この部分は、羊飼いたちについて調べている過程で、驚くような知らせが届けられたのは、どんな人たちが優先されたのかを考えていたときに、預言された言葉として認識した文章でした。
場所は、イエスが育ったナザレ地方の会堂です。 「いつもの通り」 と書いてありますから、 すでに何回も人々の前で話をするようになっていたようです。 イザヤの書が渡されたので、「恵を知らせる」事を預言したこの部分を開いたのでしょう。 そして、今日の話の冒頭で 「きょう、聖書のこのみことばが、あなたがたが聞いたとおり実現しました。」 と宣言したのでした。聖書の文章をどうぞ。
それから、イエスはご自分の育ったナザレに行き、いつものとおり安息日に会堂にはいり、朗読しようとして立たれた。 すると、預言者イザヤの書が手渡されたので、その書を開いて、こう書いてある所を見つけられた。 「わたしの上に主の御霊がおられる。 主が、貧しい人々に福音を伝えるようにと、わたしに油を注がれたのだから。 主はわたしを遣わされた。 捕われ人には赦免を、盲人には目の開かれることを告げるために。 しいたげられている人々を自由にし、主の恵みの年を告げ知らせるために。」
イエスは書を巻き、係の者に渡してすわられた。会堂にいるみなの目がイエスに注がれた。 イエスは人々にこう言って話し始められた。「きょう、聖書のこのみことばが、あなたがたが聞いたとおり実現しました。」 みなイエスをほめ、その口から出て来る恵みのことばに驚いた。 ルカによる福音書 4章16〜22
おそらく、イエスはこの時、 「主の恵み」 の実現に、ご自身が深く関わることを、はっきり意識しておられたことでしょう。 あなたの感想を、あなたの気付きを、教えてください。
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