聖書の引用は「出来事2」の続きである。 モーセによる命令の伝達と過越しの結果が記録されている。出エジプト記12章21節以後の記事である。
そこで、モーセはイスラエルの長老たちをみな呼び寄せて言った。 「あなたがたの家族のために羊を、ためらうことなく、取り、過越のいけにえとしてほふりなさい。 ヒソプの一束を取って、鉢の中の血に浸し、その鉢の中の血をかもいと二本の門柱につけなさい。朝まで、だれも家の戸口から外に出てはならない。
主がエジプトを打つために行き巡られ、かもいと二本の門柱にある血をご覧になれば、主はその戸口を過ぎ越され、滅ぼす者があなたがたの家にはいって、打つことがないようにされる。あなたがたはこのことを、あなたとあなたの子孫のためのおきてとして、永遠に守りなさい。
また、主が約束どおりに与えてくださる地にはいるとき、あなたがたはこの儀式を守りなさい。
あなたがたの子どもたちが『この儀式はどういう意味ですか。』と言ったとき、 あなたがたはこう答えなさい。『それは主への過越のいけにえだ。 主がエジプトを打ったとき、主はエジプトにいたイスラエル人の家を過ぎ越され、私たちの家々を救ってくださったのだ。』」すると民はひざまずいて、礼拝した。
こうしてイスラエル人は行って、行なった。 主がモーセとアロンに命じられたとおりに行なった。
真夜中になって、主はエジプトの地のすべての初子を、王座に着くパロの初子から、地下牢にいる捕虜の初子に至るまで、また、すべての家畜の初子をも打たれた。
それで、その夜、パロやその家臣および全エジプトが起き上がった。 そして、エジプトには激しい泣き叫びが起こった。 それは死人のない家がなかったからである。
パロはその夜、モーセとアロンを呼び寄せて言った。 「おまえたちもイスラエル人も立ち上がって、私の民の中から出て行け。 おまえたちが言うとおりに、行って、主に仕えよ。 おまえたちの言うとおりに、羊の群れも牛の群れも連れて出て行け。そして私のためにも祝福を祈れ。」
エジプトは、民をせきたてて、強制的にその国から追い出した。人々が、「われわれもみな死んでしまう。」と言ったからである。
この続きに関心がある方は、聖書を直接開いて読んでくださいネ。
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