新年日曜礼拝
私たちの教会の今年の御言葉(年間聖句)が与えられました。 詩篇46篇1、2節です。 元旦礼拝にもお話致しましたように、偉大なる神という避け所・力・助けがそこにあるので、私は恐れないという事でありました。
(世界規模の不況と身近なグローバル世界) しかしこの世を見た時に、いまだかつて見た事もないような経済危機が直面していて、それらを前にして進んで行かなければならないのです。 D.宣教師来日予定が、資金調達遅れによって2週間遅れになりました。 景気が悪いのは日本経済だけではなく、いわゆるグローバルと言われる世界同時不況なのです。 大変な時期です。 「全世界に出て行って・・・・・」という御言葉がありますが、世界的規模で動く時代、グローバルな時代が来ているのです。
(神の力) このような時、私たち自身に与えられる神の力とはどの様なものかを確認しておきましょう。 先ず、神(の力)は信じる私達を造り変えます。 パウロが、Tコリント1章18節で「十字架のことば、・・・・・・、救いを受ける私たちには、神の力です。」と証言し、更にエペソ1章19節で「神の全能の力の働きによって私たち信じる者に働く神のすぐれた力がどのように偉大なものであるかを、あなたがたが知ることができますように。」と祈りました。 パウロは、ダイナマイトのような神の力を、既に経験して知っていたからです。 十字架と復活で現わされた福音は、人々を変え続け、キリストの誕生を境にして、「BC・AD」と歴史年号の数え方を変えさせた程です。
(身近で起る事) 神の力が私達にもたらすものを三つ挙げてみました。 @罪の帳消し――福音は、過去の罪を帳消しにします。 過去の失敗や罪にこだわって手放せないでいると、今を活き活きと生きられないのです。 コロサイ2章14節でパウロは「私たちを責め立てている債務証書を無効にされたからです。神はこの証書を取りのけ、十字架に釘づけにされました。」と言っています。 罪の責任を拭い去り、今を生きるように過去から開放したのです。 A問題に勝つ力――問題に打ち勝つ力を与えます。 問題の無い人生はありません。 問題を自分の力、自分の能力、経験などで解決しようとする所に次の問題が発生し残ります。 それを止めて神の力に信頼するのです。 ローマ8章37節にも「私たちを愛してくださった方によって・・・・・・圧倒的な勝利者となるのです。」とありますように、私たちにはその問題を神の御手に委ねる事が赦されているのです。 神に訴え、信頼して待つなら、途方に暮れることなく導いて下さるという確信が与えられ、やがて解決が与えられます。 B人格を変える――私の人格を作り変えます。 私たちは変えられるものなら変えたい癖(性格)を持っています。 それを変えられたいと願い求めるなら、神がそれをして下さると信じる者です。 それは聖書の御言葉と聖霊の助けに焦点を合わせて、神の導きに従い続ける事です。 その事によってガラテヤ5章22節「御霊の実は、愛、喜び・・・・・・」のような御霊の実が結ばれていくと確信するのです。
(神の力の実現) 最後に神の力が私に働くためには何が必要かという事です。パウロはローマ12章2節で「心の一新によって自分を変えなさい。」と語りました。 さらに具体的に言えば、私の内側には自分中心的な物の見方・考え方がありますが、それを聖霊が気付かせて下さる時があります。 気付いた事柄を悔改めて方向転換をし、聖書のみ言葉を自分のものとして受け入れていく事が必要なのです。 一度に全ての古い自分を渡しきれないかもしれませんが、「信仰と心の一新による」事を求められています。 その時に神の力が内に働いて生き方に変革が起り、家族が回復し、教会が生き返り、変えられていくのであります。
今年こそ、こうした神の恵みを、味わい続ける年で受け続ける年でありたいですね。 詩篇46篇1〜2節 |