不安と期待の入り混じる中、好天の栃木インターから一路越中八尾を目指して、洋子と和さんと東京の二人のお仲間さんとのいつもの4人旅が始まった。
7:45、北関東道に入り足利まではおひさまが覗いていたが、群馬県に入るとどんよりとした空模様に代わってきた。赤城のお山も、榛名妙義の上毛三山も全く視界に見えてこなかった。
でも前橋に入ると雲が開いて前方に榛名山妙義山が形を現し、浅間隠山と妙義の間に雲を頂いた浅間山の姿も見えてきた。関越から上信越自動車道に入っても、曇り空ながら表妙義、裏妙義、荒船山、鼻曲山などがくっきりと見て取れた。最初のトイレ休憩は200q以上走った小布施PAの道の駅にも直結した小布施ハイウェイオアシスだった。
女性陣が大喜び。大きなリンゴが5個入ってたったの100円、真ん丸な大きな茄子も4個入って100円。どちらもほんの些細な傷があるだけの訳あり商品ながら、信じられない位に安すぎ!
野尻湖PA妙高ICを過ぎるあたりから雨がパラついて来たが上越ジャンクションを過ぎ北陸道に入り日本海が見えてくるとワイパーが要らなくなっていた。
11:30、走行距離が350qを超えて有磯海PAに近付いた頃、大ポカに気付いた。ここまでナビ無しで走ってきたのだが、本日の宿、富山駅前の桜橋ビジネスホテルの情報を書いた書類を自宅に置いてきてしまっていた。有磯海PAのインフォーメーションセンターでホテルの電話番号を再確認しナビに打ち込み事無きを得る。12:30ホテルにより、深夜のチェックインの可能性を確認し、越中八尾を目指す。今にも泣きだしそうな雲行きだが何とか雨は降らずに保っていた。結局昼食を取らないまま、ゆめの森テニスコート駐車場に14:00前に到着。ここからのシャトルバスは15:00からしか出ないのでタクシーで町中に繰り出す。やはり天気の所為か人では今一の気がしたが、でもそれなりの人混みはあった。屋台の中に入り込み生ビールと焼き鳥で喉を潤し祭りに飛び込む。
町流しが15:00〜17:00まであるはずだが、お天気の具合で中止の町内が多いみたいだ。それでも東町公民館を基点にした東町の町流しを見物できた。
諏訪町の日本の道百選通りを散策していると、太陽の陽子さんが疲れで体調不良になり道端の縁台で暫しの休憩。一緒に縁台からこの町並みを眺めていると、2年前、深夜の夜景の坂の道を同行の弟と二人、のんびりと歩いてそして何処かの軒先の縁台で疲れた足を休め、のんびりと情緒に慕っていたことが実に鮮やかに蘇ってきた。日中の諏訪町もこれまたいいものだと再確認。
そんな時、突然人混みの中から俺の名を呼ぶ馴染みの声が・・・ なんとなんと偶然の遭遇!
栃木市観光ボランティアの同期のIさんだった。奥さん達とバスツアーで見えたらしいが、狭い八尾の町とは云え、この人混みの中で出会えるなんて・・・

陽子さんを気遣い、一番の見どころ、花街の名残のある鏡町の男踊り女踊りの絡みを、おたや階段で座ってじっくりとみようと17:00から席取りして待つことにした。エリアスケジュールをみるとここでの出番は21:30からだから4時間半も待つことになるが、階段に座って今にも降りそうな雨雲を心配し、ゆっくりゆっくりと迫りくる夕闇の町並みを緞帳に見立て、蒸し暑いさ中にも時折頬を撫でるそよ風と、虫達のささやきをBGMに、450qも離れた日本海越中八尾の町中でおわらの風の盆を肴に他愛もない話題を投げ合って逢瀬を楽しむ。これこそ最上の贅沢な瞬間だ。
2時間半待って辺りがすっかり夕闇に包まれた頃、鏡町の子供達も混じった踊りが始まった。前回は子供の参加はなかったがこれはこれで賑わいがあってよかった。
それが終わるとまたまた、階段に座ったまま2時間近くも待ちわびた。
二年前に見た、艶と華やかさが定評の大人の静(性)の踊りは日本舞踊に全く無関心だった男には衝撃的なインパクトがあった。今日も同じようにその衝撃の瞬間を味わえるかどうか、一緒に踊り見物に参加した仲間にどのようなインパクトをあたえるのか、きわめて興味津々・・・
その瞬間が21:30過ぎにやってきた。やっぱり感動した。3人の仲間も想像以上の踊りの神秘性に感動したようだ。これだけは自分の目で見ないと伝わらない感動!
静の踊りの艶としなやかさと男らしさ、女らしさ!
22:30、大満足のお土産を詰めた帰り道で新西町の町流しにも遭遇!もういいよと叫びたいくらい贅沢この上ない踊り見物の旅が満喫できた。
体調の心配をよそに陽子さんも満足してだいぶ元気を取り戻したようだ。
ホテルに着くと24:00を回っていた。
お天気の神様に感謝!