昨日外来で貰って来た薬を調べてたら、1品不足していたことに気付き、独協医大第一外科 に連絡。鎮痛剤(ワントラム錠)を取りに行くことになった。周りから車に乗るなと云われているが、大っぴらの内緒でアクアを運転。行く時は少し気分が悪くなったが、帰りはなんともなく、ポカポカ陽気に絆され、今年初めてカークーラーの世話になった。 今迄なら帰り道のこの時間であれば、丸亀製麺の釜揚げうどんか、佐野ラーメンを啜りたいところだが、体調の心配もあり何も食べないというか食べられない。それがちょっと辛い。 車の運転は駄目と云われても運転しでかした序に、帰宅前に気になるお花を見に寄道した。
先ずは緑地公園の西のサンランド栃木の裏、北斜面に咲くヤシオツツジ。この時期に満開になるのは珍しい。数年前IKE先生に教えて貰ったのが始まり、去年は傍にある農家の方と独協医大第一外科に入院中に意気投合し、退院したあと農作物を沢山分けていただいたっけ。昨年は花の最盛期を見損なってしまったが、今日はほぼ満開で、蕾の石楠花やカタクリの群落(紫の絨毯)も一緒に見られた。この花も来年は観られ無くなるのかと思うとちょっぴり悔しい。急に花の好きな友達に紹介したくなったが、今、電話連絡しても俺みたいに暇人はそうはいないだろうし、、、でも此処を知る人も少なかろうし勿体無いと地団駄を踏む思い。 響きの森に足を入れると舞台を改装修繕しているSUZさんの処の社員さんがいた。「来月10日にここを使わせてもらいます」と挨拶すると、「それまでに工事が出来上がっていればいいんですけれど」と丁寧な返事が返って来た。 次に太山寺の本堂の裏に咲く阿亀桜(おかめざくら)と沈丁花と枝垂れ梅に車で乗り込む。阿亀桜は残念ながら盛りを過ぎて木の下が花筏状態。沈丁花と枝垂れ梅は、今年はあまり花付きが良くないようだ。表に回って3代将軍家光の側室で4代将軍家綱の生母お楽の方の植えたものと云われるしだれ桜は満開を迎えたようだ。
家に帰り、少し疲れたのでTVを観ながらゆっくり休んでいた。PM5時前、携帯にSOE女子から「旦那と一緒に緑地公園にいるのよ」と電話が入った。以心伝心とばかり「直ぐに行くから待ってて!」と電話を切ると、移動する間もなく、又も携帯に着信の音色が響く。観光ボランティアのTAN女子からだった。TANさんには来々週の14日(土)にボランティア仲間と野の花見物の約束を取付け、SOE=マーちゃんの処に急いだ。彼女は大平中学校の同級生。しかも電話してくれたお二人は、偶然にも昼間花見物に誘いたいと思っていた人だった。
まず山際に咲く数本のヤシオツツジの処にご案内。思っていたとおり、マーちゃんご夫婦はこの時期、一ヶ月早い開花、しかも満開のヤシオツツジ(アカヤシオ)に驚いていた。見せてよかったとボランティア気取り!で案内者もご満悦。。。然も もう一つの驚きにも遭遇! 道端で野良仕事をしていた人に「花を見せてください」と声を掛けると、その人が、何と独協医大で入院中に知り合ったOHOさん本人だった。全くの偶然で、「今日はこの花を見に知人を連れて来たんだけど、時間が無いのでまた後日伺います」すると「だいぶ痩せたようだね」即座に「余命半年って、、、先を急ぐので又!」と告げると、同病の誼で無言の相槌。「このホウレンソウ持っていきな」とたっぷりダンボール箱に刈取って詰めてくれた。 申訳ない! ありがとう! 知人の分も考えたにしてもそれにしても少し多すぎる!
続いて遊覧道路の脇、響きの森に繋がるでこぼこ道に乗り入れた。天辺のドームを目指す。 ドームに繋がるこの道がまたスリル満点! 脇に乗った人は殆ど車の中でびくつく。車から降りてビニールドームの中に入って、「あまり綺麗じゃないけれど これぞ大人の栖! 夢舞台! 如何ですか?」に マーちゃんもご主人も「太平山の中にこんなところがね!?」とビックリされてしかも納得のご様子。見晴らしのいい手造りの山小屋「お山の大将」からの栃木市内の眺めと、山の自然の地形を利用した響きの森の工事中の舞台、4方に配置されたスピーカーを繋ぐ手造りのミキサー室兼休憩室、舞台の脇の北欧から輸入の組立ミニハウスなど、これらを司る栃木の奇人達の存在をどう思われたことだろうか。
取敢えず一方的な案内だったが案内出来てよかった。家に帰りブログを書いてて気付いた。 頂いたホウレンソウを渡すことをすっかり忘れていた。明朝届けよう。
終幕近くなったら誰にも逢いたくないので、残された時間を色濃く生きなくっちゃ。 そう考えると、食べられなくても元気が湧いてくるから人間って不思議な生き物だ! |