社会保険労務士として中小企業を中心に「人を活かす」お手伝いをしています。そして、父から受け継いだ家庭菜園以上農家未満の畑で無農薬の野菜を作って知人におすそ分けしています。
 
2011/06/17 7:14:05|労務
就業規則は重要?
自分の会社の就業規則を見たことがありますか?

社長さんはもちろんあるはずです(自分で作ったのですから)。

しかし、見たことはあってもその内容を覚えてるかというと・・・

「そういえばだいぶ前に作ったな」とか「社労士に作ってもらってそのままだ」「どこかで雛形を手に入れて、それにちょっと手を加えて監督署に提出した」といった感じでしょうか。

こんな影の薄い就業規則が会社の経営を左右するくらい重要なものだと知っていたでしょうか?しかも、一度作成しただけで見直しをしていない就業規則がどれほど危険かも。

ちなみに就業規則は全員に周知させなければいけません。つまり、誰かが見ようと思った時にいつでも見えるようにしておかなければならないのです。

次回は具体例を挙げてご紹介します。









2011/06/13 17:51:48|労務
会社に対する助成金B
助成金は大きく3つのタイプに分ける事ができます。

@やらなくてはいけないことをやって貰えるもの。

例えば「育児休業給付金」。育児介護休業法により、従業員が育児休業の取得を希望してきた場合、要件に該当すれば拒む事はできません。こんなときは是非とも助成金を申請すべきです。

A準備しておいて該当すれば貰えるもの

例えば「トライアル雇用奨励金」。これは予めハローワークにこの助成金を貰うための求人票を出しておかなければいけませんが、採用した結果、要件に該当すれば貰えます。

Bやらなくてもいいことをやって貰えるもの。

これには注意が必要です!

例えば従業員の定年を引き上げたりすると貰える助成金があります。現在は定年60歳の会社が定年を70歳に引き上げると120万円(会社の規模、人数により)貰えたりします。
「じゃあ、うちも定年を70歳にしよう!」
と思うかもしれません。

しかし、考えてみてください。

現在は65歳までしか継続雇用が義務付けられていません。しかも、60歳で定年・再雇用といったように、そこで一度労働条件などの見直しが可能です。

では、定年を70歳にするというのはどういうことでしょうか?

定年・再雇用の際に労働条件の変更が出来なくなり、これまでのように高い給与水準のまま雇用し続けなければならなくなります。60歳時点と70歳時点で同じ仕事量をこなせるなら問題ないかもしれませんが、一般的には仕事能力は低下すると言わざるを得ません。

このように、「ある制度を作れば助成金が貰える」といったものを良く見かけますし、そういった助成金で営業をしている社労士の先生もいらっしゃいます(それを否定するわけではありませんが)、私はこのBの助成金はあまりお勧めしていません。というのも、助成金が貰えるというメリットが前面に出てしまい、数年後、数十年後の会社経営を考えると、デメリットの方が大きくなる可能性があるからです


このように目先の利益に飛びつき将来的なリスクを抱えるのであれば、助成金に頼らず会社経営に集中して本業で利益をあげて頂いたほうが会社のために良いと思います。そもそも「助成金を貰うために制度を変える」というのは本末転倒です。「制度を変えようと思ったら助成金の要件に該当した」というのならば胸を張って助成金を申請してください。

















2011/06/11 18:37:24|その他
仙台(最終日)
今日はお昼に研修が終わり、帰りのバスまで時間があったのでクリネックススタジアム宮城に楽天イーグルスの試合を見に行きました!

朝は雨が降っていたのに、午後は気温もぐんぐん上昇し、汗だくになってました。

私はあのスタジアムの熱気や雰囲気が好きですね〜。ただ、急遽見に行こうと決めてチケットを買ったので、席が熱狂的な楽天ファンの真ん中となり、どうしたらいいものかわからず、あたふた…。

バスの時間もあったので途中で帰ってきましたが、満足でした。ちなみに試合は楽天が中日に逆転勝ちしました!

がんばれ楽天イーグルス!!
(特に楽天ファンというわけではないのですが…)







2011/06/11 8:29:48|その他
仙台(二日目)
昨日は二日目の研修終了後、友人の住む塩釜に行って来ました。

塩釜は他の被災地に比べて津波による犠牲者は少ないものの、今でも電気が通ってない所も多く、道路脇には壊れた車や陸に乗り上げた船が放置されたままになっていたり、ガードレールはぐにゃぐにゃと、津波の爪痕が至るところに見受けられました。

ふと気づいたのは、震災から3ヶ月経つにもかかわらず、塩釜に向かう電車の中や居酒屋で周りの人達が話しているのは震災についてばかりでした。

今、被災地では瓦礫の撤去が急ピッチで進められています。家を流され全てを失った被災者の方たちもそれを手伝っているのですが、作業ですぐにシャツがダメになり、着替えたくても着るものもない、買いに行きたくても車も流されて行けない、店に行っても品薄状態…そんな状況だそうです。

「水道から水が出る、電気がつく、ガスが使える。そんな当たり前だった事がすごくうれしい」と友人は言ってました…

これから研修最終日です!







2011/06/09 22:42:22|その他
仙台!
本日から3日間、研修のため仙台に来ています。

晩御飯には「利久」で牛タン定食を食べました(写真は横向きですが…)。

明日は丸一日研修を受けた後でこっちの友人と会う予定です。

仙台駅周辺は甚大な被害に遭った被災地と近いにも関わらず、大地震があったとは思えないほど普通です。
それはそうと、人混みが苦手な私は少しホームシックです…。