影響か、その他諸々の体調不安要素が重なったせいだろうか。 猿田彦神社跡から道は庚申山荘経由で山頂に向かうコースと、お山めぐりの上級者向けコースの二つにわかれるが、去年と同じお山巡りコースを進む。屏風岩に咲くコウシンソウに早くお目に掛りたいからだ。去年は時期が遅く、辛うじてたった2輪のコウシンソウにしか、お目にかかれなかったが、今年は如何許りか、期待に胸躍らせた。 平癒な山登りから突然岩盤へと景色が変わった途端、花大好き人間のwolfさんが大声で叫んだ。 「凄い!素晴らしい!感動だ!」 ちょっと大袈裟でないかい・・・ ほぼ垂直の岩肌に、数え切れないほどの花に埋め尽くされて、さながらコウシンソウとユキワリソウの『花の屏風』だった。確かに岩にへばりついたピンクの可憐な雪割草と、白く小さな天然記念物、絶滅危惧種の食虫植物コウシンソウは写真や言葉では言い表しえないほど素晴らしい。 wolfさんとは昨年5月21日、金環食の日に足尾の袈裟丸山中で運命的な出会い以来のメル友山友で、今年になって4月の甲州坪山、葛生大鳥屋山のクマガイソウ観賞とこれが三度目の同行です。 でも時間が経てば薄れていく感動が、wolfさんには通用しない。リュックを担いでそろそろ移動しようかとデモンストレーションしても、彼は立つ位置は移動してもカメラは離さず角度を変えて、時には地面に這いつくばって無心に懲りずに撮り捲くる。呆れると言うよりもそこまで花の魅力に惹きつけられる彼の想い入れと並々ならぬ情熱、少年の様なひたむきな姿に感服した。どうぞもっともっとお楽しみください。 前から居た登山者や後から追い付いてきた花愛好の登山者はとっくに消えていた。どのくらい花の傍に逗留したか定かでないが小一時間以上は経っていたでしょうか。11時半に山頂到着予定が2時間も遅れてしまうことにる。前回の到達地点、絶壁の「馬の背」で昼食を取る。至福の一時! 前回はここから先は進入禁止になってたが、今回は修復が済み、梯子と鎖とロープを頼りに上級者コースを突き進む。確かに難所だ。 途中にコウシンソウは見いだせなかったが、昔の修験者の苦難の道だった事が思い偲ばれる。 大胎内で庚申山荘からの登山道と合流し、山頂を目指す。心配だった足については、痛めた左膝は義肢の保護で全く問題なかったが、右足の付け根に痛みが出てきた。休むと痛みは退けるが、歩き出すと同じところがまた痛みだす。でも我慢しきれないほどの痛みではなかった。 山頂直下の岩場にコウシンソウがまた数十株見られた。相棒とwolfさんはまたまた夢中になって写真を撮り撒くっていたが、足に不安のあった小生は先に山頂を目指した。 13:45 1年掛かりでやっと山頂到着。山頂は視界不良。あとから追いかけてきた二人は皇海山を眺めに山頂から2分ほどの見晴台まで行ったが、足に不安のあった小生は其の侭山頂に留まった。 14:00 山頂を後にし一気に駆け下る、と云っても足を庇ってたので無理せずゆっくり・・・ 15:00 庚申山荘着。ここでのカップゼリーと挽きたて珈琲がやたら美味しかった。ベンチから振返ると小屋の背後の岩壁、そして馬の背にはガスがかかりはじめました。 駐車場に着くと17;50 帰りは車酔いを避ける為日光に廻り高速で19:30栃木着。 楽しい山旅で栃木百名山96座目の踏破でした。 万歩計は30,256歩、リハビリ登山にはちと長過ぎたかな・・・
いつもの事ながら下山の道中は結構辛い事が多い。今回も小生は足が痛く少々辛かった。相棒も不調で途中転んで手を擦り剝いて、wolfさんの応急処置に助けられた。 そんな三人の下山中の気晴らしが横浜のHoさんのあること無い事の愚痴話。よくもこんなに愚痴り話が途切れないものだと感心する位話が弾み、憂さ晴らしにはもってこい。さぞかし横浜ではクシャミされていたのではないでしょうか。でもそもそもの話しの始まりは、この素晴らしい庚申山の状況にHoさんを連れてきたら最高に満足して貰えるだろうとの善意の話が奔りだった事を付け加えておきます。 |