いらっしゃいませ。ここは、聖書を真面目に勉強したい人たちの交流の場です。 まだ、よちよち歩きですがよろしくお願いします。管理者
 
2007/01/12 16:09:51|聖書
横道W  過越しの出来事3
 聖書の引用は「出来事2」の続きである。
モーセによる命令の伝達と過越しの結果が記録されている。出エジプト記12章21節以後の記事である。

そこで、モーセはイスラエルの長老たちをみな呼び寄せて言った。
「あなたがたの家族のために羊を、ためらうことなく、取り、過越のいけにえとしてほふりなさい。
ヒソプの一束を取って、鉢の中の血に浸し、その鉢の中の血をかもいと二本の門柱につけなさい。朝まで、だれも家の戸口から外に出てはならない。

主がエジプトを打つために行き巡られ、かもいと二本の門柱にある血をご覧になれば、主はその戸口を過ぎ越され、滅ぼす者があなたがたの家にはいって、打つことがないようにされる。
あなたがたはこのことを、あなたとあなたの子孫のためのおきてとして、永遠に守りなさい。

また、主が約束どおりに与えてくださる地にはいるとき、あなたがたはこの儀式を守りなさい。

あなたがたの子どもたちが『この儀式はどういう意味ですか。』と言ったとき、
あなたがたはこう答えなさい。『それは主への過越のいけにえだ。
主がエジプトを打ったとき、主はエジプトにいたイスラエル人の家を過ぎ越され、私たちの家々を救ってくださったのだ。』」すると民はひざまずいて、礼拝した。

こうしてイスラエル人は行って、行なった。
主がモーセとアロンに命じられたとおりに行なった。

真夜中になって、主はエジプトの地のすべての初子を、王座に着くパロの初子から、地下牢にいる捕虜の初子に至るまで、また、すべての家畜の初子をも打たれた。

それで、その夜、パロやその家臣および全エジプトが起き上がった。
そして、エジプトには激しい泣き叫びが起こった。
それは死人のない家がなかったからである。

パロはその夜、モーセとアロンを呼び寄せて言った。
「おまえたちもイスラエル人も立ち上がって、私の民の中から出て行け。
おまえたちが言うとおりに、行って、主に仕えよ。
おまえたちの言うとおりに、羊の群れも牛の群れも連れて出て行け。そして私のためにも祝福を祈れ。」

エジプトは、民をせきたてて、強制的にその国から追い出した。人々が、「われわれもみな死んでしまう。」と言ったからである。

この続きに関心がある方は、聖書を直接開いて読んでくださいネ。







2007/01/12 0:52:52|聖書
横道V  過越しの出来事2
 聖書の引用は「出来事1」の続きである。

主による種を入れないパンの祭りの命令であるが、神の裁きが通り過ぎた(過越した)事への感謝の祝いだという。  
出エジプト記12章14節以後の記事である。

この日は、あなたがたにとって記念すべき日となる。
あなたがたはこれを主への祭りとして祝い、代々守るべき永遠のおきてとしてこれを祝わなければならない。

あなたがたは七日間種を入れないパンを食べなければならない。
その第一日目に、あなたがたの家から確かにパン種を取り除かなければならない。

第一日から第七日までの間に種を入れたパンを食べる者は、だれでもイスラエルから断ち切られるからである。

また第一日に聖なる会合を開き、第七日にも聖なる会合を開かなければならない。
この期間中、どんな仕事もしてはならない。
ただし、みなが食べなければならないものだけは作ることができる。

あなたがたは種を入れないパンの祭りを守りなさい。
それは、ちょうどこの日に、わたしがあなたがたの集団をエジプトの地から連れ出すからである。

あなたがたは永遠のおきてとして代々にわたって、この日を守りなさい。
最初の月の十四日の夕方から、その月の二十一日の夕方まで、種を入れないパンを食べなければならない。
七日間はあなたがたの家にパン種があってはならない。

だれでもパン種のはいったものを食べる者は、在留異国人でも、この国に生まれた者でも、その者はイスラエルの会衆から断ち切られるからである。
あなたがたはパン種のはいったものは何も食べてはならない。
あなたがたが住む所ではどこででも、種を入れないパンを食べなければならない。







2007/01/11 20:45:00|聖書
横道U  過越しの出来事1
 過越しの出来事は、モーセの時代にまで遡らねばみられない。
次の文章は、主による過越しの予告であり、出エジプト記12章1節以後に記されている記事である。

 主は、エジプトの国でモーセとアロンに仰せられた。
「この月をあなたがたの月の始まりとし、これをあなたがたの年の最初の月とせよ。

 イスラエルの全会衆に告げて言え。この月の十日に、おのおのその父祖の家ごとに、羊一頭を、すなわち、家族ごとに羊一頭を用意しなさい。
もし家族が羊一頭の分より少ないなら、その人はその家のすぐ隣の人と、人数に応じて一頭を取り、めいめいが食べる分量に応じて、その羊を分けなければならない。

あなたがたの羊は傷のない一歳の雄でなければならない。それを子羊かやぎのうちから取らなければならない。
あなたがたはこの月の十四日までそれをよく見守る。

そしてイスラエルの民の全集会は集まって、夕暮れにそれをほふり、その血を取り、羊を食べる家々の二本の門柱と、かもいに、それをつける。

その夜、その肉を食べる。すなわち、それを火に焼いて、種を入れないパンと苦菜を添えて食べなければならない。
それを、生のままで、または、水で煮て食べてはならない。
その頭も足も内臓も火で焼かなければならない。
それを朝まで残してはならない。朝まで残ったものは、火で焼かなければならない。
あなたがたは、このようにしてそれを食べなければならない。
腰の帯を引き締め、足に、くつをはき、手に杖を持ち、急いで食べなさい。
これは主への過越のいけにえである

その夜、わたしはエジプトの地を巡り、人をはじめ、家畜に至るまで、エジプトの地のすべての初子を打ち、また、エジプトのすべての神々にさばきを下そう。わたしは主である。
あなたがたのいる家々の血は、あなたがたのためにしるしとなる。
わたしはその血を見て、あなたがたの所を通り越そう。わたしがエジプトの地を打つとき、あなたがたには滅びのわざわいは起こらない。







2007/01/11 9:18:13|聖書
少し横道に入ろう 1
昨日の記事で、過越しの祭りという言葉が出てきたが、聖書の世界の中の、この祭りの意味するところが重大になりそうな予感がするので、少し、調べて置きたい。

先ず「過越」という言葉が、聖書に何回登場するのか調べてみた。(ひまだね〜)
マタイによる福音書   4回
マルコによる福音書   4回
ルカによる福音書    8回
ヨハネによる福音書   9回
使徒の働き        1回
コリント人への手紙T  1回
ヘブル人への手紙    1回
新約  計        28回

出エジプト記       6回
レビ記           1回
民数記         10回
申命記          4回
ヨシュア記        2回
列王記U         3回
歴代誌         17回
エズラ記         3回
旧約  計       46回

聖書の中に、74回も登場する。ユダヤ民族、或いはイスラエル民族に対し、「過越」という歴史が重大な影響を与えてきたかが想像されます。

では、その歴史の原因となった出来事は何なのか。
長くなってしまうので、次のページ以後をみてください。







2007/01/11 0:19:35|聖書
人々も両親も驚いた
イエスが十二歳になられたとき、人々も両親も驚かせ、神と人とに愛された。

次の文章は、ルカ2章40節以後である。

幼子は成長し、強くなり、知恵に満ちて行った。神の恵みがその上にあった。

さて、イエスの両親は、過越の祭りには毎年エルサレムに行った。
イエスが十二歳になられたときも、両親は祭りの慣習に従って都へ上り、祭りの期間を過ごしてから、帰路についたが、少年イエスはエルサレムにとどまっておられた。両親はそれに気づかなかった。

イエスが一行の中にいるものと思って、一日の道のりを行った。それから、親族や知人の中を捜し回ったが、見つからなかったので、イエスを捜しながら、エルサレムまで引き返した。

そしてようやく三日の後に、イエスが宮で教師たちの真中にすわって、話を聞いたり質問したりしておられるのを見つけた。

聞いていた人々はみな、イエスの知恵と答えに驚いていた。

両親は彼を見て驚き、母は言った。「まあ、あなたはなぜ私たちにこんなことをしたのです。
見なさい。父上も私も、心配してあなたを捜し回っていたのです。」

するとイエスは両親に言われた。「どうしてわたしをお捜しになったのですか。わたしが必ず自分の父の家にいることを、ご存じなかったのですか。」

しかし両親には、イエスの話されたことばの意味がわからなかった。
それからイエスは、いっしょに下って行かれ、ナザレに帰って、両親に仕えられた。
母はこれらのことをみな、心に留めておいた。

イエスはますます知恵が進み、背たけも大きくなり、神と人とに愛された。